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宇が言い続けてきた多極化が見えてきた状況で、ウクは極東で言う半島のようなもので、ここが中露陣営になると鬼畜米英ラエル時代の終りの始まりである。
http://www.asyura2.com/22/cult36/msg/198.html
投稿者 ポスト米英時代 日時 2022 年 2 月 26 日 12:30:24: /puxjEq49qRk6 g3yDWINnlcSJcI6ekeM
 

経済は中国が米国を抜いたのは確実、軍事は中露がそれぞれ単独だと微妙だが同盟を組むとNATOも手出しができないというのが今の状況で、日本はどっちが勝った負けたと感情移入する必要はなく、中露が勝ちきるのか鬼畜米英ラエルがひっくり返すのか試合結果だけを押さえればよく、それを受けて台湾併合はあるのか無いのか、親中政権にひっくり返すだけなのか、居座り強盗は日本への要求をエスカレートさせるのか中露が追い出すのか、こちらも当事者ながら強いて感情を押し殺し、米がいい中がいいとガキみたいな事はせず、上司が留任するか新任と交代するか位の軽いノリで状況を受け入れる事で、その意味でウクライナがどのようなケリをつけるのかは非常に参考になるケーススタディでカルタゴが考え得るベストの努力をしたにも関わらずローマに滅ぼされた故事を忘れては駄目で、特に居座り強盗が出ていきそうな難しい局面では尚更で、その意味でチーム開成の右往左往は横須賀奉行の右往左往とは次元の違うベストの右往左往で、簾ハゲやその前任の知恵遅れでなくて助かったという感じである。  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 2022年2月26日 12:52:12 : fCZ83cf8p2 : YzI0bTRWZmk2Mms=[4039] 報告
  半島丸ごと中露に入ったら日本もノリで,アトは流れで、とかは仰らないでクダサイネ w 
;類例表現研究  野球チームはともかくオーケストラとかは仰らないでクダサイネw byマサコサン
2. NWOの邪魔者首切り[1] gm2CdoJugsyO15aCjtKO8ZDYgug 2022年2月26日 13:05:40 : AUdodwOTzU :TOR eFEvVzExM2hFRk0=[38] 報告
停戦の呼びかけは連中得意の「時間稼ぎ」の感が否めない

キエフ陥落の先送り戦況を長引かせロシアの軍事作戦を侵略
そして世界平和を踏みにじる非道残忍野蛮な戦争犯罪として
プロパガンダを展開国際世論(そのほとんどが西側陣営を優位
にする要は操作世論が大勢を占める筈)を味方につけ事を
ウクライナとその背後に控える「国際金融財閥」優位に進めると

今回のプーチンを標的にした露国落とし込み工作はNHKが流す
「プーチン誹謗」「ロシアのネガキャン」番組のタイミングの
良さからして入念な下準備がされたシナリオが存在していること
は間違いない

それは「新型コロナウイルス感染騒動」とそれを口実として世界
中で事実上の複数回強制接種が行われている「ワクチン」と同様

下記は昨夜ご自身が紹介された「ロイター」のキエフのライブ
映像の放送が突然打ち切られたことそしてキエフ陥落に向けた
ロシア側の戦況が思ったよりも難航している可能性最初の予測
よりも二週間近く先延ばしになるという予測について副島氏が
今朝加筆コメントされた文章だが

「トランプ再選阻止クーデター」後の戦いで「トランプ支持愛国派
米国軍」が勝利を収めたと副島氏が断言された当時を思い出して
しまった


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


[3346]冒頭に加筆した。 西側は、ウクライナを見捨てた。もうすぐキエフ陥落。西側の指導者たちは知らん顔を始めた。

投稿者:副島隆彦
投稿日:2022-02-25 13:19:43

副島隆彦です。冒頭に加筆の形で書きます。今は、2022年2月26日の 午前4時です。

 私は、今朝は午前3時に起きた。目覚めてすぐ、↓の「ロイター ライブ映像」を見たら
現地からの中継の動画は、映像中止になって見れなくなっている。昨日の夜12時までは見れたのに。 その代わりに、その下に、ロイターの以下の記事が載っていた。

(転載貼り付け始め)

〇 「 ロシア軍、キエフに向け新たな進撃路 中心部まで50キロ以上=英国防省 」

By Reuters Staff   2022年2月26日1:57 ( 日本時間)[ロンドン 25日 ロイター]

英国防省は25日、ロシア軍がウクライナの首都キエフに向けて新たな進軍ルートを開いたと明らかにした。
  国防省は「ロシア軍はチェルニーヒウの攻略に失敗した後、キエフに向け新たな進軍ルートを開いた」とし、ロシア部隊の大部分はキエフ中心部から50キロ以上離れた場所に留まっているとした。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。この記事は、午前2時のものだ。 ウクライナ軍の必死の抵抗で、防御線が構築されて、ここでロシア軍の正面部隊睨み合いになっている。キエフの北の空港と軍事飛行場に、24日の早朝6時ごろ(夜明けだ)に、ロシア軍は、空挺部隊(落下傘部隊。最精鋭の最強の軍隊)を投下して、すぐに制圧した。そのあと南のキエフ中心に進軍した。

 空港は、キエフから40キロだというから(東京駅から大宮駅と千葉駅に30キロの感じ)、おそらくこのウクライナ軍の防御線を突破して、キエフを落とすのには、あと2日かかる。

午前3時すぎの、日本の国内のテレビ局各社が、「ロシア軍の戦車が、キエフの街に現れて、戦闘になり、車両が下敷きになっています。死者が出ているようです」 という動画付きの報道をした。だから部分的には、もう、キエフにロシア軍の先遣隊、突撃隊(ヴァンガード。斥候部隊スカウト・プラツーンでもある。敵兵の服装もする )は突入している。

 それでも、キエフはまだ落ちない。なぜならゼレンスキー大統領が「ロシア大統領よ、停戦(シース・ファイア)の協議をしよう。双方にこれ以上の死者が出るのをやめにしよう」と呼び掛けているからだ。

 プーティンは、昨晩の10時10分に、「ロシアの代表団を送る」と言っている。 それと、「ウクライナ軍よ、クーデターを起こして、今の政権を、自部たちの力で、倒しなさい」(26日、0時16分)と呼び掛けている。

 私が、なぜ、あと2日かかる、それで21日の侵攻(出撃命令)からウクライナの全面制圧、停戦(シース・ファイア cease-fire )まで、1週間はかかる、と判断したからである。
,

 1968年の チェコ動乱の時、首都のプラハを、ワルシャワ条約機構軍の戦車隊が、制圧したときも、そのまえの1957年の ハンガリー動乱のときに、首都ブダペストの民衆の抵抗を、ソビエトその他の戦車隊が、無残に鎮圧しいたときも、平定まで一週間はかかったからだ。

 ウクライナ軍の中の徹底抗戦を主張する者たちが、まだ、おそらく1万人は残っている。
この者たちに、最後の突撃を敢行させて、全滅させなければ、戦闘は終わらない。
そのあと、ゼレンスキー大統領の降伏(サレンダー)の申し出が出る。

 ガリシア右翼(カトリック教徒。ギリシア正教の分派のウクライナ正教でもない。ナチス・ドイツ軍と一緒に動いた)と呼ばれる、ウクライナ西側の山岳地帯を中心とする、反共右翼(はんきょううよく)の、燃えるような情熱の、反ロシア、反共産主義の、軍人と活動家たちが、あと2千人死ななければ、戦闘は終わらない。

彼らの正式の名は、「右派セクター」の ステファン・バンデラ主義者で、指導者は、ドミトロ・ヤロシュである。その一部 は、「アゾフ大隊」と呼ばれる。

プーティンは、この強固な信念の反共右翼たちに、死に場所を与えるつもりである。
この者たち2千人を生かしておいたら、このあと彼らは、鬼になってプーティンを殺しにゆくからだ。

 燃えるような情熱の、自分の一生をかけて、反ロシア、反共産主義の 大義( たいぎ cause コウズ)を持つ者たちは、ここで死ぬ気だ。

 ゼレンスキーに向かって、「大統領、あなたは、生き延びてください。 私たちは、戦って死にます」と決意した者たちだ。私、副島隆彦も、もしこの立場にいたら、戦って死ぬ。

 日本の安倍晋三君とその仲間の皆さんも、今は、涙を流しながら、現地の映像を見ているだろうから、その切歯扼腕(せっしやくわん)だけでなく、「もし日本で同じことが起きたら、私は、潔く戦って死ぬ」と、決意を新たにしてもらいたい。 私、副島隆彦は、君たちの今の心情を激しく理解できる。

 国王(日本の天皇も)と大統領だけは、生き残らなければいけない。あとで卑怯者、臆病者と、長く密かに罵(ののし)られようと、それでも生き残らなければいけない。敵と、停戦協定(シース・ファイア・アグリーメント cease-fire agreement )そして、和平交渉(ピース・トークス pease talks )をしなければいけないからだ。

今、NHKの大河ドラマでやっている人気のある「鎌倉殿の13人(集団指導体制という意味)」でも、「 佑殿(すけどの 源頼朝=みなもとのよりとも)は、生き延びてくだされ。私共は、ここで戦って死にまする」と、やっている。敗戦国民である、私たち日本人は、痛いほどよく分かる。日本国の多くの歴史事実の中に、この敗戦の時の悲惨と哀れが、刻み込まれている。

もっと、いろいろと書きたいが、今はこれぐらいにしておく。 
潔く戦って死ぬ者たちに、栄光あれ! ウクライナ人の名誉、万歳 !  副島隆彦拝  

 冒頭の加筆終わり 午前4時45分 )

3. 2022年2月28日 00:29:36 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[12701] 報告
ウクライナがアフガン化するかも
2022年2月27日   田中 宇
ロシアが侵攻したウクライナ戦争は、開戦日の2月24日にロシア軍が電撃的にウクライナの空軍を破壊して制空権を強奪した後、膠着的な感じになっている。政治的な水面下の動きが起きていると思われるのだが、何が起きているのかほとんど漏れてこない。ウクライナには以前から、ロシア敵視のウクライナ系ナショナリスト勢力(極右ネオナチ)から、ロシア系などの親ロシア勢力までの諸勢力がいる。極右は米英諜報界に支援されてウクライナの諜報機関を握ってきた。ゼレンスキー大統領も極右の側近たちに囲まれている。ウクライナの極右は、イスラエルの入植者と似て、ナショナリストと言っているが本質はそうでなく、ロシアに打撃を与えることを最優先にしている。彼らの本質は極右というより米英のスパイだ(エリツィン時代のロシアのオリガルヒとか、コソボのKLAも同質)。彼らは米英諜報界の後ろ盾があるので強い。(イスラエルの入植者も米諜報界の後ろ盾があり、イスラエルの安定や繁栄よりもアラブ人・パレスチナ人の排除を最優先にしつつ権力を牛耳り、その結果イスラエルは安定から遠ざかり亡国の際にいる) (敵にガスを送るプーチン)

ロシアは、ゼレンスキー大統領が今の混乱の中で極右(ネオナチ)の側近たちを排除して個人で権力を握り、その上でゼレンスキーが「ウクライナは対露非武装の親ロシア国家になった」と宣言することを望んでいる。これが、ロシアの求める「非武装、非ナチ化」である。これを達成するにはまず、ゼレンスキーが自分を囲んでいる極右の側近たちを排除せねばならないが、それが失敗している可能性がある。ロシアは今年初め、カザフスタンで似たような謀略をやって成功している。カザフスタンで起きた暴動は、ロシアから離反して欧米と親しくしてきた独裁者ナザルバエフ(安保会議長)が、配下のトカエフ大統領に引責辞任させられる権力内の下剋上を引き起こしたが、この下剋上はロシアが誘発したものでないかと私は勘ぐっている。 (カザフスタン暴動の深層)

トカエフは、暴動鎮圧時のどさくさ紛れにロシアとくっついてナザルバエフを蹴落として自分がカザフの親露権力者になった。ロシアは、カザフスタンを反露国から親露国に転じさせた(目くらましとしてトカエフは今回、露軍のウクライナ侵攻に協力しないと表明した)。同様にロシアは今回、ウクライナで露軍侵攻のどさくさ紛れに、極右(米英諜報界)の傀儡だったゼレンスキーが極右を切り落として親露の権力者に転向して政治的に延命することを狙っているのでないか。大統領がゼレンスキーのままなら、欧米も「ロシアがウクライナを政権転覆して傀儡政権を作った」と非難できない。

今回ロシアがウクライナで「カザフスタン方式」を成功させる可能性を高めたのは、2月11日から米国が「ロシアが攻めてくる」と大騒ぎし、英欧諸国を引き連れてウクライナ駐在の外交官や諜報部員たちを全員出国させたからだ。これまでウクライナの極右を支援強化して権力に就かせていた米英勢が、突然に引き揚げていってしまった。その2週間後、露軍が侵攻してきて制空権を奪い、外国勢がウクライナを支援することが不可能になった。ロシアはウクライナの極右幹部(米英スパイ)たちが権力から排除されて一掃(投獄?)されるまで、ウクライナから出ていかない。ウクライナの極右は政治的・諜報的に「兵糧攻め」にされている。 (バイデンがプーチンをウクライナ侵攻に導いた)

ゼレンスキーが露軍に追い詰められつつ、自分の政権から極右を排除して「浄化」し、代わりに親露系(ロシアのスパイ)の政治家や政策立案者たちを側近として登用する「改革」をやり、その上でゼレンスキーがウクライナの非武装中立化を宣言すれば、ロシアが求める「非武装化と非ナチ化」が成就する。選挙で選ばれたゼレンスキー大統領が続投したまま「民主的」に親露側へと換骨奪胎される。逆に、あと2-3週間たってもウクライナ上層部の人事異動などの動きがほとんど起こらず、ゼレンスキーが露軍侵攻前と同じ側近たちに囲まれて「ロシアと戦う」と宣言し続けていたら、極右の延命であり、カザフスタン方式でウクライナを親露側に転換するロシアの謀略は失敗した可能性が高くなる。

ウクライナの極右は、母国をアフガニスタンやシリアみたいな内戦状態にして、ロシアを地上軍による占領の泥沼に引きずり込み、プーチンが世界からもっと非難されるようにして、露軍のウクライナ占領を失敗に追い込みたい。ウクライナ極右は、政府軍とは別の武装民兵団を持っており、彼らは米英諜報界の軍人たちから各種の特殊作戦の訓練を受け、装備を供給されてきた。たとえゼレンスキーが政権中枢から極右を排除し、政府軍が露軍と戦うことをやめさせても、極右民兵は政府の言うことを聞かず、独自の装備を出してきて露軍を攻撃する。 (Putin tells Ukrainian military to ‘take power into their hands’)

すでに極右民兵は、首都キエフなどの住宅街の中にトラックに積んだ地対空砲を持ち込み、住民を「人間の盾」として使いつつ、上空の露軍機を攻撃したりしている。露軍機が極右に反撃すると「露軍機がキエフの住宅街を空爆した」という話になり、欧米日のマスコミがロシア敵視を喧伝する。ウクライナ極右が住民を人間の盾として使う非道なテロリストの戦法をしていることは無視される。欧米日のマスコミは、米英諜報界が発する歪曲情報を鵜呑みにして喧伝する。マスコミは諜報界の傀儡であり、その点で同じく米英諜報界の傀儡であるウクライナの極右勢力と「義兄弟・同志」の関係にある。マスコミは自分たちの本性を語らないし、ウクライナの本質も報じず、歪曲を喧伝し続ける。 (US Officials Make Grim Prediction for the Fall of Kyiv: Report)

ウクライナ極右の一部は政府軍の部隊の中に兵士や将校として入り込み、政府軍の動きを内側から監視・統制することもやっている(イスラエルで入植者が国軍を乗っ取ってきたやり方と似ている)。ウクライナ人の中にはロシアを敵視したくない人々や、極右支配を嫌う人々(親露派と、反・反露派)も国民の半分ぐらいいる。ロシアは、ウクライナ政府軍内のそうした親露系の将校や兵士たちが極右支配に反逆するクーデターを起こすよう呼びかけている。しかし、今のところ極右支配への反逆は起きていない。その理由についてロシア国防省は、政府軍の内部にいる極右勢力が、反乱しそうな親露系の兵士や将校を諜報機関に通報し、排除(私刑に?)しているからだと言っている。ウクライナは極右に乗っ取られている。大統領も兵士も、極右に反逆することは難しい。極右を強化してきた米英諜報界がウクライナを去った今、この困難性がいつまで続くか、という話でもある。 (Russian MoD: Kiev Applies Same Methods as Terrorists, Uses Civilians as Human Shields)

ウクライナは、極右に乗っ取られたままだと「アフガン化」しかねない。欧米のNATO諸国は、ウクライナに大量の武器弾薬を送り込むと言っている。ドイツはスティンガー(携帯式地対空誘導ミサイル)を500発と、携帯式の対戦車砲を1000発をウクライナに供与する。オランダもスティンガー200発、対戦車砲50発を送る。ベルギーやチェコ、スロバキアも似たような兵器を送る。これらはウクライナの誰が使うのか。これらの携帯用の兵器は、政府軍などの正規軍が使うというより、ゲリラや民兵団など非正規軍が使うものだ。スティンガーなどが活躍するのは非正規戦争の戦場だ。今後のウクライナでロシア軍と戦う主な勢力は、政府軍でなく、非正規軍である極右の民兵団だ。彼らは市街地に立てこもり、住民を「人間の盾」として使いつつ、アパートのバルコニーや屋上の影や、公園の木立の間から、ロシア軍の飛行機や戦車を狙って撃ってくる。その時に、ドイツやベルギーなどが供給したスティンガーなどの携帯用兵器が使われる。 (Russia's Military Announces Bigger "Advance In All Sectors" As Zelensky Vows Ukrainians Will Fight)

この住宅地に立てこもる極右民兵団にロシア軍が反撃すると、アパートが破壊され、住民が死傷する。美しいキエフやその他のウクライナの街が、カブールやベイルートやアレッポみたいな廃墟になっていく。何万人かのウクライナ市民が死に、その何10倍かの市民が家を壊されて難民になる。ウクライナは非正規戦争になり、アフガン化する。この戦争を起こしたのはロシアだ、プーチンだ。米欧日のマスコミや権威筋(諜報界傀儡)が勝ち誇って非難する。ドイツやオランダやベルギーといった人権重視の美しい国々がこれからウクライナに供給するスティンガーなどは、このように「活用」されていく。欧州市民はさぞ嬉しいだろう。 (In "Devastating" Move, US Weighs Sanctions On Russia's Central Bank As Germany Backs "Targeted" Removal Of Russia From SWIFT)

スティンガーは1970年代に米軍産が開発し、ソ連軍が侵攻して支配していたアフガニスタンで、米諜報界が支援してソ連軍とゲリラ戦をさせていたイスラム民兵団(ムジャヘディン、聖戦団)に使わせた。山間の聖戦団を空爆しにくるソ連軍のヘリコプターや飛行機を聖戦団がスティンガーで撃墜し続け、ソ連にとって戦況が不利になり、1989年のソ連軍の撤退と、その直後のソ連崩壊へとつながった(その後、めぐりめぐって聖戦団はタリバンになり、米国自身がアフガン占領の泥沼にはまることになったが)。スティンガーはソ連を潰した。プーチンは、ソ連崩壊から10年後にロシアの権力者になり、20年かけてロシアを立て直した。しかし、またもやロシアはスティンガーの悪夢の前に立たされている。勝ち誇る敵は今回も米諜報界である。 (The War to Reshape European Security Has Begun)

ウクライナの制空権はロシアが握っている。ドイツなどNATO諸国は、スティンガーを空路でウクライナに送り込めない。ポーランドから陸路で入れる話が出ている。しかし、NATOからの輸送トラックがウクライナに入ったら、その時点でロシア空軍に空爆される。これら正規のルートは使えないが、非正規のルートなら使える。ポーランドもロシア敵視の国だ。ウクライナの極右が一般市民のふりをしてポーランドに行き、スティンガーを一本ずつ持ち、検問所を迂回してウクライナに戻り、そのまま一般の荷物に紛れ込ませてキエフなどまで運べれば、うまく戦場に持ち込める。パキスタンから聖戦士が山を越えてアフガニスタンにスティンガーを運び込んだ昔話に似ている。ウクライナを占領するロシア軍がポーランドとの国境線を厳重に管理できれば、この非正規ルートも阻止できる。

ロシアは、ドイツなどがウクライナにスティンガーを送り込むことを阻止できるもう一つの方法も持っている。それは、ロシアからドイツなどへの天然ガスの供給を止めることだ。ドイツなど欧州諸国は、暖房や発電などエネルギー源のかなりの部分をロシアからの天然ガスに頼っている。ロシアが天然ガスの送付を止めたら、その日から欧州は大混乱になる。ロシアはウクライナで市民を殺さないように戦争している。だが、ドイツなどがウクライナにスティンガーを送り込むと、極右がそれを使ってウクライナの戦争を、市民が大量に死ぬものに変えてしまう。ロシアが欧州に送るガスを止めて「ウクライナに軍事支援しないと約束するまで欧州にガスを送らない」と宣言することは、ウクライナ市民の生命と資産を守るための、ロシアによる人道策である。まだスティンガーはウクライナに送られていない。記者発表されただけだ。 (NATO sending more weapons to Ukraine – Stoltenberg)

今や軍産を押しのけて多極派が牛耳っているとおぼしき米諜報界は、プーチンを奮起させて欧州へのガスを止めさせて欧露関係を大転換させるために、スティンガーという「ソ連殺し」の名前を意図的に出してきたのでないか。今日決まったSWIFTからロシアを追放する話も、3月1日から米連銀がQEをやめた後に起きそうな米金融崩壊・ドル崩壊を「プーチンがSWIFT追放の報復としてドルを潰した」「プーチンが米国の覇権を引き倒した」「ぜんぶプーチンが悪いんだ」という話にするために米諜報界がやらせた観がある。ロシアはずっと前からSWIFT追放の準備をしてきたのであまり困らない。 (All Russian Banks Under Sanctions Will Be Excluded From SWIFT, German Gov't Says) (Inflation Alert! The Russia/Ukraine Conflict Is Being Set Up As A Scapegoat For Continued Accelerating Inflation)

ロシア敵視の総本山だったはずの英国は「NATOはウクライナに積極介入すべきでない」と言いだしている。今起きていることはマスコミ権威筋が喧伝する「プーチンの大誤算」でなく逆に「プーチンの勝利、NATOの自滅」になりそうだ、と英国は懸念している。イラク戦争などと同様、隠れ多極主義的なにおいがする。 (UK Says NATO Forces Must Not Play Active Role in Ukraine)

ウクライナで起きている水面下の政治的な動きとして推測できるものは、ロシア系勢力が勃興するかどうかとか、南東部を分離独立させるノボロシアの謀略とか、ほかにもいくつかあるのだが、今日の記事はここまでにする。 ('Glory To Novorossiya! The Second Great Slavic Reconquista Has Begun')
https://tanakanews.com/220227russia.htm

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