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まだ情報開示裁判がある「私は真実が知りたい」…赤木雅子さん反撃へ弁護団を拡充 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記 相澤冬樹(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/616.html
投稿者 赤かぶ 日時 2022 年 5 月 31 日 11:40:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


まだ情報開示裁判がある「私は真実が知りたい」…赤木雅子さん反撃へ弁護団を拡充 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/305878
2022/05/29 日刊ゲンダイ


赤木俊夫さんの手帳 2017年6月28日に「任ガサ」「18:30特捜部来庁」の文字(撮影)相澤冬樹

 夫はなぜ死に追い込まれたのか? 財務省の公文書改ざん事件で命を絶った赤木俊夫さんの妻、雅子さんの「真実が知りたい」という願い。そのために裁判で元財務省理財局長・佐川宣寿氏ら5人の証人尋問を申請したが、大阪地裁で退けられたという衝撃。これですべてが終わってしまった……ように思える。だが、実は裁判はもう一つある。財務省に情報開示を求める裁判が。

 ◇  ◇  ◇

 財務省による森友学園への国有地の巨額値引き売却と、取引の経緯を記した公文書の改ざん。これら森友事件の捜査の過程で、大阪地検特捜部は財務省から様々な関連資料の任意提出を受けた。捜査は佐川氏をはじめ全員不起訴で刑事責任を問わずに終わったから、提出された資料は返還されたはずだ。赤木雅子さんは、財務省と近畿財務  局が検察に任意提出した資料の開示を求めて裁判を起こしている。

 だが国はそもそも、検察に資料を任意提出したかどうかを答えない。答えると捜査に支障を及ぼす恐れがあるとし て、そういう資料があるかどうかも答えない。これは法律用語で「存否応答拒否」、あるいはアメリカでの類似事案の名前から「グローマ-拒否」と呼ばれる。だが、それっておかしくないか? 財務省が森友事件の捜査で検察に資料を任意提出したというのは繰り返し報道された事実なのだ。

 この情報開示の裁判をめぐって重要な動きがあった。赤木雅子さんが弁護団を拡充することになったのだ。これまでの松丸正弁護士、生越照幸弁護士に加え、森友事件の真相追及で知られる阪口徳雄弁護士と高須賀彦人弁護士、それに情報公開に詳しい坂本団弁護士が参加することになった。

 5月25日の午後4時、佐川氏相手の裁判で証人尋問の申請が退けられた、まさにその日、メンバー全員による会議が開かれた。坂本弁護士は「情報公開・開示請求実務マニュアル」という著書がある。この日の会議で、ある提案をした。

「本を証拠提出しましょうよ。財務省が任意提出したって書いてあるでしょ」

 ここで言う「本」とは、赤木雅子さんと私の共著「私は真実が知りたい」(文藝春秋)のことだ。その154ページから155ページにかけて、赤木俊夫さんの直属の上司だった近畿財務局の池田靖 統括国有財産管理官(当時)が雅子さんに打ち明けた話が出てくる。

 大阪地検特捜部が近畿財務局に資料の任意提出を受けに訪れた際のこと。池田氏は強制捜査と混同して「ガサ入れに来た」と表現しているが、俊夫さんが池田氏に「これも出していいですか?」と示したのが、後に「赤木ファイル」として知られることになる、改ざんの詳細を記録した書類だった。池田氏は「全部出してください」と答えたという。


亡くなった赤木俊夫さん(赤木雅子さん提供)

 池田氏の話から、財務省近畿財務局が大阪地検に資料を任意提出したこと、その中に「赤木ファイル」も含まれていたことは明らかだ。当時の担当者がそう話していて、その録音データまであるのだから事実に間違いない。俊夫さんの手帳にも、2017(平成29)年6月28日に「任ガサ」という文字が残っている。これは「任意のガサ」つまり「任意提出」を指す。「18:30特捜部来庁」の文字もある。

「赤木ファイル」がその後、財務省から雅子さんに開示されたのは、捜査が終わって資料が検察から戻ってきたことを指している。財務省は検察に資料を任意提出したし、その資料は返ってきている。だから、任意提出の経緯を記した本を証拠として裁判に出して、国の主張を覆そうという狙いだ。原告本人の著書を裁判で証拠にしようという奇手と言えよう。真実につながる情報は開示されるだろうか?

 ◇  ◇  ◇

 今までやってきたことを無にされるような証人尋問の却下。何もかも虚しく思えてもしょうがない。でも、無駄なことはないと思いたい。赤木雅子さんは、この情報開示の裁判にかけてみようと考えている。総勢5人になった弁護団で、ここから反転攻勢に出るんだ。そんな気持ちがLINEで届いた。

「ここまで叩き落とされ叩き潰されたから、あとはもう上がるしかないと思います。これからどう生きるかですね」


相澤冬樹 ジャーナリスト・元NHK記者

1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。
 

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コメント
1. 赤かぶ[172510] kNSCqYLU 2022年5月31日 11:40:38 : IrhQbsPtA1 : My43WnR3V2FGemc=[11124] 報告

2. 赤かぶ[172511] kNSCqYLU 2022年5月31日 11:43:32 : IrhQbsPtA1 : My43WnR3V2FGemc=[11125] 報告

3. 赤かぶ[172512] kNSCqYLU 2022年5月31日 11:44:21 : IrhQbsPtA1 : My43WnR3V2FGemc=[11126] 報告

4. 赤かぶ[172513] kNSCqYLU 2022年5月31日 12:21:22 : IrhQbsPtA1 : My43WnR3V2FGemc=[11127] 報告

5. 2022年5月31日 20:57:00 : uYfdKGwDL6 : Z0RMR1VhcUpxaGM=[7] 報告
奥様、頑張ってください、最後まであきらめずに!

絶対、赤木さんも天国できっと応援していると思います!!

国民も応援しています。

5人の善意の弁護団の方と、相澤記者と一緒にコツコツと

真実を追求されてください。

佐川は、本当のことを話すべきです。

6. 2022年6月01日 09:01:32 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[2778] 報告
雅子さんの気持ちは本当に痛いほどわかる。国家犯罪にして司法がまるで機能せず他国に裁いてほしい気持ち、とことん頑張ってほしい、赤木俊夫さんもそう願っているに違いない。誰も罪に問われず終わらせて良い犯罪ではない、国の威厳にかけてもきちんと法治国家として国民に納得させる法の裁きをすべきだ。。
7. 2022年6月01日 10:07:40 : ognRDQzdSk : Sm5VTThLbEhIUnM=[801] 報告
憲法の三大原則
 1 戦争放置
 2 酷民主権
 3 棄本的人権の尊重
今の司法はこれで動いているのだ!!!
8. 達人が世直し[1527] kkKQbIKqkKKSvIK1 2022年6月02日 16:59:12 : vouZoQV3GI : cERhT0preFllVnc=[765] 報告
日本の報道の自由度が、世界の最下層で固まってしまっているのは、周知の事実であるが、それと同様に、国民の「知る権利」が、政府と、官僚の脱法行為によって蔑ろにされていることも、周知の事実だろう。
公文書が、のり弁で公開されても、日本のメディアは「またか」で済ませてしまうほどに、慣らされてしまっている。
飼い慣らされてしまっていると言ってもいいだろう。
日本の政府、官僚は、それをいいことに、悪しき前例も、免罪符として悪用し、乱用する始末だ。
日本のジャーナリズムは既に死に、寿司友が幅を利かせている現状では、日本記者クラブに訴えても、徒労でしかない。
ならば、日本外国特派員協会に「再び」支援を訴えてみるしかないのだろうか。
国連の人権委員会に直接訴えることはできないのだろうか。
そのような活動を通して、国際世論を喚起することが出来れば、これからの裁判への支援にもなるだろうし、海外の世論に触発されて、日本での問題意識も高まるのではないか。
あの伊藤詩織さんが、裁判で勝利し続けていることも、日本は勿論だが、世界の世論が大きな力になったことは、間違いないだろうと思っている。
赤木さんにも、強力な弁護士ばかりでなく、真のジャーナリストも支援している。
日本で蔑ろにされている「国民の知る権利」の実態を、「森友問題」の裁判の実態を通して、国際世論に訴え、国連の人権委員会に訴えることで、裁判への支援とならないだろうか。
赤木さんの為ということではなく、日本の「国民の知る権利」を取り戻す為に。

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