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ヨセフ・スク(Josef Suk, 1874 - 1935)
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/743.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 10 月 03 日 08:28:59: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: アラン・ペッタション 交響曲 第16番 投稿者 中川隆 日時 2021 年 10 月 02 日 21:19:17)

ヨセフ・スク(Josef Suk, 1874 - 1935)(ヨゼフ・スーク)

あまり聴けていないが、バランスが良く内容の詰まった、しっかりとした曲が多いようだ。飛びぬけた個性がなくやや地味だからか知名度は低いが、地力が高い実力派の作曲家である。


交響曲

交響曲 第1番 ホ長調 作品14

アスラエル交響曲 作品27(1906年)
3.3点
深遠さのある巨大な交響曲。多くの想いが詰め込まれており、マーラーあたりと比較しても場面展開が複雑に聴こえる。私は聴き込みが足らない。おそらく聴きこまなければスクの想いを掴んだつもりになれないだろう。メジャー曲になりきれない地味な分かりにくさはあるものの、聞き応え十分な20世紀初頭の交響曲を聴きたいなら、お勧めできる。プライベートの相次ぐ不幸をプライベート感のある曲でなく壮大な芸術に昇華させたものとして、感無量に近い感情を抱いた。


交響詩

交響詩《エピローグ》作品37(1929年)
交響詩《プラハ》作品26

交響詩《夏物語》作品29(1909年)
2.8点
大作の交響詩。後期ロマン派の響きの範疇であり、ドヴォルザークのような運動性を持ちつつも、地味であり明快さの足りない音楽が続く。夏の熱気や汗の感じをそこはかと響きから感じさせる力量は良いと思う。しかし交響曲のような長さを充実感で埋めるだけのものがなく、いろいろやってはいるが薄い印章が否めない。

交響詩《人生の実り》作品34(1917年)

管弦楽曲
弦楽セレナード 作品6(1892年)
管弦楽組曲《おとぎ話》作品16(1900年)
管弦楽組曲《りんごの木の下で》作品20
ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲 ト短調 作品24

室内楽
ピアノ四重奏曲 イ短調 作品1
ピアノ三重奏曲 ハ短調 作品2
ピアノ三重奏のための《悲歌》 作品23
弦楽四重奏曲 第2番 作品31

ピアノ曲
ピアノ小曲集 作品7
ピアノ曲集《春》作品22a
ピアノ曲集《夏の印象》作品22a
ピアノ曲集「母について」作品28(1909年)
ピアノ曲集《命と夢》作品30(1909年)
ピアノ曲集《子守唄》作品33

https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E6%9D%B1%E6%AC%A7


ヨセフ・スク(Josef Suk, 日本では一般的にヨゼフ・スーク 1874年1月4日 - 1935年5月29日) は、チェコの作曲家・ヴァイオリニスト。同名の孫は世界的なヴァイオリニストの一人である。 


生涯
プラハの南30kmほどのクレチョヴィーチェ村に生まれる。1885年から1892年までプラハ音楽院でドヴォルザークに学ぶ(1898年にドヴォルザークの娘オティーリエと結婚)。同級生と共にボヘミア四重奏団(後に、チェコ四重奏団に改名)を結成し、第2ヴァイオリン奏者を勤めた。 1922年から母校プラハ音楽院で教鞭を執り、ボフスラフ・マルティヌーらを指導した。ベネショフにて逝去。


作風
スクの初期作品は、ドヴォルザークとブラームスの影響を示しているが、その半面、のちの作品では、拡張された和声と用いて、より個性的で複雑な様式を生み出している。成熟期の管弦楽曲は、マーラーやリヒャルト・シュトラウス、ドビュッシー等からの影響を示唆している。多くの同郷人とは異なり、チェコの民族音楽の要素を強調する傾向は少ない。第一次世界大戦に前後して、教育活動に忙殺されるようになると創作のペースが落ちたが、半音階的な書法が複雑になり、複調を導入したり、無調に近い部分もあるなど、全体としてむつかしい響きになっている。

近代オリンピックで「芸術競技」というものがあった時代、1932年のロサンゼルスオリンピックにて、「祖国新生に向けて(ソコル祭典行進曲)作品35c」で「音楽全般」部門の銀メダルを獲得している。


主要作品一覧

ピアノ四重奏曲 イ短調 作品1
ピアノ三重奏曲 ハ短調 作品2
弦楽セレナード 作品6(1892年)
ピアノ曲《愛の歌》作品7-1(作品7は《ピアノ小曲集》)
劇付随音楽《ラドゥースとマフレナ》作品13(1898年)
交響曲 第1番 ホ長調 作品14
管弦楽組曲《おとぎ話》作品16(1900年)
管弦楽組曲《りんごの木の下で》作品20
ピアノ曲集《春》作品22a
ピアノ曲集《夏の印象》作品22a
ピアノ三重奏のための《悲歌》 作品23(原曲はハープつき九重奏のための劇付随音楽)
ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲 ト短調 作品24
幻想的スケルツォ 作品25
交響詩《プラハ》作品26
アスラエル交響曲 作品27(1906年)
ピアノ曲集「母について」作品28(1909年)
交響詩《夏物語》作品29(1909年)
ピアノ曲集《命と夢》作品30(1909年)
弦楽四重奏曲 第2番 作品31
ピアノ曲集《子守唄》作品33
交響詩《人生の実り》作品34(1917年)
愛国的三部作 作品35
コラール「聖ヴァーツラフ」の主題による瞑想曲 op.35a (1914年、弦楽四重奏版が8月に書かれ、9月に弦楽合奏版が作られた)
大管弦楽のための伝説曲 op.35b (1919-20年)
祖国新生に向けて(ソコル祭典行進曲) op.35c (1919-20年) *チェコスロバキア共和国の成立と関連した作品である。
交響詩《エピローグ》作品37(1929年、合唱つき)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%82%BB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%AF_(%E4%BD%9C%E6%9B%B2%E5%AE%B6)

 

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