日本のコストプッシュインフレというのは日銀が金融緩和して円紙幣が増えた為に円の貨幣価値が激減したのが原因です。
欧米のデマンドプルインフレというのは労働者の賃金が上がって需要が増えて供給力が需要より少なくなって起きたものです。
日本は大昔から常に供給力が需要より遥かに大きい国なので、デマンドプルインフレは政府が意図的に財政出動して無意味な需要を作り出さない限りは絶対に起きません。
ここ数年日本政府が高級旅館の宿泊費を割り引いたり、外人客を呼び込んで日本の観光需要を意図的に増やしているので、観光部門だけはデマンドプルインフレになっていますが、これは将来的には供給が増えすぎて失業者を激増させる事になります。
アメリカのニューディール政策や欧米の戦後のケインズ政策が典型ですが、政府が財政出動して上手くいった事は過去一度もありません。 政府の財政出動は最終的には失業者の激増とデフレという結果も齎します。
そもそもハイエクの新自由主義とか小さな政府というのは ニューディール政策やケインズ政策の失敗の考察から考えられた経済政策です。

新自由主義とか小さな政府ではお金が0.3%の大資本家に集まってしまうのが問題なのですが、それは共産社会を作るしか解決法はありません。

詳細は
大西つねきがやろうとしていること（第49回衆議院選挙に向けて）
https://www.youtube.com/watch?v=Z0aesmYcl0U

2012年は 1ドル＝75円、 2013年以降は 1ドル＝110円
欧米の物価と日本の物価を比較すると 1ドル＝50円 が適正価格だよ。
ただ、日本は内需の国なので輸出入は国内経済にあまり影響しない。
欧米製品が高くなっても、中国製品を買えば極安だしね。
それで超円安が国内のインフレに繋がるのに10年かかったんだ。