人間じゃなくなれば確かに一応、人間を傍目八目できる立ち位置になるだろうけど。人間をやめると、つまり、人型ケモノに成り下がると、残念ですが其処までらしいです。

その小さな地球の住民である人類。
何を勘違いしたのか、
人類の中で大金持ちの俺たちは、地球と人類の支配者であり、特別な存在であり、王様だゾーと言ってみたところで、太陽光が少し強くなったり、弱まったりすれば、人類を支配するゾー、地球を支配するゾーと幾ら叫んだところで、彼ら自身の生存すら危うくなる。

また、地球が風邪を引き、咳をしてプレートが動いたり、鼻水を垂らして火山が大噴火すれば、単なる金持ちの彼らには為す術は無い。

人類は、地球上に住まう自然界の一生物であるという謙虚な気持ちを忘れた時、人類は滅びの道を歩み始め、後世には違う生物が地球の支配者になっているだろう。