１１日にアラブ連盟緊急会合　パレスチナ要請
2023/10/9 23:54
https://www.sankei.com/article/20231009-W4O47LT2YRMSRLZW3MGNCSFAWM/

アラブ連盟は９日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃を受け、１１日に緊急の外相級会合を開くと発表した。パレスチナが会合を要請し、イスラエル軍の攻撃を止めるための政治行動を協議するとした。

アラブ連盟は２１カ国とパレスチナ解放機構（ＰＬＯ）が加盟。本部はエジプトの首都カイロにある。（共同）

パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエル軍の大規模戦闘を受け、ロシアのラブロフ外相は９日、アラブ連盟のアブルゲイト事務局長とモスクワで会談し「戦闘の即時停止」の必要性を訴えた。タス通信が伝えた。

ラブロフ氏は「パレスチナ問題が何十年も解決できない理由に特別な注意を払う必要がある」と強調。現状のままでは紛争は根本的には解決できないことが再確認されたとも述べた。
ロシアのペスコフ大統領報道官も同日「深刻な懸念」を表明。「早期に平和な方向に戻す必要がある」と訴えた。イスラエルを支援する米海軍の東地中海展開について記者に問われ「紛争に第三勢力が関与する大きな危険がある」と牽制（けんせい）した。（共同）