まりなの言葉は、人付き合いが苦手なプライドの高い頭の良い中学生が言葉に振り回さてマゴツイて話している様に響く。県外や国外とは無縁で、同じ言語圏の同年代の日本人だけに向けて。

聞いた方までまごつかせていることには、本人は露ほども気づいていないと思われるし、はっきり言って自分の発言力に酔う事の方が、発言自体の社会への影響より重要だと捉えている認識はあるのではないか?　うっすらと。わけわからんで笑っているっぽくもある。

今回の巻は、敵さんは海外だし本山だし届くわけ無いじゃんと、まりなが意識下で勝手に決めてしまっている事、まりなという個とされるものが勝手に意識下で決めたことが、実際に必然的に結果として全世代の日本語話者にネットを通し影響を与え、ある種の敵を生み出している事を、興味深く聞いた。

宇宙全体地図をまりなの玄関に。我々一人一人の玄関にも。オーソリティー気取りは、全てただの厨二病だと、人類今やまるわかりである。