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アストラゼネカ製解禁でワクチン接種会場が混乱する日…厚労省は40〜50代を“狙い撃ち”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/292665
2021/07/31 日刊ゲンダイ
ワクチン打つのも肝試しか(英アストラゼネカ製の新型コロナワクチン)/(C)ロイター
厚生労働省は30日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの接種対象を原則40歳以上とすることを決めた。同日の専門部会に諮り、了承された。同省は今年5月に同社製を特例承認したが、海外で接種後に血栓ができ死亡した例の報告があったため、当面、使用を見送り。台湾などに無償で“払い下げ”してきた。
最近の欧州当局の発表でも、接種5140万回のうち血栓が疑われる症例が479件あったとされる。ザッと10万人に1人の確率だ。厚労省は「アストラゼネカ製については以前から分科会で海外の副反応に注視し、検討を行っていました。今後の接種計画について詳細はまだ承知していません」(予防接種室)と答えていた。
対象は40歳以上と、報じられとおり。65歳以上の接種が進む中、実質は重症者が増えている40〜50代を“狙い撃ち”だ。ワクチン不足もあり、敬遠してきたアストラゼネカ製に頼らざるを得なくなったようだ。
ファイザー製とモデルナ製は従来型のウイルスへの発症予防有効率がそれぞれ95%、94%。アストラゼネカ製は76%だ。ただ、インフルエンザワクチンの有効率(40〜80%)を考慮すれば決して低くはない。
「アストラゼネカ製はウイルスベクターという原理を使っているため、安心感があります」とは、ハーバード大学院卒で近著に「元WHO専門委員の感染症予防BOOK」(三笠書房)がある医学博士の左門新氏だ。
「昔からあるワクチン製造法のため、副反応に関する情報が豊富。1本あたり8ドルと価格も安い。一般論として血栓ができやすいのは心臓弁膜症、次いで動脈硬化の人。ただ、ワクチンを打たなくても新型コロナに感染すると、ほとんどの人が血栓ができやすくなる。その確率はワクチンを接種した人の数十倍だから、アストラゼネカ製でも打った方がいいと思います」
ワクチン打つのも肝試し
問題は変異株への予防有効率だ。ファイザー製がアルファ株に対し93.7%、デルタ株には88%なのに対し、アストラゼネカ製はそれぞれ74.5%、67%と低い。
「現行の接種は市区町村でファイザー、職域などはモデルナとすみ分けができています。そこにアストラゼネカが割って入ったら、接種会場で一部の人が『アストラゼネカはイヤ。ファイザーをお願い』と要求して混乱を招き、ワクチン接種のペースが遅れるかも知れません」(左門新氏)
ワクチン打つのも“肝試し”なんて事態は御免こうむりたい。
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