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分断の責任、岸田首相に 論説主幹・豊田洋一(東京新聞)
http://www.asyura2.com/22/senkyo288/msg/335.html
投稿者 蒲田の富士山 日時 2022 年 9 月 28 日 08:52:40: OoIP2Z8mrhxx6 ipeTY4LMlXiObY5S
 

2022年9月28日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/205022?rct=opinion

 国葬とは国家として故人を葬送する儀式である。そして国家とは、領土や居住する国民、政治権力で構成され、国家意思を決定するのは主権の存する国民だ。つまり国民が同意しない国葬はあり得ない。
 きのう行われた故安倍晋三元首相の国葬はどうか。国葬実施を定めた法令は存在せず、実施決定や予算支出には、国民の代表で構成される国会の議決が必要であることは自明の理だ。
 しかし、岸田文雄首相は国会に諮らず、論理的な説明も尽くしていない。内閣府設置法の所掌事務を根拠に国葬実施は「行政権に属する」と述べたが、いかにも無理がある。国葬を行う前提となる安倍氏の歴史的評価も定まっていない。
 所掌事務に「国の儀式に関すること」が記されていても、行政権を根拠に何でもできるわけはあるまい。
 例えば、防衛省の所掌事務には「防衛及び警備」や「自衛隊の行動」に関することなどがあるが、国民を守るための具体的行動は別途定められた法律で規定される。自衛隊が制限なく行動できるわけではない。
 所掌事務を根拠に、法律に定めのないことを行政権に属するとして平然と行う姿勢には危うさを感じる。
 報道各社の世論調査によると、この国葬には半数以上が反対する。故人を静かに悼むはずが、首相の浅慮により、国民を分断し、儀式から静謐せいひつを奪った。その責任は、多数の国民の意思に背き、国葬実施に踏み切った首相にあることは明らかである。  

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コメント
1. 2022年9月28日 09:09:05 : d900jNRo4A : bVhvMUZaN01UbmM=[3] 報告

国民は安倍国葬ごときで分断されないよ。w


2. ひでしゃん[2516] gtCCxYK1guGC8Q 2022年9月28日 09:54:34 : hjTsd0XdN2 : cjBvbUFUQmVNSUE=[412] 報告
岸田文雄も立憲主義を理解していなかった
こんなお粗末な人物しか日本では首相になれない現実
NHKは弔問外交などと述べていたが短時間で外交など出来るか?
言葉も通じないのに通訳を交えて挨拶を交わす程度のものを外交というか?
バカも休み休み言え
NHKには常識が無いことが更に明確になった
以前から受信料は支払っていないが
国民に誤った情報を臆面も無く垂れ流すNHKは存在自体が害悪でしか無い
実質偏向出鱈目ばかりの情報で国民を欺きながら公共放送などと称する恥晒し
正に白安倍晋三安倍晋三レベル
これでも国民はまだ欺され続けるのか
3. 地下爺(=^・^=)[904] km6JupbqKD1epV49KQ 2022年9月28日 10:15:57 : k3zXh6OQQU : R1Jic2NNN3pnYkE=[6337] 報告

 晋三ぼっちゃまは 今後10数万年に 渡って その業績は残りマチュ。
 これほどの 業績を残した 政治家は この世に存在いたしません。

 今後 7月8日は 国民の祝日とし 国旗を 掲揚し 朝から祝杯を
 挙げるべきでチュ。



4. 地下爺(=^・^=)[905] km6JupbqKD1epV49KQ 2022年9月28日 10:18:17 : k3zXh6OQQU : R1Jic2NNN3pnYkE=[6338] 報告

 ここに 子供たちの 姿が 戻るとしたら 10万年以上を経てからです 。。。


5. 蒲田の富士山[1329] ipeTY4LMlXiObY5S 2022年9月28日 11:05:11 : FxrgtfFMcw : NkZaMmZqZEo2bi4=[1] 報告
報道各社の対応(東京新聞・紙面)

2022年9月28日 朝刊2面

 安倍晋三元首相の国葬には、在京の新聞社や放送局など報道各社の会長、社長らが参列した。朝日新聞は欠席し、東京新聞も参列しなかった。共同通信は水谷亨社長が参列した。
 ほかに代表者の出席が確認されたのは毎日、読売、産経、日経の各新聞社と時事通信、NHK、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビ、テレビ東京。出席に関し「哀悼の意を表するため」(日経)、「経営者が社の代表として参列した」(TBS)などとした。
 欠席した朝日新聞は「開催根拠や決定の経緯などについてさまざまな声があることを受け、総合的に判断した」とし、東京新聞(中日新聞社)も「総合的に判断した」と説明した。

6. 新共産主義クラブ[-12407] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2022年9月29日 05:09:55 : eWphZadt9M :TOR cVhZNEFwZmZLLzI=[2] 報告
 
 異論が噴出している国葬を実施した責任が岸田首相にあることは確かであるが、どのような政策に対しても反対意見が出て世論が分裂することは、むしろ望ましいことであるため、この記事の「分断の責任、岸田首相に」という見出しは適切な表現ではない。
 
7. 2022年9月29日 06:49:46 : jUQLosS3VY : bmV0akxROHE2MzI=[3] 報告

「分断」というならそれを解消するには両方を足して2で割ればいいということになる。
それには国会で与野党が伯仲の状態にあることが条件だ。
しかし現状はどうか、「言うは易し行うはかたし」で済ませていて良いのか、良いわけがない。


8. 2022年9月29日 16:32:54 : 9YrXNNA0oA : eHova1hKak8vMkE=[9] 報告
朝日と東京は一時出るとか行ってたけどな。まあ、新聞は出ずに、テレビ関係が出たので、ダブルスタンダードにすらならんが。
9. 2022年9月29日 21:34:19 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[15004] 報告
日本政治の短絡化を進めた「闘う政治家」安倍晋三
THE LEGACY OF ABE

2022年9月29日(木)11時00分
石戸 諭(ノンフィクションライター)

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https://img-newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2022/09/221004p22_IDO_01-thumb-720xauto-523525.jpg
政権を奪還し、首相に返り咲くことになった2012年12月の衆院選で演説する安倍(東京・秋葉原) YURIKO NAKAO-REUTERS

<味方には融和的に、民主党や護憲派など「政敵」には攻撃的に振る舞った。国葬をめぐり二項対立が再演されたが、日本はこの「遺産」を克服できるのか>

死してなお「対立」を残したところが、いかにも安倍晋三という政治家らしいと言えようか。首相経験者では吉田茂以来となる国葬は、世論を二分というよりも、むしろ反対意見のほうが広がっている。

参院選の応援演説中にテロリストの凶弾に倒れるという非業の死であったにもかかわらず、高まったのは山上徹也容疑者への「理解」である。より直截的に表現すれば、実母が入信し、多額の献金で家庭を壊した旧統一教会(世界平和統一家庭連合)への怨恨を供述したという山上容疑者への「理解」と「同情」だった。


動機とされたのは、旧統一教会の友好団体に安倍が送った好意的なビデオスピーチであり、そうである以上、テロは安倍自身が招いたものという暗黙の了解も同時に広がっていった。

私はテロ行為を安易に肯定することに危惧を覚えるが、社会の現状は心もとない。国葬問題は単なる政争の具に成り下がり、安倍に賛成か、反対かという安倍政権下でおなじみになった構図が、題材を替えて再演されている。

本来、複雑なはずの政治イシューは単純な二項対立と、「敵」をいかに倒すかというゲームに変わっていく。


思い返すのは、こんな光景である。

2019年7月20日――。

東京は梅雨寒の影響で、例年になく暑さが感じられない7月になった。当時、首相だった安倍は東京・秋葉原で2019年参院選最後の演説に臨んでいた。

2012年に総裁に返り咲いた安倍は、その年の総選挙で野田佳彦率いる民主党から政権を奪還した。その選挙で秋葉原をマイク納めの地に選んでからというもの、安倍にとっては聖地と呼ぶべき場所になっていた。

「反日」というレッテル貼り
2012年末以降、安倍政権は国政選挙で勝利を重ね、この時点でも内閣支持率は40%台後半と高支持率を維持していた。

しかし、なによりNHKの世論調査によると、支持理由は「他の内閣より良さそうだから」が圧倒的なトップであり、その支持は消極的なものだった。この傾向は、安倍政権で一貫していた。

脆弱な野党に助けられ、選挙に勝ち続けている安倍は、自民党内の支持を取り付け、党内外に「他に政権を担えそうな政治家がいない」という状況をつくり出すことに成功したとみることもできる。

国民の消極的な支持しか調達できないが、選挙における無類の強さを誇るという安倍政権の特徴が、この選挙には如実に表れていた。衆院解散からの総選挙ほどの注目は集まらない参院選であるということを差し引いても、気候のように社会の関心が冷え込んだマイク納めになっていた。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/09/post-99718.php

各メディアがこぞって報じた情勢調査から、安倍政権の勝利が確実であることは最初から分かっていた。秋葉原の熱気は――少なくとも政権奪回を成し遂げた12年末の衆院選に比べれば――どこか弛緩しているように私には感じられた。ある一群を除いて、である。

白地の布に黒い文字で「恥を知れ。」と書かれたのぼりを中心に、「アンチファシズム」「売国奴 安倍ヤメロ」といったプラカードが躍り、シュプレヒコールを繰り広げる人々がいた。


そのすぐ隣にいた集団は、安倍に批判的であると彼らが見なすテレビ局やキャスターを名指しして「偏向報道」プラカードを掲げ、反対派のコールに対抗するように、「安倍頑張れ」と声を張り上げ、演説に拍手を送り続けている。

会場で配られた日の丸を手に持った若い女性3人組は、ネット上で「偏向報道」と批判されることが多いTBSのカメラクルーの前にわざわざ移動して、力を込めて国旗を振っていた。困惑したような表情を浮かべたカメラマンが撮影をやめると、彼女たちもどこかに移動していった。

なるほどと得心したのは、「安倍頑張れ」と声を上げる一群の中に「安倍総理 ニッポンがんばれ!」というプラカードがあったことだ。

ここに彼らの「本音」が垣間見えた。安倍を応援すること=日本を応援する=「愛国」という彼らの思考法は、安倍批判=日本を応援しない=「反日」という思考に転じていく。

秋葉原では「安倍批判」だったが、彼らが「日本を応援しない」=「反日」と見なすものならなんでもいい。「反日」というレッテルは際限なく貼り続けることができ、時に過熱していく集団行動を束ねるスローガンとなっていく。

ほんの3年前まで右派のレッテル貼りに使われていた「反日」に、今では日本での献金を韓国の本部に流す旧統一教会の方針や、その「売国」的教義への批判という文脈が加わった。

「反日」という言葉を批判していたはずの左派やリベラルからも、旧統一教会問題に限って言えば、「反日」を使うことに対する批判は聞こえてこないか、あってもごく少数にとどまっている。自分たちの陣営に有利になる文脈ならば問題ないからだろう。

その行動原理は、秋葉原駅前に集った安倍応援団と大差がない。というより、批判する側の行動が、される側の合わせ鏡になっているように見える。

これは単に分断が生じているというより、政治の捉え方が変わってきた現象に思えるのだ。

安倍は対立軸を打ち立てることを好む政治家だった。彼自身の言葉で表現するならば「闘う政治家」像を体現した。

「悪夢の民主党政権」といったレッテル貼りで、政敵を徹底的に打ちのめすという攻撃的なスタイルは保守層からの強い支持とともに、強固な反対派を生み出した。賛成する側からは信念を貫く、反対する側からは聞く耳を持たない政治家でもあった。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/09/post-99718_2.php

https://img-newsweekjapan.jp/stories/2022/09/28/221004p22_IDO_02.jpg
アベノミクスは景気回復をもたらしたが円安という副作用も(2015年) ISSEI KATO-REUTERS
武闘派スタイルが裏目に
安倍政権の代名詞であるアベノミクスが掲げた第1の矢、すなわち金融政策については成果を上げた。それまでの日銀の消極的な金融政策からはおよそ考えられないような大胆な金融緩和政策が実現した。

官僚組織の論理に従った抵抗もあったことは想像に難くないが、政治家の決断ひとつで変わったのだ。

結果、民主党政権下で1ドル=70円台まで進んだ円高は是正され、日経平均株価は上昇トレンドに転じる。有効求人倍率も同様のトレンドを描き、2013年後半には求人の数が職を求める人の数を上回るようになった。

機動的な財政政策が発動されなかったこと、2度の消費税増税によって、その成果を国民が実感できないものになったことは否めないが、特に若年層にはプラスに働いたのは厳然たる事実だ。

多くの政治学者が安倍をはじめ、政権関係者にインタビューを重ねて編まれた『検証 安倍政権 保守とリアリズムの政治』(文春新書)によれば、安倍もまた自民党の組織票が弱っていることを自覚していた。そこで、新しい票田として意識的に取りに行ったのが若年層だったという。

自民党の組織票は年々弱っている。彼の死後、注目を集めた宗教票だけでなく、地域組織や地元後援会が党全体で弱ったこと。これが危機だったのだ。

自民党は連立政権を組み、組織票の弱体化分を補完した。そこに加えて安倍政権がターゲットにしたのが若年層だったとみることができる。アベノミクスによる雇用の改善は、新たな支持基盤の掘り起こしにもつながった。

アベノミクスは欧州ならリベラル政党が取るようなスタンダードな金融政策である。だが、日本のリベラル野党は安倍政権が採用したというだけで否定的な論調を強め、ついぞ若年層の政権支持を理解しなかった。

「対立」に信頼関係はない
外交安全保障でも大きな対立が起きた。国会前デモが大きな話題になった2015年の安保法制制定時に、国民世論は大きく二分された。

国会前に「安倍はやめろ」コールが響き渡り、安倍政権の支持率は一時的に下がったが、いざ成立してしまうと逆風にはならなかった。

逆に世論を味方につけようとしたはずの野党のほうが議席を伸ばすことができなかった。一度は下がった安倍政権の支持率も、回復に転じた。

死後、CNNなどアメリカのメディアが「アジア太平洋地域の多くの人々にとって、安倍晋三元首相は先見の明のある人物だった」と、注目したのが安倍政権で打ち出した「自由で開かれたインド太平洋」構想だ。

「経済重視と軽武装で、安全保障はアメリカに委ねる」という吉田茂が打ち出した外交方針からの転換は、国際的な評価にはつながった。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/09/post-99718_3.php

https://img-newsweekjapan.jp/stories/2022/09/28/221004p22_IDO_03.jpg
タカ派外交と「軽武装」路線からの転換には戦争のリスクが(2006年) ISSEI KATO-REUTERS

こうしてみると、安保問題について世論を押し切り、国外から評価を獲得した安倍政権は「勝者」に見えるのかもしれない。

だが、歴史はそう単純なものではない。

生前の安倍が最もこだわっていたのは、憲法改正だった。支持率に直結する景気を上向く状態を維持しつつ、野党がまとまらないタイミングで解散を仕掛け選挙で勝利を収める。その先にあったのは、保守政治家として改憲を果たした史上初の総理として歴史に名を残すという悲願だったのだろうが、最後まで実現しなかった。

読売新聞のインタビューで2017年、唐突に憲法9条に3項を加えて自衛隊を明記するという案を提示したにもかかわらず、だ。

より現実的に公明党や中道の野党政治家からも支持を得やすい案ではあった。だが森友、加計学園問題、桜を見る会とスキャンダル対応が続き、改憲議論は後回しになった。強い思いで打ち出した改憲は近づくどころか、対立図式が温存されたまま残ってしまった。

安倍は味方に対しては融和的に、民主党、護憲派といった「政敵」には攻撃的に振る舞った。異論を持つ者に寛容であったり、丁寧な説得を試みたりするということはなかった。

安倍の姿勢に呼応するように対抗するリベラル野党側も対立を打ち出し、支持者も含め、ふわっとした「反安倍政治」が結節点になっていった。

進んだのは、政治の短絡化である。

リベラル野党の政治家の多くは先に見たように、金融緩和政策でも反対論を強めた。その論理は安倍政権が採用したからという受け身のものでしかない。安倍政権が取った安全保障政策についても現実的な解を示せないまま、今に至る。

一致した政策を練り上げることよりも、目先にある最もホットかつ政権にダメージを与える話題をメディアを通じて争点化すること。そして、岩盤リベラル層がいるSNSで訴えることに力を入れるようになってしまった。

一度、攻撃的な言葉を覚えた支持層は保守、リベラル問わず現実的な落としどころを探る動きを生ぬるく感じるようになってしまう。

批判は信頼関係を基盤とするが、対立に信頼はない。国葬が終わった後も続くであろう対立と相互不信を乗り越えることができるだろうか。

楽観的なシナリオは、そう多くは用意されていないように思えるのだが......。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/09/post-99718_4.php

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