上司世代のように六十歳まで管理職で突っ走りたかったのは分かるが、デジタル社会で我々が部下を引っ張るのは無理で、むしろ力石徹のように完全燃焼する前にゴールできる事を喜ぶべきで、まだ働き足りない今のうちに残りの四十年も現役で過ごす為の準備を始める事で、その踏ん切りをつける為に改めて東京で年金生活をしている上司世代を観察する事で、確かに我々より多く年金を貰えているから辛うじて東京で年金生活ができているが暇で退屈そうで現役世代と接点がなく、喫煙所でつかまると昔話をされて辟易するという経験は喫煙者でなくても経験があると思うが、確かに東京で年金生活できるのは羨ましいが、現役世代から半人前扱いされるマイナスの方が大きく、そこへいくと帰郷就農&起業は八十代まで現役でいられるし話相手にも事欠かず、毎晩同窓と晩酌できる訳で、そちらの方が幸せに決まっているのである。
多分、八十代になって、俺はまだ貰ってねーぞと貰ってない自慢に花が咲くと思うが、年をとっても現役でいられるのが一番幸せなのである。 　

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