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旧統一教会信者を親に持つ「宗教2世」の苦悩と過酷…法的救済を求め7万人超の署名を提出 安倍元首相銃撃で見えた 統一教会の実態
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/312220
2022/10/02 日刊ゲンダイ
人生選択の自由が奪われている「宗教2世」/(C)日刊ゲンダイ
「宗教2世」にとっては切実な問題だ。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の信者を親に持つ「宗教2世」の20代女性が28日、「法整備による救済」などを求め、ネットで集まった7万655筆の署名と要望書を厚労省などに提出した。
女性は会見で「子どもの人生選択の権利が奪われていることが問題の出発点で、被害を訴えてきた2世はたくさんいますが、いくら声を上げても社会に届くことはありませんでした。物心ついたときから価値観を押し付けられる残酷さを理解してほしい」と訴えた。
自身も元信者で、37年間、脱会支援活動を続けている日本基督教団白河教会の竹迫之牧師が2世の問題をこう指摘する。
「彼ら彼女らは自分たちを『カルト2世』とは言わず、『宗教2世』という言い方をします。統一教会=カルトと正面から受け止めると、間違った団体の間違った儀式で生まれてきたのが自分で、生まれてくるべきではなかったのではないかと思ってしまう。これほど人間の存在をグラつかせることはありません。カルト家庭から生まれてきた子どもたちの課題について世の中はあまりにも事情を知らなさ過ぎます」
自由恋愛禁止、信仰の強要
生まれた時から洗脳教育が始まり、強制的に布教活動に参加させられ、信仰を強要される。自由恋愛は許されず、一般人と交際すると「地獄の底に行く」と脅され、男女が2人きりで同じ部屋にいることや視線を合わすことも禁止。親の束縛はずっと続き、言うことを聞かないと食事も満足に与えられず、外出も自由にできない。
「家出という手段で統一教会家庭から抜け出そうとしても、経済基盤を失い、ネットワークからはじき出され、学校の友達にも会えなくなる。『明日からホームレス生活をしろ』と言われるようなものです。学校のカウンセラーや自治体の窓口に相談しようとしても、なぜ家出したいかを説明するためには統一教会の話は避けては通れません。宗教問題に対する無知から、担当者は『宗教問題って難しいのよ。ご両親とよく相談してね』って追い返される事例が後を絶たない。具体的に自分の生活をどう再建すればいいのか、相談する相手が見つからないのが現実です」(竹迫牧師)
実際、多くの2世が行政機関に虐待行為を相談したが、「宗教の問題には対応できない」「親の信仰の自由」などを理由に門前払いされたという。
「生活保護や一時保護など、ほとんどの問題は現行法で解決できます。ただ相談者が未成年者の場合、逃げてきた子どもを支援する側が『寒いから中に入って』と家に上げただけで誘拐罪に問われるリスクがあります。親権が強すぎるのか。支援する難しさをひしひしと感じます」(竹迫牧師)
7万人もの署名が集まった宗教2世の救済は急務だ。
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