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ナチスが台頭する前のドイツがソ連と友好的だったのは英国という敵がいたから(櫻井ジャーナル)
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投稿者 赤かぶ 日時 2021 年 5 月 11 日 13:16:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

ナチスが台頭する前のドイツがソ連と友好的だったのは英国という敵がいたから
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202105110001/
2021.05.11 櫻井ジャーナル

 ボルシェビキがソ連を作り出してからドイツでナチスが台頭するまでの期間、ソ連とドイツとの関係は良好だった。その理由を理解するためには1917年のロシアにおける二月革命と十月革命、その背後で暗躍していたイギリスの情報機関について知る必要がある。

 崩壊する直前の帝政ロシアは大地主と産業資本家によって支えられていたのだが、第1次世界大戦において、このふたつの柱の利害は対立していた。産業資本家はイギリスと組んでドイツと戦うことに賛成していたのだが、大地主は戦争に反対していたのだ。大地主の代弁者的な人物がグレゴリー・ラスプーチンという修道士である。

 やはり戦争に反対していた皇后は1916年7月13日にラスプーチンへ電報を打つが、それを受け取った直後にラスプーチンは見知らぬ女性に腹部を刺されて入院してしまう。8月17日に退院するが、その前にロシアは参戦していた。

 そして1916年12月16日、ラスプーチンは暗殺される。川から引き上げられた死体には3発の銃弾を撃ち込まれていた。最初の銃弾は胸の左側に命中、腹部と肝臓を貫いた。2発目は背中の右側から腎臓を通過。3発明は前頭部に命中し、これで即死したと見られている。暗殺に使用された銃弾はイギリスの軍用拳銃で使われていたものだった。

 暗殺したのはフェリックス・ユスポフという有力貴族を中心とするグループだったが、その背後にはイギリスの情報機関MI6が存在していたのだ。

 ロシアをドイツとの戦争へ引きずり込みたいイギリス外務省は1916年にサミュエル・ホーアー中佐を中心とするMI6のチームをロシアへ送り込んでいる。その中にステファン・アリーとオズワルド・レイナーが含まれていた。アリーの父親はロシアの有力貴族だったユスポフ家の家庭教師で、アリー自身はモスクワにあったユスポフの宮殿で生まれている。レイナーはオックスフォード大学時代からユスポフと親密な関係にあった。イギリスはロシアをドイツとの戦争に引きずり込もうとしていた。

 イギリス外務省のお抱え運転手だったウィリアム・コンプトンの日記によると、彼はレイナーをユスポフの宮殿へ1916年の10月の終わりから11月半ばにかけて6回にわたり運んだという。またユスポフは1916年12月19日にレイナーと会ったと書き残している。(Joseph T. Fuhrmann, “Rasputin,” John Wiley & Son, 2013)

 ラスプーチンが殺されて間もない1917年3月にロシアでは二月革命があり、資本家を後ろ盾とするカデット中心の臨時革命政府が成立する。労働者や兵士を支持母体とするメンシェビキも「ブルジョア革命」を目指していた。そして戦争は継続することになる。

 その結果、ドイツは両面作戦を続けなければならなかった。そこで目をつけたのが即時停戦を主張していたボルシェビキだ。そこで国外に亡命していたボルシェビキの指導者32名をドイツは1917年4月に「封印列車」でロシアへ運んだ。そうした指導者のひとりがウラジミル・レーニンだ。その後、紆余曲折を経て十月革命でボルシェビキ政権が誕生、ドイツとの戦争を止めることになるのだ。

 しかし、ドイツ軍は迅速に部隊を西側へ移動させられなかったことやアメリカの参戦もあって1918年11月に敗北する。その3カ月前にイギリス、フランス、アメリカ、そして日本などはロシアに軍隊を派遣して干渉戦争を始めている。

 そうした経緯があるため、アドルフ・ヒトラーが出てくるまでドイツとソ連との関係は悪くなかった。米英の金融資本と結びついていたのはロシアの臨時革命政府やナチスだ。シティやウォール街がナチスを支援した理由はドイツとソ連を戦わせることにあったと言えるだろう。


 

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コメント
1. 2021年5月11日 14:03:58 : UeSyEXxN3U : UzN1MGVWOXVVLnc=[9] 報告
ワイマール共和国の根幹を形成していたのは、ユダヤ人たち、そしてソ連の根幹を形成していたのも、米金融筋の支援を受けたユダヤ人たちだった。

英国の影の支配者、ロスチャイルド一派、彼らが狙っていたことは、ドイツ人とロシア人を戦わせて、互いに殲滅しあうことだ。

もちろん、ナチスの台頭にも、またしても、ユダヤ人が暗躍したことは、言うまでもない。

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