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辺野古基地問題を“ネタ”扱い ひろゆき氏には人間の尊厳に対する敬意が感じられない ラサール石井 東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/312773
2022/10/13 日刊ゲンダイ

ひろゆき氏にとっては…(C)日刊ゲンダイ
ひろゆき氏の沖縄辺野古での言動が問題になっている。
発端はAbemaTVのロケで行った基地反対派の座り込み現場で、3011日と書かれた看板の横で、氏が「座り込み抗議が誰もいなかったので、0日にした方がよくない?」と写真付きで揶揄するツイートをしたことだ。
実際の抗議行動は一日3回トラックが土砂を運び込む時だけなのだが、彼は「座り込み」は24時間交代制でいつも誰かがそこにいると思っていて、じゃあ「座り込み」じゃないだろうと指摘したわけだ。
この反対派の抗議行動がベストなやり方かどうかは議論があるだろうが、出来るだけ非暴力的な市民(沖縄の市民とは限らないが)の抗議が8年以上続いていることを、何の下調べもなく、全て無駄であったかのように言うのは、乱暴過ぎるし礼を失しているだろう。
炎上すると辞書の「座り込み」の意味を持ち出し反論するなど、子供じみていて、いったいTVクルーまで連れて、沖縄に何を撮りにきたのかさっぱりわからない。問題提起にすらなっていない(結果的になったという人はいるが、基地問題は炎上させて耳目を集めるような問題ではない)。
あらゆるモノをぶった斬り論破する彼にとっては、沖縄までも「ネタ」のひとつなのだろうか。今現れている現象だけを切り取り、それが効果的か矛盾がないかだけを論じる。そこに至るまでの歴史、経緯、人間の葛藤、苦しみなどをすっ飛ばしてしまっている。
それは勉強不足(この手の皆さんが相手を論破する時によく使う言葉ですが)ということより、人間の尊厳に対する敬意の底の浅さを感じるのである。
私も現地に行ったが、赤土が投入される海を見て、排除される人々を見て、ヘラヘラ笑いながら揶揄する気持ちにはなれなかった(もちろん笑いは大事、他人を元気づける笑顔はいいが、冷笑は何も生まない)。
どうやら氏の知識はネット上のネトウヨ的発言からのものが多く「普天間基地が出来てから人が住み始めた」などと明らかな間違いもあり、座り込む人たちの中に沖縄以外の人がいる、と言いたいために「沖縄の人は文法通りしゃべれない」などと差別のようにも聞こえる発言もある。この辺りは私のTwitterへのリプに答える形で、来週にお話しする。

ラサール石井 タレント
1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。
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