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林芳正vs河村建夫のバトルにゴング(コラム狙撃兵・長周新聞)
http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/152.html
投稿者 赤かぶ 日時 2021 年 7 月 20 日 17:05:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

林芳正vs河村建夫のバトルにゴング
https://www.chosyu-journal.jp/column/21437
2021年7月17日 コラム狙撃兵 長周新聞

 

 ついに衆院山口3区から林芳正(60歳)が正式に出馬を表明し、自民現職・河村建夫(78歳)との保守分裂選挙が現実味を帯びてきた。芳正からするとおよそ10年越しで選挙区強奪に挑んできたわけで、選挙区再編(人口減により次々回より山口県内の選挙区が4から3に減る)を前にした今回が生き残りと衆院挑戦のラストチャンスというタイミングだったのだろう。仮に公認が得られず無所属で出馬して敗北した場合のリスクは当然考えたのだろうが、河村離れが著しい選挙区の様子からして「勝てる!」という自信が今回の行動につながったのだろう。かくして悲願のかかった林派の皆さんの鼻息はかなり荒くなっている。

 二階派のナンバー2である河村の背後には公認を巡って権限を握る二階幹事長が控え、対して岸田派所属の林には自民党県議団26人及び自民党山口県連がついている構図だ。党公認が河村に下りた場合、自民党山口県連としては表だって動きにくいという側面はあろうが、それでも安倍晋三をはじめとした所属代議士連中も含めて林の3区鞍替えは山口県内の自民党のなかでは実質的に黙認されており、了解済み扱いなのだ。以前から河村が自民党山口県連のなかで浮いていたことは知られてきたが、芳正が3区に鞍替えした後の参議院ポストに細田派のメンバーを充てる等等の話とも相まって、たがいの利害を調整しながら河村一族(後継を希望していた息子も含む)を徒党を組んで排除する動きに発展しているのである。将来的に選挙区再編によって衆院ポストが4から3に減る場合、芳正は安倍兄弟との争いからは逃げ、次なる相手として高村の息子と対決するというのだろうか。情けないかな、人口減少が全国でも抜きんでているために議員ポストが減らされ、生き残りをかけて政治家の七光りどものつぶし合いみたいなことが連続しそうである。

 目下、河村の危機感もすごいようで、地元に帰って朝から交差点で辻立ちをしていたり、これまでの殿様選挙からは一転、見たことがないような必死さが選挙区では話題になっている。いわゆる“泣きの選挙”を展開していくことは確実で、萩市長選と同様に“よそ者が選挙区を乗っ取りに来ている!”と地元意識を強調していくと見られている。一方で林派も10年がかりで後援会を組織しており、3区の有権者や企業関係に浸透してもいる。大票田の宇部においては宇部興産創業者の俵田一族出身者が実母ということもあって、企業城下町での影響力は絶大なのも事実だ。ただ、頭を下げることが苦手という難点を抱えており、これが3区を河村から強奪するという選挙の印象としてはあまりよろしくない構図のなかで、有権者からどう評価されるのかは未知数である。3区の有権者からすると「地元で安倍晋三とやり合うのが筋だろうが!」と思うのは当然なのだ。そのお墨付きをもらって河村の選挙区を乗っ取りに来る厚かましさみたいなものも滲み出ており、安倍派には遠慮している者が河村には居丈高というのも、格好悪いといえばだいぶ格好悪いのである。「やり合うなら安倍晋三とやれ!」は4区の林派の御大たちも口にしていることだ。

 ところで、3区からは立憲民主党の女性候補者も出馬する。保守分裂になった場合、漁夫の利を得るのは常識的には彼女であり、5〜6万票でも勝機がないわけではない。保守分裂とはすなわち選挙区のオレのもの争いというだけで、とどのつまり議席の私物化争いに過ぎない。何か政策的に異なる主張を争っているわけでもないのである。同じ穴の狢(むじな)である自民党候補同士が、生き残りをかけて「この選挙区はオレのものだ」をやっているだけという大変くだらない構図に、冷めた視線を送る有権者も少なくない。たがいに自分のことばっかりで、有権者や国家国民のために何を為すかがまるで聞こえてこないのもそのためである。林か河村かという二者択一ではなく、これらもひっくるめた自民党による私物化争いの枠内に選挙戦を押し込めて良いかが問われている。

 4区の有権者としては、林芳正には4区で挑んでもらい、首相お膝元での保守分裂戦をやってもらいたかった。中選挙区以来の白熱のバトルを見たかったし、現時点での両派の実力をご開帳頂き、本来ならゼロ打ちなんてできない安倍晋三の足下についても見てみたいという思いがあった。しかし、林芳正は安倍の地盤、看板、カバンには叶わないと怖じ気づいたのか、3区鞍替えの道を選んだ。置き去りにされた4区の林派がどうなっていくのか、安倍派との折り合い方にもおおいに注目したいと思う。 吉田充春 ついに衆院山口3区から林芳正(60歳)が正式に出馬を表明し、自民現職・河村建夫(78歳)との保守分裂選挙が現実味を帯びてきた。芳正からするとおよそ10年越しで選挙区強奪に挑んできたわけで、選挙区再編(人口減により次々回より山口県内の選挙区が4から3に減る)を前にした今回が生き残りと衆院挑戦のラストチャンスというタイミングだったのだろう。仮に公認が得られず無所属で出馬して敗北した場合のリスクは当然考えたのだろうが、河村離れが著しい選挙区の様子からして「勝てる!」という自信が今回の行動につながったのだろう。かくして悲願のかかった林派の皆さんの鼻息はかなり荒くなっている。

 二階派のナンバー2である河村の背後には公認を巡って権限を握る二階幹事長が控え、対して岸田派所属の林には自民党県議団26人及び自民党山口県連がついている構図だ。党公認が河村に下りた場合、自民党山口県連としては表だって動きにくいという側面はあろうが、それでも安倍晋三をはじめとした所属代議士連中も含めて林の3区鞍替えは山口県内の自民党のなかでは実質的に黙認されており、了解済み扱いなのだ。以前から河村が自民党山口県連のなかで浮いていたことは知られてきたが、芳正が3区に鞍替えした後の参議院ポストに細田派のメンバーを充てる等等の話とも相まって、たがいの利害を調整しながら河村一族(後継を希望していた息子も含む)を徒党を組んで排除する動きに発展しているのである。将来的に選挙区再編によって衆院ポストが4から3に減る場合、芳正は安倍兄弟との争いからは逃げ、次なる相手として高村の息子と対決するというのだろうか。情けないかな、人口減少が全国でも抜きんでているために議員ポストが減らされ、生き残りをかけて政治家の七光りどものつぶし合いみたいなことが連続しそうである。

 目下、河村の危機感もすごいようで、地元に帰って朝から交差点で辻立ちをしていたり、これまでの殿様選挙からは一転、見たことがないような必死さが選挙区では話題になっている。いわゆる“泣きの選挙”を展開していくことは確実で、萩市長選と同様に“よそ者が選挙区を乗っ取りに来ている!”と地元意識を強調していくと見られている。一方で林派も10年がかりで後援会を組織しており、3区の有権者や企業関係に浸透してもいる。大票田の宇部においては宇部興産創業者の俵田一族出身者が実母ということもあって、企業城下町での影響力は絶大なのも事実だ。ただ、頭を下げることが苦手という難点を抱えており、これが3区を河村から強奪するという選挙の印象としてはあまりよろしくない構図のなかで、有権者からどう評価されるのかは未知数である。3区の有権者からすると「地元で安倍晋三とやり合うのが筋だろうが!」と思うのは当然なのだ。そのお墨付きをもらって河村の選挙区を乗っ取りに来る厚かましさみたいなものも滲み出ており、安倍派には遠慮している者が河村には居丈高というのも、格好悪いといえばだいぶ格好悪いのである。「やり合うなら安倍晋三とやれ!」は4区の林派の御大たちも口にしていることだ。

 ところで、3区からは立憲民主党の女性候補者も出馬する。保守分裂になった場合、漁夫の利を得るのは常識的には彼女であり、5〜6万票でも勝機がないわけではない。保守分裂とはすなわち選挙区のオレのもの争いというだけで、とどのつまり議席の私物化争いに過ぎない。何か政策的に異なる主張を争っているわけでもないのである。同じ穴の狢(むじな)である自民党候補同士が、生き残りをかけて「この選挙区はオレのものだ」をやっているだけという大変くだらない構図に、冷めた視線を送る有権者も少なくない。たがいに自分のことばっかりで、有権者や国家国民のために何を為すかがまるで聞こえてこないのもそのためである。林か河村かという二者択一ではなく、これらもひっくるめた自民党による私物化争いの枠内に選挙戦を押し込めて良いかが問われている。

 4区の有権者としては、林芳正には4区で挑んでもらい、首相お膝元での保守分裂戦をやってもらいたかった。中選挙区以来の白熱のバトルを見たかったし、現時点での両派の実力をご開帳頂き、本来ならゼロ打ちなんてできない安倍晋三の足下についても見てみたいという思いがあった。しかし、林芳正は安倍の地盤、看板、カバンには叶わないと怖じ気づいたのか、3区鞍替えの道を選んだ。置き去りにされた4区の林派がどうなっていくのか、安倍派との折り合い方にもおおいに注目したいと思う。 

吉田充春


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http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/121.html



 

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コメント
1. 赤かぶ[141497] kNSCqYLU 2021年7月20日 17:05:42 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[40282] 報告

2. 赤かぶ[141498] kNSCqYLU 2021年7月20日 17:08:22 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[40283] 報告

自民・林氏“くら替え”岸田派VS二階派対立の火種に(2021年7月15日)

2021/07/15  ANNnewsCH

 ベテラン議員がぶつかる保守分裂の選挙となりそうです。自民党岸田派の林芳正元文科大臣(60)が二階派の河村建夫元官房長官(78)のおひざ元、山口3区から立候補する意向を示しました。

 国会議員によるバンド「Gi!nz」。現在、活動は停止していますが、メンバーの1人自民党の林芳正元文部科学大臣が参議院から衆議院にくら替え出馬すると表明。

 自民党岸田派・林芳正元文科大臣:「この第3区から立候補する。その決意を今、固めさせて頂いたところでございます」

 現在、自民党が議席を独占している山口県。林元文科大臣が出馬を表明した3区は現職の河村建夫元官房長官の地盤で、今回も出馬を予定。つまり自民党の閣僚経験者2人が公認候補争いをする形となりました。

 自民党二階派・河村建夫元官房長官:「私は自民党公認として、議席を死守するという強い思いできたる選挙に臨みたいと」

 河村元官房長官が所属する二階派を率いる二階幹事長は、林元文科大臣が出馬した場合処分すると牽制(けんせい)しています。

 自民党・二階幹事長:「現職優先であることは、間違いありません。党則に書いてあるんですよ」「(Q.処分も辞さない?)当たり前のことじゃありませんか」

 これに対し、地元の山口県は反発。自民党県連や公明党県本部が林元文科大臣を支持。中央と地方の対立は二階派と林元文科大臣が所属する岸田派の対立の火種にもなっています。

 自民党・二階幹事長:「売られたけんかという言葉があるでしょう。政治行動のすべてを投げ売って、我々はその挑戦に受けて立ちます」

 二階幹事長周辺:「明らかなルール違反。反党行為は除名だ。ガチンコでやるしかない」

 一方、岸田派は・・・。

 自民党・岸田前政調会長:「(林氏を)しっかりと応援をしたいと思います。ギリギリまで様々な努力が続くものであると認識をしています」

 林元文科大臣は総理大臣を目指すことをくら替えの理由にしています。

 自民党岸田派・林芳正元文科大臣:「衆議院から常に総理が選ばれてきておると」

 自民党二階派・河村建夫元官房長官:「日本の憲法上は、衆議院であろうと参議院であろうと総理大臣になれる仕組み」

 保守分裂選挙となるのか。山口3区には立憲民主党の坂本史子氏(66)も立候補を予定しています。

3. 赤かぶ[141499] kNSCqYLU 2021年7月20日 17:10:56 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[40284] 報告

4. 2021年7月20日 19:37:03 : LFdj7v4TY2 : Wjd2WFhmd1NEbzI=[3193] 報告
林と岸田は安倍と対立しているように見えて実質安倍の子分。河村は安倍と対立する二階の子分。ということでしょうか?
5. 命を大切に思う者[4980] lr2C8JHlkNiCyY52gqSO0g 2021年7月20日 19:49:04 : HaqU1lF5Wc : MVVsbXQwQlp5dUE=[22] 報告
暴力団(自民党)内の権力争いなんか、どうでもいい。
暴力団(自民党)全体を排除することが、すべきことのすべて。
両者とも要排除! 
6. 2021年7月21日 18:27:37 : HGBydBYcW6 : TW5xc21xRURvUVk=[441] 報告
山口県は犯罪者でウソつきの安倍晋三大明神が支配するしょうもない県、いずれを応援しても犯罪に加担しているようなもの。
7. 2021年7月21日 19:10:43 : M3eXvfuFCQ : RVUxUUpubC9keXc=[9] 報告
もっと自民党が聡明ならば河村氏を早い段階で衆院比例区のかなり上位に付けて紫綬褒章で相当な賞を与えるか、もう一つは山口県知事にして3期から4期位就かせる。
 ウルトラC級的ですが河村氏を参議院選に鞍替えし当選した返り咲きに参議院議長級などの高い地位などを与える。
 かつて、小泉氏が総裁なる前に党の要職に就けて自民党重鎮の子分を引退させてから本丸の自民党重鎮とその周囲の方に引退と選挙などの地位や処遇を処理した。元首相の中曽根康弘など。

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