過激派ハマスを支援してきたイスラエル保守

実はハマスを元々育てたのはイスラエルの保守政府である。当時ヤセル・アラファトが率いるＰＬＯとファタハ党の世俗主義者がパレスチナに存在した。ＰＬＯがまともで政治的に国際社会が受け入れそうな存在であったので、イスラエル保守はパレスチナの過激派を逆に政治理由で欲しかった。　和平と呼びかけるイスラエル左派に対抗するには政治的に過激なパレスチナの存在が必要であった。そこでイスラエルの保守がパレスチナのイスラム過激組織のハマスに資金を提供するのを助けた。

イスラエル保守の存在意義はパレスチナが過激テロリストであることが不可欠という皮肉があった。北朝鮮を裏で資金援助しながら、悪役の金書記に吠えている日本の政治家がいる構造に似ている。劇では悪役がいないとヒーローが存在することができないからである。