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武力紛争の性質を変えつつあるドローン(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/22/warb24/msg/237.html
投稿者 HIMAZIN 日時 2022 年 11 月 16 日 18:11:27: OVGN3lMPHO62U SElNQVpJTg
 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-7c2cf7.html

武力紛争の性質を変えつつあるドローン

2022年11月13日
ウラジーミル・プラートフ
New Eastern Outlook

 ここ数年遠隔操作無人機の使用が武力紛争の形を根本的に変えている。だが技術がその段階でまだ初期段階で、結果が印象的じゃなかったけれども、戦闘における最初の無人機(UAV)使用実験は第二次世界大戦中に行われたので、この手法は新しいと表現することはできない。それでも1960年代初期、アメリカは諜報活動のためにRyan Model 147UAVを使い始め、1964年にソビエト社会主義共和国連邦はHawk Tu-123を導入した。

 ここ10年にわたりUAV技術は劇的に進展した。過去主に空中撮影や映画撮影に使われていたが、今や地上部隊の行動調整や、有人航空機や砲兵隊の射撃手の目標修正し、敵の防空体制や地上標的爆撃の識別を含め益々困難な仕事を達成している。現在UAVの主な製造業者・運用者にはアメリカ、イスラエル、トルコと中国があり、この部門はロシア、カナダ、ノルウェーとイランでもしっかり開発されている。

 2020年のナゴルノ-カラバフ紛争はうまく活用した際の戦闘UAVの有効性を鮮やかに示し、この新たな現実は即座に軍事評論家に戦術概念の再考を強い、政府に防衛戦略を修正させた。最初はナゴルノ-カラバフ紛争で、次にウクライナ・ナチ政権に対するロシア特別作戦で何百もの軍装備品がUAVにより破壊され、今日局地的に限定された紛争における成功は、主にUAV攻撃に対する十分な防衛と使える戦闘UAVの数によって決定されることを明らかに示した。戦車やパイロットが操縦する航空機や砲兵隊などの通常兵器は次第にさほど不可欠でなくなりつつある。

 キルギスタンとタジキスタン国境を巡る最近の紛争は戦闘におけるUAVの重要性が増大したこと明らかにした。武力衝突に関与する国はUAV製造業者と提携することがどれほど重要か理解し、トルコは中央アジア地域への主要供給元になった。例えばキルギスタンが2021年末に購入したトルコのバイラクタルTB2 UAVは間もなくタジキスタンとの戦闘における主要因となり、隣国がより良い武器設備が整っている事実を幾分か埋め合わせた。これらUAVはジャララバード空港で国家安全保障のためキルギスタン国家保安庁の国境警備部門により配備され、国防と安全保障を保証し、国境を守る上で重要な役割を果たしている。もう1つの最近の武器購入もキルギスタンが防衛目的を実現するのを助けた。2021年2月ロシアのS-300防空システムとロシア製Orlan-10無人機を購入した。2022年9月13日、最近の紛争が始まるわずか一日前、キルギスタンのサディル・ジャパロフ大統領は新たなUAV基地を開設した。

 一方タジキスタンもトルコからバイラクタルUAV購入を決め、今年4月21日、アンカラでタジキスタンのシェラリ・ミルゾ国防大臣とトルコ国防大臣フルシ・アカルはUAV供給枠組み合意に署名した。アンカラ訪問中、シェラリ・ミルゾはバイラクタルUAV生産工場を訪問し製造業者バイカル・マキナ幹部と会談した。タジク・メディアは9月16日に起きて、41人の死をもたらしたタジク-キルギス国境での最近の武力衝突後、バイラクタルUAVが演じる役割に焦点を当てた。タジキスタンとキルギスタン間の国境紛争でトルコUAV使用が紛争に新たな次元を加えたとトルコ人研究者ケリムが認めた。

 中央アジア国家間で再発する紛争と地域が直面する統合問題という条件のもと、この地域でトルコUAVビジネスは繁盛している。2020年12月トルクメニスタンはトルコのバイラクタルを購入する最初の中央アジア国家となり、その後間もなくウズベキスタンとカザフスタン両国もUAV購入に関しトルコと協議に入った。だが地域でのトルコのUAV事業は大いに危険かもしれないことが間もなく明確になった。地域でリスクに注目しているトルコのアナドル通信は地域でのトルコUAV使用にh広範な可能性があると見いだしている。地域専門家たちが中央アジアでのトルコUAV使用増加は、この地域でトルコの軍事的、戦略的影響力を強化する効果があるかもしれないと推測した。

 トルコの他、近年の進展で明らかになった通り、イランもUAVの主要な生産国だ。Mohajer-6やShahed-136のようなイランUAVは特定軍事行動、特にシリア、イラクやイエメンでの紛争で極めて効果的と判明している。Shahed-136は、装置一機が20,000から50,000ドルという価格で、このクラスでは市場で購入可能な最も安いUAVの一つだ。イランUAVは予想よりずっと有効なことが分かり、多くの潜在顧客がイラン防衛産業対する考え方を再考するよう強いられている。

 NATO加盟諸国は戦闘活動以外に諜報活動を含め敵国活動を監視する広範な目的でUAVを使用している。例えば、11月3日、パスリャンスカ・リヴァダ訓練拠点でのセルビア軍のManeuver 2022演習中、コソボとメトヒヤの「行政線」近くでセルビアの活動を監視するためNATOがUAVを使ったとセルビア大統領アレクサンダル・ヴチッチは主張した。彼はUAVが一回以上セルビア軍事基地上を飛行するのが見られており、数日前セルビアが、対UAV電子システムを使ってラシュカ軍事基地付近でこの装置を一機撃墜したと付け加えて、セルビアには領土防衛の準備ができていることを明らかにした。

 戦闘に従事する軍事専門家の最近の評価によれば、戦場で効果的に使用するため(敵情観察、砲撃目標や手りゅう弾発射修正)各大隊に約20-30機のUAV、作戦中損失するものを置き換えるため追加予備が必要だ。予備電池や他のUAV部品にも要求が増大している。

 上記状況から判断して、多くの異なった国々で、これら装置に対する需要が各軍隊で増加するのでUAVビジネスが成長し続けるのは明確だ。UAV自身の他に海上基地や輸送などの支援インフラに対する需要も増加している。

 欧米諸国が生産するUAVは安価からはほど遠いため、他地域の類似した一層買いやすいモデルに非常に多くの需要がある。例えば、これまで数年間にイスラエルや、トルコやイランを含め多くの中東諸国がUAV製造を強化した。欧米の主要UAV製造業者さえ価格を引き下げるため他の国々と共同製造協定に署名し製造過程の外注を検討している。例えば最近ワシントンはインドのニューデリーでUAVを生産し他地域諸国に輸出するジョイント・ベンチャー設立への関心を表明した。

 しかし、戦闘活動におけるUAVの使用増加は反対なしではすまず、近年国連の多くの専門家たちや、Stop Killer Robotsや、Article 36やヒューマンライツ・ウォッチ、アムネスティー・インターナショナルやControl Armを含め多くのNGOが現在の傾向に懸念を表明している。公共団体や宗教指導者による、それらの使用があまりに広範に広がる前に、自律型兵器使用を違法とする国際条約への要求もある。それはまだ提案以上の何ものでもないが、このような予防措置は既にこの技術がまだ使用されていない地域、主に中南米の20以上の国とアフリカの支持を得ている。

 ウラジーミル・プラートフは中東専門家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2022/11/13/drones-are-changing-the-nature-of-armed-conflicts/  

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コメント
1. 2022年11月16日 19:38:19 : mpP0R8oqqc : UE9odUU4cEVXeEk=[6] 報告

UAVは戦闘に於けるゲームチェンジャーになりつつあるのではなく、なってしまった。

 ウクライナとロシアとの戦闘にあっては、最終的には、歩兵部隊が敵陣地を占拠せねばならない。この過程でUAVは威力を発揮する。

 さてと、某ガラパゴス列島であるが、

 かの地では、台湾有事なるものの地上戦を想定しておらず、ミサイル命でもって対応しようとしているが、笑止千万とはこの事か?

 ミサイルを購入するのが目的であるから、それで、いいのだ!なのであろう。

 台湾に進軍するとみなされている国は戦闘機は自国製であり、その他もろもろ宇宙にも自在に衛星をとばしている、そのような国に対して彼我の違いがないかの如く振る舞うのは、それも、それで、いいのだ。

 究極の国を亡ぼす行動は身分不相応な行動を外から強要されているにも関わらず、己の選択の為にすると云い募ることから始まる。

 ヨーロッパはUSのウクライナ戦略の隠された意図のもと、産業を失い外交での主権を失っている。

 同じような過程にあるのは、どこの国か?

2. 2022年11月17日 01:57:02 : NUZXiD9nYA : dmYvNlhzWHR6eW8=[195] 報告
コストは巡航ミサイルよりはるかに安いが効果は大きいのが攻撃型ドローン。巡航ミサイルはすべて廃棄物になった。それを高値で買うのが日本の自衛隊。
3. 2022年11月17日 12:38:21 : wHz0tjbCVA : eE4wUmhpbldOcEk=[596] 報告
>>2
違うだろ
トマホークのくずっぷり時代遅れぶりが丸出しになり
さすがのダメリカ軍もこれいじょうこんなカス使えないから
奴隷である日本が大増税して廃品回収して引き取り
レイセオンの尻拭いしろと
岸田が梅電から「厳命」されたんだろ
それにしても不思議なのは
神風特攻隊天剣隊ドローン
航続距離2500km!!!!
おいおいソープランド特製ドローンバイクタルの10倍以上の航続距離じゃないか
あの大きさでどんなターボファンエンジン編み出したんだロシア・イラン
そして驚異的な索敵探知能力
太平洋戦争において空母が戦艦にとって代わり
ナチスがジェット戦闘機、ミサイル開発し
広島長崎で核兵器が使用された時以来の大きな時代の返還店に差し掛かっている
としか思えない
今まではどんな高性能で破壊力のある兵器でも戦争は人間同士が戦ってきた
どんな悲惨な戦争でもだ
しかしこれからは機械同士、兵器同士、AI同士が人間抜きに戦う時代に変わってきているのこも知れない
ある意味で核戦争より恐ろしい時代への突入が始まった
4. 2022年11月17日 12:52:29 : wHz0tjbCVA : eE4wUmhpbldOcEk=[597] 報告
どんあ戦争でも最後の総仕上げするのは陸軍
破壊しても奪取した地域に陸軍占領軍が入って支配して
初めて勝利が確定する
そう言われてきた
しかしこれからqら認識改めなくてはならqない
占領軍としてAI・ドローン・UAV・ロボット兵器が占領軍、支配者としてやってくる
なるほどロシアが簡単にヘルソン「撤退」したわけだ
迫りくる冬のシーズン前に使い物にならない地域「死守」するより
逃げるが勝ちで損耗最小限にしておいてドローン・AIでウクライナ側の体力お急激に削いでいく
ハルマゲドン代将軍と異名に取る現在のロシアの総司令官
一方で相当の合理主義者だそうだ
10月以降ロシアの作戦の進め方がある意味したたかに変化してきたと言われる
今回のDS側が仕掛けたポーランドの偽旗作戦の失敗は戦況のこれからお暗示している気がしてならない
5. 2022年11月17日 18:22:08 : zcYloCVupI : bGFCSmZPSU5oSkk=[25] 報告
いやいや、今回の紛争、シリア介入に続いてロシア側の巡航ミサイル、弾道ミサイルのピンポイント攻撃の正確さ、その威力を見せつけられた格好です。
自爆ドローンの場合、爆薬搭載量から攻撃力が低いため、空軍基地や弾薬庫、兵器整備所などは巡航ミサイル、弾道ミサイルが使われています。
それよりも少ない威力で破壊可能な対象なら自爆ドローンはコスト面から見ても非常に有効という感じですね。
こちらのニュースでは「ロシア軍はウクライナの制空権を取れていない」とか報じてましたが、取る必要もなかったのでは?と思いました。
3月頃、「40kmのロシア軍の車列」などと報じてましたが、「ウクライナ空軍は戦力の9割を保持」が正しいのなら、なぜロシア地上軍を空爆できなかったのか疑問に感じましたがね。w
いずれにせよ、これまでアメリカ軍が得意としてきた戦闘機、攻撃機による航空優勢が時代遅れになったように感じました。
ロシアの巡航ミサイルのカリブルや自爆ドローンのゲラン2などの射程距離2500kmは戦闘機や攻撃機の行動半径を超えています。
自爆ドローンに至ってはコスト20000〜50000ドルと推定されていますが、数百万円程度の安物兵器で数千万円〜数億円もする兵器が易々と破壊されるのではシャレにもならんでしょう。w
ちなみにトルコのバイラクタルTB2は1機で3億円くらいだそうですが、それよりも安い。
こちら側のメディアでは「イランがロシアに供与した!」と騒いでましたが、ロシア、イランとも否定。
もし現在使われているロシア側のドローンがイラン製ではなく、国産というのが本当だとした場合、それにも推測憶測ながら根拠は十分ありますね。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/RQ-170_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)
↑2011年末にイランでアメリカ自慢のステルス偵察無人機がジャックされ鹵獲された事件がありますが、どうも、これ、ロシアが協力したのではないか?と推測できます。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/S70_%E3%82%AA%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%AF-B
↑ロシアで現在、開発中の無人機ですが、「本機はRQ-170といくらか外見的な類似点を帯びる[24]。ロシア側の技術者がイラン人の鹵獲したRQ-170に接触した可能性があると推定されている[25]。」ように、やはり、あの事件にロシアが絡んでいたのではないか?と思えます。
現在使われているロシアのドローンは、イランとロシアで共同開発したのではないか?とも疑いますね。
安価なドローンによる戦果は以下の動画で。


強力なロシアのカミカゼドローンとミサイルがウクライナのシェルターと装備を破壊
https://www.youtube.com/watch?v=5F20IdxORQ8

強力なロシアの神風無人機とミサイルがウクライナの装備を破壊する
https://www.youtube.com/watch?v=XXCEvhqHifw

ロシアの神風無人機がウクライナの倉庫、戦車、軍事装備を破壊
https://www.youtube.com/watch?v=_Low2AACgsI

ロシアの神風無人機がウクライナの戦車と軍事装備を破壊
https://www.youtube.com/watch?v=JrCdSqdDsqU

6. 2022年11月18日 17:03:25 : tZLL0Er4Kk : Z1FxVG1oTkp2a3c=[1420] 報告
■日本も

 ヘルメットと一緒に

 ドロ〜ンも ゼレに送ったよね!

 ドロ〜んは 武器3原則に

 抵触する憲法違反である!


7. 2022年11月18日 19:16:26 : GqnQWnmSLQ : Z2FoMktiRGVxcGM=[9] 報告

コード・アリス(Code_Alice🇯🇵)
@AIs_of_Dragoon
🇺🇦ウクライナの北の国境で確認された、正体不明のドローン
午前4:19 · 2022年11月18日


https://mobile.twitter.com/AIs_of_Dragoon/status/1593322970805477377?cxt=HHwWgoCl9Zqzz5wsAAAA

8. 2022年11月24日 16:06:16 : wHz0tjbCVA : eE4wUmhpbldOcEk=[611] 報告
今回の戦争が始まる前から
アメリカはM1
イギリスはチャレンジャー
ドイツはレオパルド2
それぞれ主力戦車の生産ラインお終了している
一方ロシアは次期主力戦車システムM14あるマート
中国99式A型開発しているものの
量産にはそれほど熱心ではないといわれている
各国とも現用のMBT中心の兵器体系が全く使い物にならなくなる時代が来ること
察知していたということだ
おそらく今回のウクライナ戦争現用の戦車、砲兵お使って行われた最後の戦争と後々の歴史に記述されるだろう
そしてAIロボット兵器、ドローン等の無人兵器が本格的に使用され始め
最後には戦車、砲兵等旧態依然の装備お駆逐していった戦争と・・・

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