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岸田政権の副大臣・政務官が酷い! 統一教会と関係申告の20人以外に性差別の杉田水脈、「LGBTは種の保存に背く」の簗和生も
https://lite-ra.com/2022/08/post-6220.html
2022.08.14 岸田政権の副大臣・政務官「統一教会系20人」に杉田水脈が含まれないインチキ リテラ
首相官邸HPより
岸田文雄首相が「統一教会隠し」のために前倒しした内閣改造に、批判が集まっている。内閣改造では統一教会との関係を認めた前閣僚7人を交代させたものの、少なくとも7人の閣僚に関係があったことが判明。さらに、12日の臨時閣議で決定した副大臣・政務官の人事でも、計54人中、少なくとも20人が統一教会との接点を本人や事務所が認めたのだ。無論、すべて自民党所属議員だ。
「統一教会隠し」どころか、もはやその実態は「壺内閣」──。しかも、13日付の西日本新聞などに掲載された共同電によると、内閣改造がおこなわれた10日、入閣者には「就任記者会見冒頭発言メモ」なる応答要領が送られ、そこには〈教団との関係が分かった場合に「当該団体について認識を欠き、申し訳なく存じます」「今後は一切関係を持たないとお約束したい」とする例文が記載されていた〉という。ようするに、“非・統一教会系”議員での内閣改造が不可能なほどに汚染は広がりきっているのだ。
いや、さらに火に油を注いだのは、副大臣・政務官人事だ。前述したように新副大臣・政務官の半数近くが統一教会との接点を持っていたことはもちろん、なんと、あの杉田水脈・衆院議員を総務政務官に抜擢してみせたからだ。
ご存知のとおり、杉田氏といえば、「新潮45」(新潮社/2018年8月号、その後休刊)で「LGBTは生産性がない」などとする差別論文を寄稿した問題をはじめ、国会で「男女平等は絶対に実現しえない反道徳の妄想」と発言するなど、性的マイノリティに対する差別やフェミニズムバッシングを剥き出しにしてきた人物。また、女性への性暴力について「女性はいくらでも嘘をつけますから」と暴言を吐いたり、元TBS記者・山口敬之氏からの性暴力を告発した伊藤詩織氏に対し「彼女の場合はあきらかに女としても落ち度がある」などと二次加害発言もしてきた。
女性や性的マイノリティを貶め、差別を助長する発言を連発してきた杉田氏が、これまで何ら処分も受けずに国会議員をつづけていること自体が異常なのだが、挙げ句、政務官にまで抜擢するとは──。
しかも、杉田氏のこうした差別的な言動は、統一教会をはじめとする宗教右派と共通するものであり、さらには実際に、統一教会との接点がこれまで数々指摘されてきた。
■杉田水脈は統一教会系イベントに出席しながら関係否定で申告せず、それでも政務官に
たとえば杉田氏は、2019年4月に熊本県でおこなわれた「青少年育成と父母の役割を学ぶ集い」に講師として参加したが、この講演を主催したのは「KPF社会教育委員会」(一般社団法人熊本ピュアフォーラム)なる団体。この熊本ピュアフォーラムの事務局長は「国際勝共連合の熊本県本部代表者」であるとジャーナリストの鈴木エイト氏が指摘しており、さらに同団体の代表理事は、安倍晋三・元首相がビデオメッセージを贈った天宙平和連合(UPF)の関係組織である「熊本県平和大使協議会」の副議長を務めている。こうしたことから、しんぶん赤旗は〈旧統一協会の別動隊「国際勝共連合」と関係が深い団体〉と報じている。
だが、杉田氏は、7月20日に自身のブログで、この団体が統一教会・家庭連合のダミー団体とは〈存じ上げません〉とし、〈現在においても当該団体がご指摘のような「統一教会・家庭連合のダミー団体」であるという事実は確認できておりません〉と記述。総務政務官に抜擢されたいま現在も関係を認めていないため、メディアで報道されている「副大臣・政務官で統一教会と接点があったと認めた20人」には含まれていないのだ。
しかも、杉田氏の場合、関係を否定するばかりか、統一教会と関係を持つことを開き直ってさえきた。
杉田氏は、2016年にアメリカ・ニューヨークでおこなわれた「このままでいいのか、日本!」なるイベントに参加したが、このイベントの主催や会場をめぐって幸福の科学や統一教会との関係が指摘され、「幸福の科学と統一教会の奇跡のコラボ」だと呼ばれていた。すると、杉田氏はSNS上で、こんな反論をおこなったのだ。
〈私は日本会議の会員ですが、幸福の科学とは何の関係もありません。統一教会もです。支援してくださる方や今回の講演会に来られる方の中に信者の方がいらっしゃるかもしれませんが、それはわかりません〉(Facebook/2016年8月5日)
〈幸福の科学や統一教会の信者の方にご支援、ご協力いただくのは何の問題もないのですが、どうしても宗教団体の名前が出ると日本国内では過敏に反応して「バックに宗教団体がいるでは」と言った憶測が飛び交い、苦情や問い合わせが事務所にあります。ので、その都度このように否定します。〉(Twitter/2016年8月6日)
反社会的団体である統一教会の信者から支援・協力を受けることは「問題ない」と言い切る──。しかも、宗教右派と深い繋がりを持ってきた杉田氏ならば、信者が個人として支援するのではなく、数々のダミー団体を通して政界とのパイプを持とうとしてきたことはよく知っていたはずだ。それを杉田氏はこのようにすっとぼけ、正当化してきたのだ。
それでなくても、杉田氏がおこなってきた性的マイノリティや女性に対する差別発言は、統一教会をはじめとする宗教右派の主張とそっくりなものだ。そして、反社会的団体である統一教会との接点を指摘されながら、このように開き直り、正当化してきた。そんな人物を、このタイミングで総務政務官に抜擢すれば、どうなるか。ネット上では〈#杉田水脈氏の総務政務官起用に抗議します〉というハッシュタグがトレンド入りしているが、このような反発が起こることは、岸田政権も十分予想できたはずなのだ。
■「LGBTは種の保存に背く」発言の簗和生は文科副大臣、秘書の「当て逃げ」同乗で書類送検された武井俊輔は外務副大臣
いや、杉田氏だけではない。今回の副大臣・政務官人事では、昨年、自民党の部会で「LGBTは種の保存に背く」と発言した簗和生・衆院議員を、よりにもよって文科副大臣に抜擢。また、2020年にコロナ給付金を在日外国人に給付すべきではないと主張し、議員辞職を求めるネット署名に約1万7000人の賛同が集まった小野田紀美・参院議員を防衛政務官に抜擢するなど、性的マイノリティ差別や外国人排斥をおこなってきた差別主義者を、どさくさに紛れて登用しているのだ。
そればかりか、岸田首相は自身の派閥・宏池会所属で、昨年、自身が同乗する車で秘書が当て逃げ事故を起こした武井俊輔・衆院議員までをも、今回の人事で外務副大臣に抜擢した。武井氏はこの事故で、車検と自賠責保険が切れている車を秘書に運転させたとして東京地検に書類送検されたが、ドライブレコーダーには事故時に「行ってしまえ!」という武井氏の声も録音されていたにもかかわらず、当て逃げの幇助や教唆などの容疑では立件されず、「政権忖度か」という声があがっていた。つまり、統一教会問題の隙をついて、自派閥の問題議員を重用したのである。
統一教会との関係について徹底調査もおこなわず、平然と関係議員を登用し、会見やメディア取材ではシラを切らせ、挙げ句、差別議員や問題議員を要職に引き上げる……。内閣改造後の会見では、江川紹子氏らが会見打ち切りに抗議の声をあげるなか、岸田首相は冷ややかな笑いを浮かべて立ち去った。その表情や聞く耳のなさは安倍晋三や菅義偉とそっくりだったが、そうした態度が今回の人事にはよく表れている。つまり、安倍・菅政権と同様、「どうせ世論はそのうち忘れる」と高を括っているのだ。
国民を舐め腐った今回の人事を、許すわけにはいかないだろう。
(編集部)
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