川渕の一件とは直接関係ないが、官邸および、官房長官の記者会見って何だ、あれ。お前ら記者なのかと言いたくなるほどの腰砕け。
　「更問いなし」って仕組みを受け入れているにまず腹が立つ。いや、もっと根本的なところで記者会見を、問い詰めるべき相手側（首相なり、官房長官なり）の広報官に仕切られ、そのシステムを受け入れているところに記者としての矜持がない。
　民主国家でこんな会見、恥ずかしくないのか。取材すべき相手は、国民的視点に立てば監視すべき相手。こんな奴らに仕切られ、黙って受け入れている。

　朝日のオリンピック中止の社説だって、直接取材にあたる現場の社会部、運動部が社説の出稿に反対したというじゃないか。「取材がやりにくくなる」とか言った理由で。

　お上には勝てない、世の中の反対があっても（ありそうでも）、お上の言うようにしておいた方がいいという敗北主義。ジャーナリズムを青臭いと馬鹿にし、民意に寄り添おうといった意識はこれっぽっちもない。

　なぜなら、お前ら給料いいもんな（サンケイは惨めだが、それでも他の業種に比べればまだまし）。特にテレビの連中なんか３０歳になったら１０００万だもんね。“独裁政権”であっても、菅や自民に逆らうなんて気持ちはさらさらない。
　適当にお茶を濁して楽々生活。

　川渕に関しては、晩節を汚したなんてもんじゃなく、昔からクソ。サッカー担当記者とねんごろになって持ち上げられてきただけの男。今回の“おねがい”も今まで通用してきたことを善悪の判断なしに当然のように通用すると思って、口にしているアホよ。

典型的な糞日本人

太平洋戦争において、米海軍によって、日本海軍は、ミッドウェー海戦で、壊滅的、回復不能の打撃を被った。

その報を聞いて、昭和天皇裕仁は、呆然自失となった。木戸内大臣のアドバイスで、向こう３年間、それを認めないことにした。

＞　Hirohito had lost. Kudo knew that he knew it. But, on Kido’s advice, he would not admit it for another three years.（以下バーガミニからの引用。）

ミッドウェーの敗戦は、裕仁と親密な重臣しか知らなかった。それ以外の日本国民には、それを知ることが、許されていなかった。

＞　Outside of Hirohito and his top courtiers, almost no civilians in Japan were allowed to know the fearful news of what had happened at Midway.

裕仁は、１９４２年６月９日に、東条の後援者だった安藤紀三郎を呼んで、プロパガンダの皇帝に任命した。

すなわち、太平洋戦争における、連戦連勝の大本営発表の始まりだった。

＞　・・・・he called from the shadows General Ando Kisaburo, a trusted sixty-two-year-old partisan of the Strike South, who'had been one of the early patrons of Prime Minister Tojo. Hirohito appointed Ando, czar of propaganda,・・・

よくは知らないのだが「翼賛体制」って、もろにこういうことだったのでは？
さすが、戦前のお生まれだけはあるな。
でも、あの時、日本は負けたんだよね。
昭和二十年の八月、川淵氏は八歳だったはずだが、それは覚えておられないのかな？
「焦土の敗戦」なんて絶対嫌だよ。