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最美の音楽は何か? _ シューマン『幻想小曲集 作品12 第1曲 夕べに 変ニ長調、第3曲 なぜに 変ニ長調』
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/370.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 8 月 11 日 08:32:54: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 最美の音楽は何か? _ シューマン『ヴァイオリンソナタ第2番 ニ短調 作品121』 投稿者 中川隆 日時 2021 年 8 月 10 日 15:33:25)

シューマン『幻想小曲集 作品12 第1曲 夕べに 変ニ長調、第3曲 なぜに 変ニ長調』


Wilhelm Backhaus play Schumann "Des Abends" - "Warum?"
from Fantasiestucke Op. 12, No.1 and No. 3


Wilhelm Backhaus (March 26, 1884 -- July 5, 1969)
recorded Ossiach, 28 June 1969 (the last recital - encores)




Wilhelm Backhaus´ last solo recitals from June 26/28, 1969 / side 1




Wilhelm Backhaus´ last solo recitals from June 26/28, 1969 / Side 2



1969年6月26日と28日にオーストリアのケルンテン州オシアッハの修道院教会(シュティフト・キルヘ)の再建記念コンサートがバックハウス生涯最後のリサイタルとなりました。


26日のコンサートは無事終了しましたが、28日のコンサートでベートーヴェンのピアノ・ソナタ第18番の第3楽章を弾いているときに心臓発作が起きて中断、彼は「気分が悪いので少し休ませてください」と言い残して、第4楽章を弾かずに舞台から控室へ戻りました。後半の曲目をシューマンの「幻想小曲集」から「夕べに」と「なぜに」に変更して再び休憩へ。控室では医師から演奏を止めるように強く勧められましたが、バックハウスはこれを退け、


「今夜の演奏会はシューベルトを弾いて終わりにしたい。」と。


そして再び舞台へと戻りました。シューベルトの即興曲 D935-2を弾き終えてステージを去ると、そのまま病院へ搬送されましたが意識を失い、1週間後の7月5日にオーストリア南部のフィラッハで亡くなりました。85歳でした。


それでは今日の曲です。バックハウスが最後の演奏会で、最後に弾いたというシューベルトの即興曲変イ長調 D935-2です。これが彼の生涯最後の演奏となりました。


シューベルト:4つの即興曲 D935より 第2曲 Allegretto (5分27秒)
/ ヴィルヘルム・バックハウス (Pf) (1969年6月28日 オシアッハでの演奏会)


最初にドイツ語で(司会の人?)ナレーションが入って、バックハウスが登場したときの拍手から入っています(演奏は4分30秒くらいまで)。私は彼のこのときの演奏を今回初めて聴きましたが、とても感動しました。4分過ぎからの最後の方の弱音のなんと美しいことか・・・
https://ameblo.jp/endless-sorrow628/entry-12609078001.html
 

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コメント
1. 2021年8月11日 08:36:54 : Byxbbc4XKU : WE51OVA5THEuZlU=[14] 報告
コルトー


Schumann Fantasiestucke Des Abends Cortot Rec 1937.wmv
Rec 1937










2. 中川隆[-17295] koaQ7Jey 2021年8月11日 08:47:00 : Byxbbc4XKU : WE51OVA5THEuZlU=[15] 報告
リヒテル


Sviatoslav Richter plays Schumann Fantasiestucke Op. 12 (1956) New Transfer and Remaster







00:00 - I. Des Abends
04:08 - II. Aufschwung
06:58 - III. Warum?
*IV missing... unfortunately*
10:16 - V. In der Nacht
*VI missing, again... *
14:01 - VII. Traumes-Wirren
16.07 - VIII. Ende vom Lied



Sviatoslav Richter - Schumann - Fantasiestücke, Op 12




Fantasiestücke, Op 12

1 Des Abends
2 Aufschwung
3 Warum?
4 Grillen
5 In der Nacht
6 Fabel
7 Traumes Wirren
8 Ende vom Lied

Sviatoslav Richter, piano
Recorded live, 1956




幻想小曲集(Fantasiestücke)作品12は、ロベルト・シューマンが1837年に作曲した、8曲からなるピアノ曲集。タイトルの通り、一つ一つの曲は幻想的な情緒に満ちており、それぞれに文学的な標題が付けられている[1]。

なお、シューマンの作品で「幻想小曲集」と銘打たれているものは他にも作品73(クラリネットとピアノ)、作品88(ピアノ三重奏)、作品111(ピアノ独奏)がある。


曲の構成

第1曲 夕べに(Des Abends) 変ニ長調

Sehr innig zu spielen (非常に心を込めて弾く; Con molto sentimento)
3連符の伴奏の上に、もう1つ大きな単位の、アクセントの違う3連符の旋律が歌われる。つまり2拍子でありながら伴奏は2拍子、旋律は3拍子を感じさせ、それが複雑に絡み合うことで、独特の幻想味を醸し出している。


第2曲 飛翔(Aufschwung) ロンド形式 ヘ短調

Sehr rasch(極めて速く; Molto vivo)
曲集の中では、最も有名なものである。力強い冒頭が印象的。内声部に情熱的な旋律が歌われる主部と、Bでは変ニ長調に転じ、軽やかに高音部で歌われる。Cでは変ロ長調になり、幾分落ち着いたものとなる。学習者レベルにおいて、手が小さいと演奏困難で、味を出すにはそれ相応な技術が必要。


第3曲 なぜに(Warum?) 変ニ長調

Langsam und zart(ゆっくりそして優しく; Lento e teneramente)
標題の通り、問いかけるような主題が2声で進行する。


第4曲 気まぐれ(Grillen)

Mit Humor(ユーモアをもって; Con umore)
スケルツォの形をとる。変ニ長調であるが、変ロ短調(しかも属和音)で開始され、すぐに変ト長調となり、変イ長調を経て、16小節目でやっと変ニ長調が示されるなど、主部だけで十分に気まぐれ的な要素を含んでいる。中間部は変ト長調のコラールとなるが、やはり気まぐれなものである。ドイツ語タイトルは「グリルでの焼肉」つまり「バーベキュー」の意である。


第5曲 夜に(In der Nacht) ヘ短調

Mit Leidenschaft(情熱をもって; Appassionato)
波打つようなアルペッジョの伴奏に、断片的な旋律が顔を見せる。シューマンはこの曲集の中では最も気に入っており、クララにも最も演奏会に適した曲として薦めている。また、シューマンは自ら演奏する時には、ヘーローとレアンドロスの物語をイメージしているとクララ宛の書簡に記している[2]



第6曲 寓話(Fabel) ハ長調

Langsam(ゆっくり; Lento)
フェルマータを含む遅い部分と、スタッカートの速い部分が交替する。


第7曲 夢のもつれ(Traumes Wirren) ヘ長調

Äußerst lebhaft(極めて速く; Vivacissimo)
音はきわめて速く、軽やかに鍵盤上を駆け巡る。それは一時の夢を見ているようである。その弾きにくさからしばしば「指のもつれ」と揶揄される。中間部は変ニ長調のコラールとなり、下属調の変ト長調で主題再現、半音下のヘ長調に戻る。


第8曲 歌の終わり(Ende vom Lied) ヘ長調

Mit gutem Humor (適度なユーモアをもって; Con buon umore)
『クライスレリアーナ』でも見られるように、シューマンは曲集の最後でたびたびユーモアを用いた。オクターブが折り重なって音楽ができあがっていく様を、シューマン自身は「結婚式と葬式の鐘が入り混じって聞こえてくる」と表現した。コーダは瞑想的なコラールとなり、静かに鐘の余韻が響いて終わる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%BB%E6%83%B3%E5%B0%8F%E6%9B%B2%E9%9B%86%E4%BD%9C%E5%93%8112_(%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3)
3. 2021年8月11日 08:50:26 : Byxbbc4XKU : WE51OVA5THEuZlU=[16] 報告
アルゲリッチ


Schumann Fantasiestücke op. 12(Martha Argerich 1978)








Fantasiestücke op. 12

00:00 No. 1 Des Abends
03:30 No. 2 Aufschwung
06:15 No. 3 Warum?
08:20 No. 4 Grillen
11:06 No. 5 In der Nacht
14:28 No. 6 Fabel
16:51 No. 7 Traumes Wirren
18:52 No. 8 Ende vom Lied


Martha Argerich (piano)
1978/05/07 (ⓟ 2000) Stereo, Concertgebouw, Amsterdam

Live Recording by NPS Radio

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