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野党共闘なくして政治刷新なし
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2021年10月28日 植草一秀の『知られざる真実』
| 衆院総選挙投票日まで3日となった。 すでに期日前投票を済ませた人も多いと思う。 今回選挙での政権刷新は残念ながら困難だろう。 反自公の政治勢力が大同団結していれば、その可能性はあったと考えられる。 しかし、反自公勢力の足並みが揃っていない。 小選挙区制を基軸にしているから、野党勢力は候補者を一本化することが必須。 反自公勢力が複数候補を擁立すれば自公が有利になるのは自明。 しかし、徹底した協議を積み重ね、その上で候補者を一本化する努力が十分になされてこなかった。 このために、自公候補を打ち破ることのできる選挙区で自公候補が勝利する選挙区が多数発生するだろう。 大変残念なことだ。 選挙後に論議されるのは野党共闘のあり方。 この点も踏まえて投票に臨む必要がある。 野党共闘に二つの考え方がある。 一つは自公政治と対峙する勢力が大同団結すること。 もう一つは共産党と共闘する勢力と共産党と共闘しない勢力に分裂すること。 どちらの考え方で自公に対峙するのかを判断しなければならない。 この点について、今回の総選挙での最大の問題は立憲民主党の姿勢が曖昧なこと。 敗戦後日本政治を支配し続けてきた支配勢力の戦術の基本が野党の分断である。 反自公勢力を共産党と共闘する勢力と共産党と共闘しない勢力に分断する。 これが自公政治を延命させる最重要戦術である。 そのためのキャンペーンが大々的に展開されている。 「共産党と共闘するんですか」 の連呼だ。 日米同盟を否定し、自衛隊を否定する。 国家の根幹に関わる問題で考えを共有しない勢力と共闘するのは野合でしかない。 この主張をアピールする。 しかし、自民党はどうなのか。 かつて社会党と連立したのではないか。 しかも、社会党の党首を首相に祭り上げたのではないのか。 このことを棚に上げて、よく共産党批判できるものだ。 共産党は首相のポストを狙うわけでもなく、閣外協力で構わないと宣言している。 何の問題もない。 平和主義の堅持、原発稼働ゼロ、共生の経済政策という、基本政策を共有できれば、小異を残して大同につく連帯を構築するのが政治刷新への道だ。 最大の問題は立憲民主党が旗幟を鮮明にしないこと。 共産党の支援を得ておきながら、共闘する相手は国民民主党と連合だとうそぶく。 いまの立憲民主党には「信」がない。 「信なくば立たず」だ。 この状態のまま選挙に突入してしまった。 主権者は選べる選択肢のなかからしか選べない。 したがって、野党共闘が成立して候補者を一本化した選挙区では一本化した候補者を支援する。 ただし、国民民主党候補の支援はできない。 候補者を一本化しなかった選挙区では野党共闘を牽引した共産党、社民党、れいわの順で、ただ一人の候補者に投票を集中させるしかない。 野党共闘に背を向けた立憲民主党候補を支援することはできない。 野党共闘の失敗の本質は立憲民主党のあいまい姿勢にある。 立憲民主党が共産党と共闘するから立憲民主党離れが起こるのではない。 立憲民主党が野党共闘に背を向けるから立憲民主党離れが起こる。 この点を明確にしておく必要がある。 鳩山友紀夫元首相との対談(アジア共同体研究所主宰YouTube動画「UIチャンネル」) https://bit.ly/39BTgmd 10月5日発売の鳩山友紀夫元首相、孫崎享氏、前川喜平氏との共著『出る杭の世直し白書(ビジネス社) https://amzn.to/3hSer8a のご高覧も賜りたい。 |
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