基軸通貨のドル一極集中から多極化は正解

世界信用縮小と金融恐慌の収束を、古い経済学の常識にまかせたので，世界と各国の信用がさらに縮小し、株式市場・為替市場・銀行窓口の一時閉鎖が避けられなくなるからドルやユーロ等の主要通貨が、キンとのリンクを一日も早く宣言しなければならない。

そして三代目には革命直接体験者はゼロになるので，一党独裁支配制を採用した、社会主義国家の中国は、革命から80 年目に自壊することが避けられない。

ロシアや中国より工業化が進み農奴制から自営農に移行してた東欧の社会主義国の一党支配制度は40 年後にベルリンの壁で自壊した。ではナゼ中ソ社会主義国家は80 年目に自壊するのか？

それは、三世代目になると、革命を直接経験しない世代が多数派となるためだ。彼らは、低生活水準での平等より、自由を求めるため自壊する。

東欧と旧植民地独立国の４０年目の自由政治革命から予測できるので，社会主義政治制度が、資本主義的経済を採用したとしても、80 年後には、政治的自由を求めて民衆は蜂起し、自壊を避けることはできない。中国経済のバブルの崩壊が認識されたので、2025年前後までには一党独裁政治体制の自壊は避けられない。

石油輸出国も、40 年目に政治的自由の要求に譲歩し、政治体制を維持するが、戦後
80 年目の節目には、民衆蜂起によって指導者層は分裂し、自壊することを避けるのは難しい。

日本もライバルの中国が自壊すると最後は停滞し自己崩壊することも避けられない。しかも80 年前の革命を直接体験した国民が少数派になると、低い平等より自由を求めると、国家は自壊し民族ごとに分割し、連邦制度は崩壊する。

常識的にはキンとリンクすると宣言すれば収束するが。ドルとユーロと円が世界の75％のキンとリンクさせると、通貨の信用縮小は収束する。そしてエンジンレスの産業革命を、前倒しさせるなら、高度成長路線を復活できる。そうなれば、過去のように、世界大戦という巨大な殺人消費需要の助けを借りなくても、恐慌から脱出して人類は救われるはずです。

国破れても山河と国民は消滅しない。だが、人間集団ごとの自己防衛的な思考と行動は、経済信用のシステムを崩壊させて縮小させ、激痛を発生させる。

中国とインドとロシアは基軸通貨国になれるか？

中国とインドと日本と南アフリカとロシアは、1933年のルーズベルトのように、民間のキンの売買と輸出を禁止し、国家だけが買上げる政策を採用すれば、キン保有で米国と欧州を越え、基軸通貨国になるチャンスはある。

しかし中国の元が第三の世界基軸通貨になれない必然性がある。

中国とインドと南アフリカとロシアは、溜め込んだドル・ユーロ・円の基軸通貨と保有キンのバスケットのペッグ制によって、間接的に為替レートに、自国通貨を固定化することができる。そうして、その輸出大国を維持することが可能となる。だが、これらの国は、多民族国家＆多部族国家であるために、経済常識やキンの価値観は分裂している。そのために、韓国国民が外貨危機の時、ギンを国家に拠出して助けたように、一致して行動することは困難である。

ソ連邦は80 年目に自由主義革命で解体したが、中国も政治的自由を求めて解体されることは避けられない。第二は、香港返還で中国は、他の欧米の植民地国と同様、旧支配国の権益を保護した。そして元は中国解体とバブル作裂と、シーラカンス銀行のデフォルトの三つの危機に直面しているのだ！中国の元が第三の世界基軸通貨になれない必然性を排除できる方法があるが，リーダはきづいているのだろうか，注目したい。