ウクライナ戦争は2014年、ミンクス２条項を破ったキーウのドンバスルガンスクの軍事侵攻に端を発している。戦争状態が8年続いた。そしてドンバスルガンスク自治区は独立を宣言した。ロシアの特別軍事作戦は、両国の支援要請に基づいて行われ、昨年3月停戦協定調印寸前までいった。

これを壊したのは、ウクの農地を買い占めたブラックロックを擁する金融業界。経済制裁でロシアを弱体化し解体させ資源略奪を計画していたエネルギー産業の経済人たち。金融界の利益を図る思惑で戦争が継続された。

経済制裁によるロシアの弱体化はならず、中国インド、中東、アフリカ、南アメリカがドル一極支配に反発。いわゆる西側の支配者を自認する「お金持ち」たちは、政略的に決定的な敗北をきした。

軍事的な天王山とされたバフムト要塞が陥落。ウクライナ東南部を巡る戦争での軍事的敗北も確定した。これから反転攻勢とやらでいくつかの村を奪還したところで、国際的なドル基軸通貨離れは止まらない。これ以上の戦争継続は西側諸国の国益を更に損なう。

人類を破滅に導く戦争に拡大させるより、現状容認で手打ちにした方がいい。人類全体の利益のために。中国の提案は、一部の金持ちの不利益に繋がるものだが、人類全体の利益からすれば理にかなっている。殺し合いを煽って憎しみを増幅させて得するのは軍需産業だけだ。

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