そうでないから、一月万冊に出演する元朝日新聞記者のように、安倍晋三とプーチンを並べてどちらもバカというトンデモYouTuberが出現する。安倍晋三は、中国が先制して、台湾（および日本）を攻撃させようとする日本の芸人政治家だが、プーチンは、生物兵器の危険を十分理解して、防御戦を実行した。ロシア語を話すウクライナ民の殺戮は、ソ連防衛の十分な根拠になりうる。

自分のFireTVのYouTube「おすすめ」は、ウクライナ紛争が始まっていらい、ロシア語の動画がいっぱいだ。理由はどうやらMaximovRoという山に行っても川にいっても金のナゲットがどんどん見つかるというロシアのチャネルを登録しているためかもしれない。

今日は５月２３日だが、数日前にロシアの大攻勢が始まるという動画がたった。そのあとにウクライナの攻勢が始まったという動画が続いた。しかし、その頃からウクライナ側の情勢分析をする地図動画が姿を消した。その代わりにウクライナの攻撃兵器が個別にロシアの戦車、自走砲、ヘリコプターを破壊したという動画が大量に出現しはじめた。そのなかには、Zの記号をつけた、つまりロシア側の輸送車かもしれないが、あとから書き足したとしか思われない粗雑な、本来の位置ではないところにZをペイントした写真を載せているものがあった。

２３日朝のスタフカの動画では、以前に見られなかったキエフ北側の攻撃地域とオッデッサが戦闘発生の場所として追加されている。スタフカの登場人物は、いままで通り自信満々の早口でドネツ・ドンパス地区の攻勢について話していた。ウクライナ側の同地区の攻勢はどこにいってしまったのか。大きな包囲網が形成されて、２地区に集結したウクライナ軍が包囲殲滅される未来しか見えない。

ロシア側の動画は、なにかしつこくマリウプリの動画を流すように思える。捕まったネオナチたちの入れ墨は、ナチスをオマージュしたものだらけだ。しかし、これは、
マリオプリの製鉄所を不落の要塞として、そこをロシア軍が攻めあぐねている間にNATO連合軍が進撃してロシアを排除するという芸人大統領が思い浮かべていたシナリオまたは、実現しない夢をロシアは打ち破ったということを誇示する意味があるのであろうか。