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プーチン大統領 がん?「甲状腺の病気の可能性」とロシア独立系メディア
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/04/04/kiji/20220404s00042000144000c.html
2022年4月4日 05:30 スポニチ
ロシアのプーチン大統領（AP）Photo by ＡＰ
ロシアのプーチン大統領が甲状腺の病気を患っている可能性があると、同国の独立系メディアで調査報道に定評がある「プロエクト」が3日までに報じた。プロエクトは、プーチン氏の別荘があるソチを複数の甲状腺専門医らが訪れていたことを記録した文書を入手。2016年から20年までの4年間で、甲状腺がん専門医が35回訪れて、プーチン氏と166日間一緒に過ごしたと伝えた。
プーチン氏の健康状態を不安視する声は以前から上がっていた。プロエクトによれば、16年から17年にかけて平均5人だったソチでの同行医師が19年には平均9人に増加。体調の悪化の傾向がうかがえる。がん専門医だけでなく、記録では、4年間で59回訪れた耳鼻咽喉科医もいるという。
プロエクトは、プーチン氏が昨年9月後半に公の場に姿を現さなかった期間に、甲状腺に関する手術を受けていたとも報道。プーチン氏と病気をひも付ける裏付けとして、20年7月の国立内分泌学医療研究センター所長との対談を挙げた。そこでプーチン氏は、甲状腺がんへの関心を公に示していたという。
甲状腺の病気が疑われる要因として、プーチン氏の顔つきの変化もある。大統領に初当選した2000年代はシャープな顔立ちだったが、ここ数年、輪郭が丸くなり表情が乏しくなった。英紙デーリー・テレグラフは甲状腺疾患の治療の副作用と指摘。同紙は副作用のひとつとして攻撃性の増加を挙げており、ウクライナ侵攻との関連を推測している。
プーチン氏は民間療法にも頼っている。シベリアのアルタイ地方には、シカの血に若返りや体力向上の効果があると伝わっている。住民はシカの角を切って、そこから出る血を飲んだり、血の風呂に入浴したりしている。プーチン氏も長年、その“シカの血健康法”を行っている。現在も甲状腺疾患の治療のためにシカの血風呂に漬かっていると言われる。
ロシア政府はプーチン氏は健康だと主張し続けている。戦局を左右しかねないプーチン氏の体調。その真相に注目が集まる。
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