「ルールに基づく秩序」とは何か（耕助のブログ） HIMAZIN

「ルールに基づく秩序」とは何か（耕助のブログ）
http://www.asyura2.com/22/warb24/msg/402.html
投稿者 HIMAZIN 日時 2023 年 3 月 09 日 17:47:14: OVGN3lMPHO62U　SElNQVpJTg

https://kamogawakosuke.info/2023/03/09/no-1723-%e3%80%8c%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%81%ab%e5%9f%ba%e3%81%a5%e3%81%8f%e7%a7%a9%e5%ba%8f%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%81%af%e4%bd%95%e3%81%8b/

No. 1723 「ルールに基づく秩序」とは何か

投稿日時: 2023年3月9日

そしてなぜ米国は国連の世界秩序に取って代わることを望んでいるのか

By Metallicman

https://metallicman.com/rules-based-order-is-cover-for-destructive-western-hegemonic-ambitions/

「ルールに基づく秩序」
いかにも「正義」で「素敵」な響きだ。
ちがう！
あぁ。とても素敵なひびきだ。

2021年3月にアラスカで行われた米中会談までほとんどの人が「ルールに基づく秩序」という言葉を聞いたことがなかった。その会談で米国は中国に対して、米国主導の「ルールに基づく秩序」に従うか、それとも自分がとった行動の結果がもたらすことを受け入れるか、を要求した。

それまでは世界的な紛争において世界は国連に従うべきというのが常識だった。世界のすべての国がこの一つの世界政府組織の中で発言権を持ち、紛争、貿易摩擦、文化的誤りを避けてきたのである。

この制度の唯一の例外は米国である。1970年代以降、米国は国連憲章を自由自在に破り続けてきた。それは次のような方法で行われた：

* もし国連が米国の行動に同意すれば、米国は国連の議定書を遵守する。

* もし国連が米国の行動に同意しないなら、米国は国連を無視する。

これは米国では「ラバースタンプ」として知られている。しばらくするとそれが期待されるビジネスの方法となる。

ラバースタンプ

ある方針の良し悪しを評価することなく、自動的に承認または支持する人または組織、また、そのような承認または支持をすること。例えば、指名委員会は単なるラバースタンプである。委員長が指名する人物は誰でも承認する、あるいは、学長がテニュア委員会の勧告をよく吟味せずに承認する。この比喩的な用語は、同じ言葉を何度も押すために使われるゴム印を暗示している。[1900年代前半]

-The Free Dictionary {1}

これはここ数十年でますます顕著になり、積もり積もってトランプ政権は、国連は価値がないので米国は好きなようにやると言って国連はこけにされた。

この現実の大胆な激しさは米国の政策に成文化され、2021年3月のアラスカ会談で公開され、中国に対して「ルールに基づく秩序」を要求したのである。

ルールに基づく秩序とは、次のようなものである。

* 米国がルールを作る。

* あなたは米国のルールに従う。

* 国連には耳を貸さない。

* もし米国の要求に従わないなら、米国はあなたを抹消する権利を持つ。

…

きゃーっ。
これは残酷だ。
まあ……それはそうだからです。
ひどい。

しかし、まさにその通りのことがおきている。だからアラスカ会談の大失敗に、中国、ロシア、そしてその他の国際社会はあれほどまで厳しい反応を示したのは当然である。

数週間が経過し、世界中の人々がこの状況に「頭を抱えて」いる。米国が国連に従わず、独自に行動することを決定したのだ。これは「ユニラテラリズム」（単独行動主義）と呼ばれるもので、非常に危険なものである。第一次世界大戦、第二次世界大戦、そして歴史上起こったすべての大量虐殺を引き起こしたのは、このユニラテラリズムなのだ。

ユニラテラリズム

ユニラテラリズムとは、一方的な行動を支持する教義やアジェンダのこと

そのような行動は、他の当事者を無視したものであったり、他の当事者が不愉快に思うような方向へのコミットメントの表現であったりする。

言葉としてのユニラテラリズムは1926年に証明され、特に一方的な軍縮に関連している。現在のような広い意味でのユニラテラリズムは1964年に登場した。この言葉は、同盟国とともに外交目標を追求する多国間主義と対照的である。 – Wikipedia {2}

Links:

{1} https://idioms.thefreedictionary.com/rubber+stamp

{2} http://en.wikipedia.org/wiki/Unilateralism 　

1. 2023年3月10日 09:56:25 : bFmVzsVp6c : bkh6eUJqL3dMdU0=[3] 報告

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＞「ユニラテラリズム」（単独行動主義）

ロシアが今やってることだな。w

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2. 2023年3月10日 16:55:50 : I5lgXglAkc : T0YwajB3MlhNNWM=[109] 報告

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「国連」とは、「国際」＋「連合国」だ。その出自ははっきりしている。第二次世界大戦の戦勝国だ。だからアメリカは自己を国連と同一視するのだ。

我々が勘違いしているのは、南北問題によって国連が発展途上国のものになった、と錯覚していることだ。もしそれが錯覚となれば、今起きているのは、第二次世界大戦の戦勝国の間で仲たがいが起きている、戦後秩序がいよいよ崩壊に向かっている、というこだろう。

国連に変わる秩序が出来るか、アメリカが国連とNATOを自分のものにするか、第三次世界大戦が起きるか、３つに一つの選択肢しかない。

3. 2023年3月10日 20:49:52 : LJsRL2j8TE : TmhZY3oyOU1HNnM=[2] 報告

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＞「ルールに基づく秩序」

「俺がルールだ」を地で行ってるのがプーチンだろ？。w

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4. 怒鳴るド虎nプ[890] k3uWwoLpg2iM1W6Ddg 2023年3月10日 20:51:21 : pPUpNymb2o : bDFBLzR5NzRxWFU=[3] 報告

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>>3

無知に過ぎる

5. 2023年3月10日 21:12:37 : LJsRL2j8TE : TmhZY3oyOU1HNnM=[3] 報告

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>>4

だったらプーチンはどんな「ルール」に基づいて行動しているんだよ。w

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6. 2023年3月10日 21:22:18 : hHRyrQsPsY : Nk5rVnVxSUM2Vk0=[1131] 報告

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＞2021年3月にアラスカで行われた米中会談までほとんどの、、、

あの、有名な会談、米が中にめった斬りにされ、ブリが目を白黒させたやつね。ヨウケッチが、フアウエイの副社長の監禁に対する非難をはじめババババーと喋りまくり、中国側美人通訳に「きちんと訳せよ、これは通訳のテストだ」と英語で(ブリにわかるように)命じた。美人通訳は「ふふっ」と含み笑いをして、素晴らしい英語で完璧な翻訳をした。対する、アメリカ側の通訳はかなりアレだった。SNSでしばらく興奮が続いた。

ところで、ルールに基づく秩序、rule-based order、というのはアメリカでさえ定義はないらしい。私も探したが見つからなかった。ひたすら"rule-based order"とか"rule-based international order"とかを繰り返すだけである。ただ、この用語の意味は"International law based order"国際法に基づく秩序、の対語であることは間違いない。しかし、両者を退避させると、前者よりも後者が正しいことがはっきりするので、植民地マスゴミは決して両者を並べて記述するようなヘマはしない。

そして、ルールは誰が決めるのか、そして誰が変えるのかというと、アメリカ様である。アメリカ様が決めて、アメリカ様が変える。変えたあとは何人たりとも変えられたルールに従わなければならない。たとえば、自由貿易推進と言って関税撤廃を主張したかと思えば、対中関税強化、とか、経済制裁とか、米国内特定産業保護とか。アメリカは国連１９３国の一つに過ぎなくて、１９３国の主権は平等のはずだが、アメリカ独自が国内で制定した、多数の「ox△制裁Act」という法律にはアメリカ国内の司法管轄(ジュリスディクション)を超えて外国も従わなければならない、などなど。国連ビルはニューヨークに建てられていて、アメリカの国土であるから、気に入らない国の代表はアメリカのイミグレでストップする、とか。