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「トップにできぬ」 不信のアベに忖度 異端児 河野太郎(サンデー毎日)
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投稿者 赤かぶ 日時 2021 年 9 月 19 日 23:15:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


  ※サンデー毎日 2021年9月26日号 紙面クリック拡大


※サンデー毎日、紙面文字起こし

「トップにできぬ」 不信のアベに忖度 異端児 河野太郎

 「異端児」の気骨は、どこに行ったのだろうか。菅義偉首相が不出馬を表明した自民党総裁選で、立候補を正式表明した河野太郎行政改革担当相である。9月17日の告示が近づくにつれ、鋭かったはずの舌鋒が鈍るのは、やはり「あの人」への忖度≠ネのか…。

 「安全が確認された原発を再稼働していくのはある程度必要だ」「男系で続いているのが日本の天皇の一つのあり方だ」

 河野氏がこう述べたのは9月8日だ。脱原発の姿勢は曖昧となり、皇位継承問題について女系天皇を容認する持論は封印。さらに10日の出馬表明の記者会見でも、「産業界も安心できるエネルギー政策を」と脱原発に踏み込まなかった。

 河野氏の魅力は「発信力」や「突破力」。一方、その言動は永田町の自民党というコップの中では、「好き放題言い過ぎ」「協調性がない」と変わり者扱いされてきた。ただ、世論からは支持を受け、「ポスト菅」の中で人気は石破茂元幹事長と並んで高い。

 その河野氏は、菅氏が不出馬を表明した3日午後、直ちに財務省に向かい、いの一番に所属する麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相に出馬を検討していることを伝えた。河野氏は2年ほど前から今年の総裁選を目指して政権構想を練り上げてきていた。河野氏を支持する若手議員は、麻生氏がたとえ止めても「それを振り切り、場合によっては派閥を飛び出すぐらいの覚悟で、麻生氏に出馬を伝えに行ったのではないかと思っていた」と語る。

 ところが、河野氏は煮え切らない。麻生氏と決別するどころか、出馬表明前日の9日までに4回も訪ねた。さらには、麻生氏と盟友関係で今回の総裁選では連携している安倍晋三前首相のところにも行った。

 安倍氏は周辺に「河野さんがトップになってもいいのだろうか」と漏らしていると党内の一部では伝えられている。「麻生氏が『安倍氏の了解を取れなきゃダメだ』と河野氏に言ったのだろう」(麻生派議員)との見方もある。

 河野氏は安倍氏との席上、エネルギー政策について説明し「ご懸念には及びません、と話した」(安倍氏周辺)という。そして、記者団には冒頭のような後退した発言をしたのだ。

 河野氏を支援する麻生派中堅議員は、河野氏の連日の動きをこう見た。

「出るなら勝たなければならない。原発にしろ、女系天皇にしろ、尖(とが)れば反発も大きく、麻生派内は『あんな奴(やつ)支持しない』という人が増え、安倍氏周辺は潰しにくるだろう。ここはソフトに、丁寧に麻生会長や安倍氏に会って頭を下げ、脱原発にしろ『すぐにやろう』という話ではないと説明し、出馬や一部支持を容認してもらう現実路線の戦略ではないか」

 ただ、それはキングメーカーらに妥協する姿にも映る。前出若手議員は「世論の河野人気が下がるリスクはある。となると『選挙の顔に』と思っていた議員票にも影響する」と懸念する。

 私が河野氏を取材し始めたのは、もう20年前になる。自民党の当時の山本一太参院議員(現群馬県知事)ら若手グループの一人で、党改革やインターネットを取り入れた政治活動など先進的な取り組みをしていた。

 河野氏の父は衆院議長を務めた洋平氏、祖父は元衆院議員の一郎元副総理、大叔父は謙三元参院議長という輝かしい家系だ。ただ、洋平氏はかつて自民党政治に不満を抱いて飛び出し、新自由クラブに移った。その後、自民党へ戻り、総裁になったが、当時は細川護熙連立政権。総裁でありながら首相にはなれなかった。

持論の「封印」で党員票が流出も

 閣僚経験者の自民党ベテランは河野氏をこう評す。

「自民党の中では主流になれなかったが、我が道を行った洋平氏のDNAを引き継いでいるのか。河野氏は若い頃から党の政策には一線を引き、『一匹狼』と相手にされなかった」

 たとえば原発。河野氏は15年以上前から核燃料サイクルの限界を訴え、党の方向性に反旗を翻してきた。

 05年には「電力を思い切って自由化する時代にしなければならない。40年計画でフェードアウトさせ、再生エネルギーと天然ガスの時代を考える必要がある」と、河野氏は語っていた。12年には超党派の国会議員グループ「原発ゼロの会」の共同代表にも就いた。

 06年総裁選では出馬の意欲を示した。この時は小泉純一郎元首相の後継を決めるもの。河野氏が訴えたのは少子高齢化対策や年金改革だった。当時は河野氏を応援し、現在は6回生の自民党議員が振り返る。

「これから先、日本の少子化は私や河野さんら次の世代からすれば、破綻が目に見えていたから年金の抜本改革を打ち出した。だが、党内のベテランや厚生労働省は無視。結局、河野さんの主張は消され、反原発ということも加わり、推薦人(20人)も集まらなかった」

 河野氏はネットも早くから政治活動に取り入れ、「ごまめの歯ぎしり」というブログを始めたのは1998年だった。のちに河野氏は「河野がまた、ミーハーなことを始めた」などと、当時の党幹部から批判されたことを明かしている。

 そんな河野氏が、今回のように突如発言を控えたことがあった。2015年に第2次安倍政権で入閣した時だ。「日和(ひよ)った」と言われたが、理由があった。

「河野氏の支援者は、洋平氏の支援者たちが小選挙区にシフトした。彼らにしてみれば、洋平氏が新自由クラブに行って苦労したことで、自分たちも苦労した。だから『頼むからお前は自民党を出るな』『このまま異端児で大臣にもならないまま終わるのか』と。安倍政権で入閣要請を受け、しばらく過激な発言をしなかったのも支援者への恩返し。自身も『一旦、本音は封印する』と周囲に語っていた」(自民党神奈川県議)

 諦めではなく、支援者への恩返しだったのだ。

「支援者には義理をもう十分果たしたと。これからは独自の主張を発信し、トップを目指すと。今回の総裁選へ向けて練った政権構想は、分野ごとにブレーンも付けて徹底して議論し、まとめ上げた」(同)

 今回の派閥への気遣いや根回しを想起させる発言の迷走は、若手議員や党員票に影響しかねない。徹底した反骨こそ、河野氏のスタイルではなかったか。

ジャーナリスト・鈴木哲夫


すずき・てつお
 1958年生まれ。ジャーナリスト。テレビ西日本、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経てフリー。豊富な政治家人脈で永田町の舞台裏を描く。テレビ・ラジオのコメンテーターとしても活躍。近著『戦争を知っている最後の政治家 中曽根康弘の言葉』『石破茂の「頭の中」』


 

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コメント
1. 赤かぶ[149730] kNSCqYLU 2021年9月19日 23:15:49 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[48489] 報告

2. 赤かぶ[149731] kNSCqYLU 2021年9月19日 23:19:06 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[48490] 報告

https://twitter.com/speak5825/status/1438278462104428544


3. 赤かぶ[149732] kNSCqYLU 2021年9月19日 23:23:16 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[48491] 報告

https://twitter.com/ryuzin913/status/1438320733084471298


4. 前河[6682] kU@JzQ 2021年9月20日 12:37:39 : umwpS9iJoo : RzNDU1pLTS5jL3c=[19] 報告
協調性がない と言っても自民みたいなバカ議員ばかりの中で協調性がある方がヤバいだろ。

河野支持ではないが、自民の中においては協調性がないのは褒め言葉だ。

それより問題なのは、岸田や河野が安倍や麻生にすり寄っている点だ。

森友、加計、公文書改竄、桜の会前夜祭、検査抑制による感染拡大、アベノマスク等々、数々の不祥事から逃げてきた。

言うだけ言って、いつもしらを切り逃亡する安倍。最低な人間だと思う。政治家以前に人間として最低。疑惑だらけの中、総理を7年もやった糞議員。

また、財務省セクハラ事件や公文書改竄でシラを切って来た麻生。

こんなカッコ悪い政治家はいない。

こんな糞議員のご機嫌を取る情けなさ。岸田や河野にはプライドがないのかね?

5. 2021年9月20日 12:38:52 : ypx7nX0hEw : ZGhvcXNyaG1jNnc=[1] 報告
▼河野太郎氏“年金の財源は消費税”発言に「勘弁して」と経済政策に高まる不安
▼河野氏だが、消費税についての発言が波紋を呼んでいる
▼河野大臣はかねてから「年金の財源は消費税に」と主張してきた
■「保険料で賄うべきものでは?」の声…他候補も疑問視
▼河野大臣には逆風が吹いている
▼岸田文雄前政調会長は、河野氏に対して、旧民主党政権の掲げた“月7万円の最低保障年金案”を例に挙げ
▼「確か消費税を8%上げなきゃいけない。実際は不可能だと言ってきた。何%上がるのか」と疑問視した
▼河野大臣の経済政策に不安を覚える人たち
▼《今でさえ払った分年金として戻ってこないと言われてるのにさらに消費税として取る気か》
▼《河野太郎の経済政策はいよいよダメですね。岸田、高市とは比較にならない》
▼《社会保障に消費税を充てるなんて今どき財務省でも中々言わないですよ》
▼《弱者救済の為に逆進性のある消費税を使う時点でおかしいと気付くべき》
▼《年金は保険制度なので、基本は保険料で賄うべきものでは?》
▼《消費税で年金制度を立て直して将来世代に負担をかけないようにするみたいな事言ってたみたいだが》
▼《増税で景気後退して状態継続の方が、圧倒的に将来に負担をかけるんだが、何考えてんだろ?》
▼《年金の為に消費税上げるとか勘弁してくれぃ!》
▼《もう年金いらないから今までの分返して》との声も上がっている

▼八代英輝氏が共産党に触れた発言で2度目の謝罪「多大なご迷惑おかけした」
▼志位氏は17日の八代氏の発言後にツイッターを更新。「謝罪・訂正したものと受け止めます」とする見解

▼共産・志位和夫委員長「謝罪したものと受け止めます」八代氏が改めておわび

▼八代弁護士、共産党めぐる発言で2度目の謝罪 志位委員長「謝罪・訂正したものと受け止めます」

▼八代氏の反共デマ発言/撤回・謝罪と受け止める/田村政策委員長が表明

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▼自民党総裁選は1回目投票から「1位・岸田」の票読みまで飛び交い…河野陣営“甘すぎる皮算用”
▼「河野氏支援に回った小泉進次郎氏が最大派閥“細田派”を名指しで批判した」
▼「他派閥からも“若造がエラソーに”と怒りを買ってしまった」
▼「進次郎氏の一言は余計だった。河野は議員票をどんどん減らしています」(政界関係者)

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▼菅首相退陣“的中”ザ・ニュースペーパー山本天心が指摘「短絡的な国民性」
▼立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組が、次期衆院選に向けた政策協定を結んだことは報じられた
▼テレビ、一般紙の報道の多くは、自民党総裁選に関するものだ
▼「菅さんの退陣で活性化されて、自民党のイメージが良くなると野党が苦しくなる…」
▼「それこそ、日本という国の短絡的な国民性を表しているのではないでしょうか?」
▼「短絡的な国民性」という言葉に、何か引っ掛かるものを感じた人は
▼いま一度、冷静になって、次の衆院選に向けて政治のニュースを、真っさらな目で見詰めてみてはいかが?

▼高市早苗氏だけ「右翼の強硬派」と悪目立ち 海外メディアは新首相候補に期待ゼロ

▼ドクター・中松氏、自民党総裁選出馬4人を「全員、ダメ」一刀両断した理由

▼「4候補とも小粒だな」政界のご意見番・亀井静香氏が自民党総裁選に物申す
■「岸田は蒸留水みたい。匂いも味もない」
■「進次郎は子分がいなければ力が無くなる」
■「選挙協力できれば野党はいい戦いができる」

▼プチ鹿島が自民総裁候補4人を分析 岸田氏は「最初はいいこと言う」河野氏は「もうブレてます」

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TBS系番組でまた“やらせ”疑惑 内部から告発が | デイリー新潮
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/09191056/?all=1
https://archive.is/NboIE

室井佑月が夫の衆院選出馬で不可解な『ひるおび!』降板! 麻木久仁子が「夫が大臣のキャスターは…」と滝川クリステルに疑問(… 赤かぶ
http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/691.html
滝川クリステルが未来の総理夫人!? 小泉進次郎に菅官房長官が「『ポスト安倍』早すぎるということはない」 “次期総理”最有力… 赤かぶ
http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/611.html#c16
TOKYO MXが『ニュース女子』打ち切りも他局やネットで番組続行! “DHCがバックにいる”と開き直る出演者(リテラ) 赤かぶ
http://www.asyura2.com/18/senkyo240/msg/643.html#c350
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