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警察検察断罪した大善文男裁判長(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/563.html
投稿者 赤かぶ 日時 2023 年 3 月 14 日 22:15:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


※補足 http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/306.html


警察検察断罪した大善文男裁判長
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2023/03/post-9cf7fd.html
2023年3月14日 植草一秀の『知られざる真実』

国家にしかできない犯罪。

それは戦争と冤罪。

松川事件、八海事件などいくつもの冤罪事件にかかわり、国家権力への抵抗を貫いた後藤昌次郎弁護士が遺された言葉。

国民を殺す、殺されるに追いやる戦争

やってもいない罪をきせる冤罪

国家にしかできない犯罪である。

戦争による殺戮は国民を物理的に殺すもの。

冤罪は国民を社会的に殺すもの。

国家による犯罪である戦争と冤罪を根絶しなければならない。

冤罪を生み出すのは代用監獄と取調室というブラックボックス。

警察・検察は密室で犯罪を創作する。

場合によっては証拠も創作する。

いまはやりの「ねつ造」である。

冤罪は「魂の殺人」と呼ぶことができる。

東京高裁は3月14日、57年前に起きた「袴田事件」で、死刑が確定した袴田巌元死刑囚の再審開始を認める決定を示した。

1966年に静岡県で一家4人が殺害された強盗殺人事件。

死刑が確定したのは1980年12月のこと。

直ちに再審請求の活動が開始され、1981年4月に第一次再審請求が行われた。

第一次再審請求が棄却されたのは2008年3月のこと。

これだけで27年もの時間が空費された。

第一次再審請求が棄却された翌月の2008年4月に、直ちに第二次再審請求が行われた。

この請求を受けて静岡地裁が、犯人が事件当日にはいていたとされるズボンなど、5点の衣類の再鑑定をすることを決定し、ここから事態は新たな局面を迎えた。

2014年3月27日、静岡地裁は再審開始を決定した。

同時に、死刑の執行と拘置が停止され、袴田氏は釈放された。

9年前のことだ。

直ちに再審が開始され、袴田氏に無罪が言い渡されるべきだった。

ところが、検察側が即時抗告し、2018年6月、東京高裁は再審開始の決定を取り消した。

その後、2020年12月に最高裁は、再審開始を認めなかった東京高裁決定を取り消し、審理を同高裁へ差し戻す決定をした。

審理を差し戻された東京高裁が、この3月14日に再審開始を認める決定を示したのである。

しかし、静岡地裁が再審開始を決定してから9年もの時間が過ぎ去っている。

袴田氏は87歳。

再審請求を支えた姉のひで子さんは90歳だ。

3月14日、東京高裁は「袴田さんが到底犯人とは認定することはできない」と指摘するとともに、捜査機関による証拠の「ねつ造」が行われた可能性を指摘した。

弁護団事務局長の小川秀世弁護士は会見で

「検察が最高裁に特別抗告をすることになれば権限の乱用だ。

速やかに再審開始を決定し、巌さんに『無罪』の声を聞かせてあげたい」

と述べた。

検察が有罪の維持にこだわり、特別抗告によって不服申し立てをすることは許されない。

検察に不服があるなら再審裁判の法廷で争えばよい。

争点となったのは、事件の1年2ヵ月後に見つかった、犯行時に犯人が着ていたとされた「5点の衣類」。

弁護側は発見時に血痕が赤みを帯びていた点に着目して、血痕のみそ漬け実験を実施。

「衣類は数カ月で黒色化し、1年以上で赤みは残らない」と指摘した。

「衣類」は発見前の短期間しか、みそに漬かっていなかったことになり、袴田氏が犯行直後に隠したとする確定判決と矛盾すると主張した。

この論証が実現したのは、第2次再審請求審で、静岡地裁が訴訟指揮で検察側が確定審に提出していなかった「5点の衣類」のカラー写真やネガ、捜査報告書などが開示されたことによる。

検察が収集した証拠が裁判で開示されないことが事件の真相解明の大きな障害になっている。

これは、制度的、構造的な問題だ。

国家による卑劣な犯罪である冤罪を撲滅するための根本的な対応が求められている。

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関連記事
袴田事件 再審開始認める 東京高裁 無罪の可能性高まる 57年前の一家4人殺害 「犯行時着衣」捜査機関が証拠ねつ造か(FNN)
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/306.html
 

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コメント
1. 赤かぶ[190199] kNSCqYLU 2023年3月14日 22:15:37 : lUmAqX2b86 : QjNXSGtFOEQxZW8=[1434] 報告

2. 赤かぶ[190200] kNSCqYLU 2023年3月14日 22:21:13 : lUmAqX2b86 : QjNXSGtFOEQxZW8=[1435] 報告

「直接見て確かめたい裁判官の熱意の表れ」弁護団が“再審開始”を期待する2つの理由 袴田事件まもなく可否決定

2023/02/24 SBSnews6

1966年、静岡県旧清水市で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」。死刑が確定している袴田巖さんの再審=裁判のやり直しの可否が3月13日に決まります。袴田さんの弁護団は「今回は再審開始に間違いない」と自信をのぞかせます。その理由を深掘りしました。

<袴田事件弁護団 西嶋勝彦弁護士>
「結論は(2018年の)大島決定を取り消して、『最高裁の宿題』に応えた開始決定になるだろうと思います。それ以外には考えられない」

今回は、再審開始に間違いない。そう語った袴田巖さんの弁護団。

1966年、旧清水市のみそ製造工場で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」。逮捕された袴田巖さんは1980年、死刑が確定します。犯行時に袴田さんが着ていたとされる通称「5点の衣類」が裁判が始まった後に見つかるなど、不可解な事が多く、冤罪事件を疑う弁護団の規模も日を追うごとに大きくなりました。

「再審開始です」

2014年、静岡地裁が再審の開始を認め、48年ぶりに袴田さんを釈放。釈放から9年が経ちますが、検察が即時抗告したため、審理はまだ続き、その身分は、いまだ死刑囚です。東京高裁が再審の可否を決める3月13日。弁護団は裁判所の“2つの動き”を根拠に再審開始決定に自信をみせます。

1つ目は「裁判長自らの視察」です。2022年11月、静岡地検を訪れたのは、東京高裁の大善文男裁判長ら。再審の可否を判断する裁判長自ら犯行時に袴田さんが着ていたとされる「5点の衣類」をめぐる実験を静岡地検に出向き、視察しました。

<袴田事件弁護団 小川秀世弁護士>
「だいたい、高裁の裁判官が静岡に直接来て、こういう実験の結果をその目で見てみようというね、そういうことが非常に異例なことです」

裁判官として、30件以上の無罪判決を確定させ、映画やドラマのモデルにもなったといわれる木谷明さん。元裁判官は「裁判長自らの視察」について。

<元東京高裁判事 木谷明弁護士>
「直接見て確かめたいという裁判官の熱意の表れじゃないですか。裁判官が熱意を持っているのは間違いありません。裁判官がどの程度、熱意を持っているかによって、再審の帰趨(=行き先)は分かれることが多い。本当に熱意のない裁判所は何もしませんからね」

木谷さんは、大膳裁判長らに熱意があるのは間違いなく、弁護団の見立ては大きく間違っていないのではと話しました。

そして、2つ目の根拠が「裁判長と袴田さんとの面会」です。2022年12月、大善裁判長らは東京高裁で袴田さんと面会。現在の袴田さんの状態などを聞き取りしたといいます。

<袴田巖さんの姉秀子さん>
「裁判長さんは『私は裁判官のなんとかです』と自己紹介をして『巖さん、巖さん』と声をかけていただいた」

ここ10年ほどの審理を担当した裁判長の動きをみると、再審開始の決定を出した静岡地裁の裁判長は袴田さんとの面会を望んだものの、本人が拒否。一方、再審開始決定を取り消した東京高裁の裁判長は、袴田さんへの面会を望みませんでした。

<元東京高裁判事 木谷明弁護士>
「裁判なんですからね、本人から直接声を聞きたいというのは、裁判官としては当然思うはずです。袴田さんがどういう状態でいるのかを知った上で裁判をしたいという気持ちだと思います。今度の差し戻し後の審理の経過を見ていても。これで原決定(=再審開始決定)を取り消すとは私には思えません」

それでは、検察のOBはどう見るのか?東京地検特捜部副部長を務めた若狭勝さんは。

<元検察官 若狭勝弁護士>
「再審開始決定を維持する可能性が結構出てきたんじゃないかという見方をしています。ただ、検察としては弁護人が思っているほどには思っていない可能性もある」

東京高検は、これら一連の東京高裁の対応をどう見るか、という質問に対して、「審理中の再審請求事件の具体的な内容に関わる事柄でもあるので、お答えすることは差し控えます」とコメントしています。

再審の可否は3月13日に決定が示されます。

#LIVEしずおか 2月24日放送

3. 赤かぶ[190203] kNSCqYLU 2023年3月14日 22:32:32 : lUmAqX2b86 : QjNXSGtFOEQxZW8=[1438] 報告

再審可否分ける判断材料に 東京高裁裁判長らが検察側みそ漬け実験を視察ー袴田事件

2022/11/01 SBSnews6

いわゆる「袴田事件」の再審をめぐる審理で東京高裁の裁判長が11月1日、静岡地検を訪れました。再審の可否の判断材料となる検察側のみそ漬け実験を視察しました。

1日午後、静岡地検を訪れた東京高裁の大善文男裁判長ら裁判官2人。再審の可否を判断する重要な実験の視察が目的です。

1966年に旧静岡県清水市(現清水区)で起きた一家4人の強盗殺人事件をめぐっては、犯人が事件の際に着ていたとされる血液のついた「5点の衣類」が事件から1年2か月後にみそタンクの中から見つかり、袴田巌さんを有罪とする重要な証拠とされてきました。

弁護側は「5点の衣類」の血痕にみられた「赤み」に着目し、「血痕を長期間みそにつけると赤みは残らない」と結論付け、「5点の衣類」は発見前に捏造されたものだと主張。一方で、検察側は赤みが残る可能性があると主張し、2021年9月から独自に血液を付着させた布をみそにつける実験を行っていました。

実験開始から1年2か月を経た11月1日、大膳裁判長らは弁護団立ち合いのもと、事件発生から「5点の衣類」が見つかるまでの時間と同程度、みそにつけた布を引き上げ、写真などに収めたということです。

弁護団によりますと、大膳裁判長はこの実験の結果などを踏まえ、年度内にも再審の可否について判断する意向を改めて示したということです。

#LIVEしずおか 11月1日放送

4. 乳良〜くTIMES[341] k_uXxyYjMTIzMTY7gq1USU1FUw 2023年3月14日 23:17:12 : EhNWDOAOT2 : N2dNT00xTFFsVGM=[79] 報告
植草一秀氏も冤罪被害者だもんね。

カルロス・ゴーン日産元CEOも「日本の司法は中世」と言ってたし、

「疑わしきは被告人の利益に」というのが全く守られていない。

原発運転停止を求める訴訟で大部分が原告敗訴になるのを見れば、

日本の司法は後進国のそれに他ならない。

5. 2023年3月15日 07:18:37 : brrRkUieqE : NGs4ZHRpSDF4LkU=[64] 報告

 大善文男裁判長も植草一秀氏と同じく、民衆のために政府を恐れず正義を貫く壮士である。
6. 2023年3月15日 07:43:01 : CwjKEQqoJc : Uy9yNHdqYXgwZEk=[1] 報告
糞司法
札もアキシモバッジも黒装束も皆グル
些末な事件を大きく凶悪報道する特に痴呆の犬HK支局もクソ仲間
7. 2023年3月15日 12:42:55 : hHRyrQsPsY : Nk5rVnVxSUM2Vk0=[1149] 報告
大善文男裁判長は、サクマタツヤCIA工作員こと元特捜部長が仕組んだ小沢一郎に対する冤罪事件で、かろうじて無罪を言い渡したものの、小沢の政治資金収支報告書が「虚偽記載」にあたるか否かの判断では、虚偽記載である、という間違いかつ危険なキワドイ認定を残した。

だから、2さんが引用している木谷元判事のような信頼感は全く持てないのだが、ともかくまともな判決を出してくれた。望むらくはもっと早く、特に被告の長期にわたる苦難と年齢を考えると、結論を出して欲しかったが、これが精一杯だったのだろう。

冤罪がなくならない大きな原因の一つが、マスゴミの検察広報室化だ。ゴーン事件もそうだったが、足利事件の管家さんの無罪が立証された時、"おじさん"に人気のあった有名女子アナがリモートインタビューで猫撫でヴォイスで「管家さ〜ん、よかったですね〜〜」と呼びかけた。彼を長年犯人と決めつけて放送してきたことへの言及は一言もなかった。プレスティチュート(プレスは報道、プロスティチュートはヨタカ)とはよく言ったものだ。

今でも、毎日の刑事事件報道でを見ていると、全て警察・検察情報を「...とのことです。」と放送している。しかも、大半は、証拠どころか全く根拠を示さず、犯人視報道している。これで冤罪がなくなるはずはない。

>検察が収集した証拠が裁判で開示されないことが事件の真相解明の大きな障害になっている。これは、制度的、構造的な問題だ。

全くそのとおり。そしてマスゴミが検察・警察の手下になっていることが最大の問題だ。

8. 2023年3月15日 16:47:07 : 9PKyVLzEVh : UUc0amw2cnlrYUU=[3] 報告
野党叩きばっかだった植草が急にこういう事を云いだした。

少しは頭を冷やしたのか?どちらにしろ、日本の「司法」は、「死亡」していて機能しない中で多少は・・・・・・かもしれないが、犯罪度100パーの国家への裁きが下せない制度はおかしい。

9. 2023年3月15日 16:52:21 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[16254] 報告
〖袴田事件・東京高裁再審決定、捜査機関の捏造可能性「極めて高い」。どーする検察!?〗郷原信郎の「日本の権力を斬る!」#229
郷原信郎の「日本の権力を斬る!」
2023/03/15
https://www.youtube.com/watch?v=6rXt-R2iHwY
10. 2023年3月15日 20:13:09 : 3WWjn8HZw2 : Lm05L1hNWDFjM2s=[708] 報告
昔から思っていた。一番最初に消えるべきは犬殺だと。

濃墨や死ぬ三には何一つ言えない卑怯者連中が、立場の弱い人間には豹変した態度を示す。

まさしく人間のクズどもだ。今回も死ぬ三が死んだら、活発的に動き出しやがった。

どうでもいい人間吊るし上げてるんじゃねえ!!!
なんで今も悪事を働く輩筆頭の、パソナ化弊増を捕まえようとしないんだ?

本物のクズだろ、お前ら?
 

[12初期非表示理由]:管理人:アラシかも

11. 2023年3月16日 00:27:28 : quMKleKEOA : andmOS5lY2dYN00=[2250] 報告
冤罪というのはオストラシズム的要素があるものだと思われるけど、
この袴田という人も町で評判が悪かったから犯人ということにされた人?
それとも工場で雇われていたということはまあまあ善良な市民?
12. 2023年3月16日 03:17:07 : ko2HStt5VI : V3AuRUJGdGxpeVk=[417] 報告
  それにしても検察側が瑕疵を認めない態度は異常だ。検察とて判断の誤りも想定するからこそ起訴があり法廷闘争がある。にも拘わらず55年前の先達の行為を今以て完全に正当だったと認識するような検察は、自省自戒自重がない。法曹試験を通過し司法研修所に集まれば法務省事務局が配置する教官による選別が始まり、護憲精神旺盛な修習生は排除し憲法も労働法にも興味を持たない「品行方正」な修習生を判事と検事に推薦する慣行があり、これによって世間では司法府判事と行政府検事の区別がつかず、検察も容疑者をジャッジできる組織であるかのような錯覚が蔓延している。
   検察はあくまでも行政機関の一環であり、行政府の検察官と司法府判事は全く性質が異なる。無論ジャッジが出来るのは司法府判事以外にないが、判事と検事を一体化する法務省によって検察は行政でありながら国民有権者納税者に尻をむけるトンデモ公務員となっている。本来は警察や消防と同じく国民が求めたら即座に活動するべきが検察だが、判事と一体化させる既成事実化により不起訴も起訴も恣意的に行える仕組みがある。ましてや55年前の警察検察判断を今も護ろうとし司法の断罪に反旗を翻す様相だ。行政実務上の瑕疵誤謬は絶対皆無ではないからこそ国会があり司法判断がある。およそ二年で異動する行政官同様、検察官も公僕としての任務を果たすのみだ。起訴だ不起訴だと司法の如くジャッジしかつ司法判断を侮蔑する権威主義があってはならない。赴任して数年で異動する行政官である検察にメンツや権威主義は無用だ。国民の奉仕者として55年前の先達の瑕疵を真摯に受け止め、行政上の瑕疵誤謬を今後の検察行政に生かす姿勢が公僕としてのあるべき姿だ。
13. 2023年3月16日 12:32:07 : hHRyrQsPsY : Nk5rVnVxSUM2Vk0=[1150] 報告
>それにしても検察側が瑕疵を認めない態度は異常だ。

その通りだが、その「異常」が、マスゴミによって支えられている。
日本が独立国だと表向きは主張しながら、首都圏の広大な空域を米軍に抑えられている国は他にないが、マスゴミはそれを「異常」であるとは決して言わない。日本自衛隊の司令部が横田米軍基地内に「配置」されるということは、主権の象徴であるところの軍隊指揮権が米軍の支配下にある、ということと同値な「異常」であるのに、マスゴミはその「異常」を決して国民に伝えようとはしない。

2008年末から2009初頭に、全く不当な言いがかり、インネン、露骨な政治弾圧だった陸山会事件が起こされた。当時はマスゴミが陰に陽に応援していたにもかかわらず、麻生内閣の評判は悪く(やることなすことアホだから当然である。当時の日本は現在と違って多少はそういう事実が報道されていた)、マスゴミが「首相の専権」とホザイている解散すら打てず(ギリチョンになって「解散」という名義だけは残したが事実上の「任期満了選挙」であった)、小沢民主党が日本政治史上初の本格的な、選挙による政権交代を実現する可能性が非常に高いと見られていた時期だ。
選挙直前に、有力野党に対して、濡れ衣犯罪嫌疑をかけるのは典型的なバナナ国家で起きる政治弾圧手法だが、当時の特捜、サクマタツヤは、キャメルのコートを着て、2列縦隊の右側先頭にたち、ザックザックと音を立てて行進し、小沢事務所の前で左折し、強制捜査・レイドを強行した。その左折シーンを、事前に準備を命令されていたマスゴミのカメラがローアングルからサクマタツヤが「湾岸警察署」のヒーローのように見えるように撮影し、真実は「冤罪」であるところのものをあたかも小沢が悪人であるかのように演出・振り付けしていた。
サクマタツヤ検察の主張した嫌疑とは何であったか、というと「政治資金収支報告書虚偽記載」だった。具体的には、小沢は秘書のための寮を建てるための資金4億円を、政治団体「陸山会」に貸し付けたのだが、そのことが「虚偽記載」である、と報じられた。ただ「虚偽記載」というだけで何がどう虚偽なのか、具体的な情報は報じられなかった。毎度のことだが、ヌッポン検察は、諸外国の検察のように、どんな重大事件が起きても、逮捕をしても、強制捜査をしても、会見を開いて国民に説明する、ということはしない。手下のマスコミにリークして、好ましいストーリーを流布する。マスゴミは、裏金だの賄賂だの、検察がここまでやるからには間違いなく重大な犯罪事実があるはずだ、という「解説」を怒涛の如く流した。
2009の正月の、第二週だったか第三週だったかのサンデープロジェクトという田原総一郎というプレスティチュートが仕切る番組で、「ああかもしれない、こうかもしれない」と侃侃諤諤、ガチョウ談義をしている時に、ゲスト出演していた郷原信郎がポロッと「今朝、ここに来る前に官報を調べてきたんですけど、4億円って記載されているんですよね」と言った。スタジオの数秒無音状態ののあと、田原が「ええっ、記載されているって?それ本当?じゃあ、新聞は一体何を調べて虚偽記載だなんて言っているんだ、」と自分の調査不足は棚に上げて、出席している各社の記者に矛先を向けた。
その時の、毎日の(故)岸井の言い訳が面白い。「我々、報道が検察とツルんでいるなんてことはありません。緊張感を持って、相手に厳しい質問をぶつけて、相手の表情を見て取材しているんです、」てなことを言った。この通信手法・コミュニケーション手法では、岸井がサクマの部下に、一つのQを発し、相手が表情を変化させることによって、情報をゲットする、ということになる。すると、「4億円」という数値情報をゲットするためにはどのようなQを何回発する必要があるのだろう、ましてや、虚偽記載の意味をゲットするためには、という疑問はスタジオの誰からも提示されなかった。

そして、この虚偽記載の事実どころか意味すら不明のまま、「虚偽記載」という意味不明の言葉だけが「セイジトカネ」というマントラと共に日本列島全てで鳴らされ続けたのである。

長くなったので「虚偽記載」の解明は省略するが、この馬鹿馬鹿しいほど愚劣な冤罪事件は、その本質において極めて重要な政治弾圧であった。それはサクマタツヤだけでは決して実行できず、マスゴミの協力が大前提だった。

14. 2023年3月17日 02:21:01 : GHfP2O8uDU : NFpiNlZUbERWOXc=[5] 報告
大事な荷物積んで運ぶけど、駐車場でもどこでも絶対下がらないんだから笑える。最後は万歳特攻かね。

それにしちゃ、あそこには唯々諾々だけどね。ま、万軍の主、神には負けるから。

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