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※2023年7月1日 日刊スポーツ25面 紙面クリック拡大
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パリ五輪１年後に控えフランス暗雲…警官少年射殺で暴動870人超拘束 組織委不正疑惑に予算増も
https://www.nikkansports.com/general/news/202306300001232.html
2023年6月30日19時38分 日刊スポーツ
警察に抗議する人々と警察官らが衝突したフランス・パリ郊外ナンテールの現場（ロイター）
捜査当局の家宅捜索が行われたパリ五輪・パラリンピック組織委員会の本部前で作業をする報道関係者（AP＝共同）
24年7月のパリ五輪開幕を1年後に控えたフランスで、警察や人種差別に対する激しい抗議活動が3夜連続で続いた。五輪・パラリンピック組織委員会も不正疑惑で家宅捜索を受けるなど課題が山積しており、五輪成功へ、暗雲がただよっている。
欧州メディアによると、抗議活動は、パリ郊外ナンテールで27日、交通検問中の警察官が車の停止命令に応じなかった北アフリカ系少年（17）を至近距離から射殺したことで始まった。警察や人種差別への日頃の不満が噴出して一気に全土に飛び火し、3夜目となる29日夜まで連夜、各地で暴動が発生。数千人がデモ行進し、一部が車や建物に火を付けたり、スーパーマーケットなど店舗で略奪を行うなど暴徒と化し、少なくとも875人が拘束された。政府は全土で警察官約4万人を動員したが、約250人が負傷したという。英BBCは、SNSに投稿された動画の中に、五輪に向けて建設中のプールの敷地で火災が発生している様子が映っていると伝えた。
不安定な治安状況に加え、五輪本体も揺れている。フランス捜査当局は6月20日から、不正利得などの疑惑に絡み五輪・パラリンピック組織委員会の本部などを家宅捜索した。17年と22年に開始された2つの予備的捜査の一環で、五輪・パラリンピックのインフラ整備を担う五輪施設建設公社、組織委幹部2人の関係先も対象となった。
疑惑の詳細は不明だが、組織委や公社が結んだ契約に関し、不当利得や便宜供与の疑いがあるとされる。21日には以前電通グループの傘下にあったスポーツコンサルタント会社も家宅捜索。20日に自宅の捜索を受けた組織委幹部2人は同社の創業者で、利益相反の可能性が当局の関心の1つとみられている。捜査がさらに拡大する恐れもある。
物価高で予算も膨らんでいる。フランス会計検査院は報告書で、当初予算は過小評価されていたと指摘、開幕まで一層の緊縮財政を求めた。
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フランス暴動 1300人超拘束 少年射殺へ抗議 全土に広がる
2023/07/01 ANNnewsCH
パリの近郊で17歳の少年が警察官に射殺されたことに抗議する動きは一部、暴動に発展し、フランス全土に広がっています。
フランスの内務省によりますと、抗議は30日夜も続き、1日にかけて1311人が拘束されたということです。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp
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