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緊急集会 自民が「衆院任期満了時も」と見解 立民は「70日を超えても開催可」と主張 参院憲法審査会(東京新聞 TOKYO Web)
http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/656.html
投稿者 達人が世直し 日時 2023 年 6 月 08 日 21:46:59: iuMpjLXhf.DAA kkKQbIKqkKKSvIK1
 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/255313?rct=politics


参院憲法審査会は7日、「参院の緊急集会」を巡って各会派が意見表明した。
「緊急集会」は、衆院解散後の緊急時に参院が国会の権能を代行する制度。

記事本文は、上記URLを参考にしてもらうとして、ここでは、別に掲載されている

「参院憲法審査会の要旨(2023年6月7日)」

https://www.tokyo-np.co.jp/article/255314

を参考にするのが良いと考える。

そこには、各会派代表の発言の要旨が、まとめて掲載されている。

例えば、

山本順三氏(自民)
 一時的な衆院議員の不存在という意味では、衆院解散も任期満了も変わりなく、任期満了時にも参院の緊急集会による対応を認めうる。(期間について)70日間を大きく超えることは、憲法の想定外だ。緊急集会は有事の場合に活用できないものではないが、(憲法に)有事を想定した制度が十分に整備されているとは言えない。緊急集会に加え、緊急政令や緊急財政処分、議員任期延長について議論を深めるべきだ。

といった風だ。

論評を加える前に、私たち主権者たる国民が確定した憲法の「役割」を確認するのがよさそうだ。

「憲法は国家権力を縛るもの」

だと言われている。
その通りだ。
つまりは、
憲法は、「国家がやってはいけないこと」、あるいは「国家がやらねばならないこと」を国民が決めて、最高法規に記したものだ。

上記の山本順三氏の発言要旨で触れている緊急集会の期間について、「・・・70日間を大きく超えることは、憲法の想定外だ。・・・」
と言っているが、果たしてそういうことを謳っているのだろうか。

憲法54条
衆議院が解散されたときは、解散の日から四十日以内に、衆議院議員の総選挙を行ひ、その選挙の日から三十日以内に、国会を召集しなければならない。
A 衆議院が解散されたときは、参議院は、同時に閉会となる。 但し、内閣は、国に緊急の必要があるときは、参議院の緊急集会を求めることができる。

そもそも衆議院の解散は、
憲法69条で、
内閣は、衆議院で不信任の決議案を可決し、又は信任の決議案を否決したときは、十日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならない。

と衆議院で不信任と議決されたときに、そのことを「了」とせず、国民に「信を問う」ために、衆議院を解散することが認められている。
内閣が衆議院を解散できる憲法の規定は、この場合しか見つけることは出来ない。

これまで乱発されている、所謂7条解散は、憲法にその根拠は無い。
憲法7条は、「天皇の国事行為」を項目別に列挙し、それとても、内閣の助言が必要であると規定しているに過ぎない。
したがって、7条を根拠に、主権者である国民が国民の代表を送り込んだ衆議院を解散するのは、明らかに憲法違反でしかない。
総理大臣と言えども、国民の代表として選ばれた国会議員の身分、権限をはく奪する権限は与えられていない。
それを認める憲法の規定は無いし、三権分立の考え方に照らしても、行政府が立法府の上位に有るがごとき「所謂7条解散」はあり得ない。

そう考えれば、内閣不信任が議決されての衆議院解散では、次の総選挙は可及的速やかに実施されないといけないことはすぐに理解できるし、国会も速やかに招集されないといけないという規定は当然のこととなる。
本来の趣旨に則れば、70日は短い方がよい。

衆議院が不存在の状況で、行政を動かす立法処置が滞るのは避けなければならないのは当然であり、そのための参議院の「緊急集会」の開催を要請することを、内閣に認めているということだ。

このような参議院の緊急集会制度には、政府の専断を排し、議会の統制なしには立法
や予算などの重要な決定をさせないよう、あくまでも国会中心主義を貫こうとする趣旨
が現れているとされる。

別の言い方をすれば、単独の国家機関の判断により講じられる緊急の措置は、「権力簒奪の危険」があり、これを極力回避するため、「内閣」に緊急集会の要求権と案件を定める権限を、「参議院」に審議・議決権を別に帰属させたということになる。

従って、憲法の趣旨は、「衆議院不存在の状況」における、緊急避難、暫定処置として、立法府の権限を参議院「緊急集会」に委ねることを認めたということだ。

整理すれば、70日という日数は、「緊急集会」を認める期間ではなく、解散から次の国会召集までの許される最大期間として、内閣に「やらねばならないこと」を明文化し、「縛り」をかけたものだ。

また、政府、自民党が緊急事態条項で目論む、山本順三氏の発言にもある「緊急政令や緊急財政処分」などの国会の機能を、緊急時を理由に一時的にでも内閣に集中させる危険を予測し、衆議院不存在の期間でも、立法府の権限を参議院「緊急集会」に委ねるよう配慮したものと言えよう。

そのことは、緊急事態を理由にして、立法府の権限を剥奪し、内閣がすべての権限を掌握するようなことは、「やってはいけないこと」として憲法に規定しているという事に他ならない。

政府、自民党が目論む「緊急事態条項」は、国民から主権を簒奪するための危険極まりないものあり、国民にとっては、「百害あって一利なし」の代物だ。

国民の基本的人権を、一瞬たりとも制限するような「緊急事態条項」を、憲法に書きこむようなことを、当の国民が望むはずもない。

「憲法は国家権力を縛るもの」、「国民を縛るものに非ず」。

憲法第11条には、

「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。 この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる」

として、この憲法を貫く最も基礎的な原理として記されている。

そして。憲法前文には、

「・・・この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらはこれに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。・・・」

とまで書かれている。



音喜多駿氏(維新)(抜粋)
 緊急集会を行えるのは70日以内で、その限界を理由の一つとして、緊急事態条項が必要だ。・・・


これまでの説明で分かると思うが、音喜多氏の憲法に対する無知、解釈の幼稚さは、改めて指摘するまでもない。

注目すべきは、れいわ新選組の山本共同代表の発言。

「・・・非常事態だからこそ、制約はあっても国民に1票を投じる権利を保障することが重要で、非常事態への対応を含め政権は国民からの評価を受ける必要がある。・・・」

このような意識が、多くの国会議員に共有されていれば・・・と思わずにはいられない。


その他には、
杉尾秀哉氏(立憲民主)、西田実仁氏(公明)、大塚耕平氏(国民民主)、山添拓氏(共産)、の発言要旨も掲載されている。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/255314

で確認されたい。  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 2023年6月09日 00:28:08 : w3rOZCzsQc : eDdYamdEcUV1b0k=[1] 報告

まあ、憲法は権力を縛るものとは最近になって聞かれるようになったが、考えてみればそうだなと思える程度のことだ。
大事なのはその縛りの程度だ、縛りがゆるいと権力は暴走しやすくなるが、縛りがきつすぎると大事なときに国家権力は何もできないということにもなりかねない。
国家の緊急時に国家権力が有効に機能しなかったらまさしく国家は滅ぶのである。
2. 2023年6月09日 02:14:46 : 0Jf3Yun64s : NWM0b1IuNVBRR2M=[872] 報告
<△25行くらい>
東京新聞もいい加減イソコに首輪でもつけたら?

  ↓


望月衣塑子さん、参議院法務委員会で無許可で大声の野次を飛ばしまくる 今後調査へ

@wadamasamune· 参院法務委員会での入管法改正案の討論時に、東京新聞の望月衣塑子記者が何度も大声で言葉を発し、静粛な委員会進行を妨げた。 新聞記者が国会での法案の討論・採決を妨害する重大事案。 理事会協議事項となり、まず法務委理事会で対応を協議することになるが、東京新聞は社としてどう対応するのか。 午後0:22 · 2023年6月8日


日本維新の会の鈴木宗男・参議院法務委員は、きょう2023年6月8日(木)の一般質疑で、委員会冒頭の「入管難民法」の採決の際に、東京新聞の望月衣塑子記者がヤジを飛ばしたと杉久武委員長(公明党)に語り、理事会協議事項として、今後調査することになりました。鈴木さんは「委員ではない傍聴議員は発言できない」としたうえで、望月記者にも言及しました。 きょうの委員会は、参議院分館2階にある「第23委員会室」で開かれました。参議院は委員長の指示が無い限り、9割9分、前後の扉は開けたまま議事をします。望月記者が入室した記章は不明。  取材活動については、2004年年金国会で、衆議院分館のエレベーターホールで、カメラを移動させながらぶら下がり取材をするのが危険だとの指摘が出て、衆議院議院運営委員会の理事会協議を経て、親委員会でも発言があり「分館内のエレベーターホールで、カメラは移動できない」との原則が先例として議事録に残り、現在も守られ、新人スタッフを含めて、トラブルはまずありません。 以上です。 h ttps://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/e89b37060755ffd92e08293b489ce019

3. 2023年6月20日 02:02:25 : 0Jf3Yun64s : NWM0b1IuNVBRR2M=[947] 報告
<■67行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
【パヨク活動家】望月衣塑子「国会不規則発言」社内でも批判噴出「上層部の責任」「東京新聞の記者が彼女と同じだと思われるのは迷惑」

2023/06/09(金) 17:30:17.83 ID:ONvIqk+R9
2023年06月09日

「明らかに記者の矩を超えている。これから徹底調査し、東京新聞には厳しい姿勢で臨みます」。6月9日、鈴木宗男参院議員が議員会館でデイリー新潮の取材に応じ、前日の法務委員会で東京新聞の望月衣塑子記者が不規則発言を繰り返した問題について語った。この問題をめぐっては東京新聞社内でも、「望月記者を特別扱いしてきた上層部の責任だ」と批判が噴出している。

 ***

ピンク色の派手な服を着て…

 れいわ新選組の山本太郎代表が“ダイブ”するなどして荒れに荒れた8日の参議院・法務委員会。入管法改正案の採決が行われる直前に“事件”は起きた。

 立憲民主党の石川大我議員、共産党の仁比聡平議員が反対の質疑をしている最中、記者が陣取る傍聴席で取材中の望月記者が「そうだ! そうだ!」と大声で同調する発言を何度も繰り返したのだ。

 鈴木氏は委員会室の配置を図で描き示しながら、その時の模様を語った。

「この日は採決が予定されており、与野党議員や記者が大勢駆けつけていました。記者たちは私たち委員の向かい側に陣取って座っていましたが、そこから、石川議員の質疑中に『そうだ! そうだ!』という女性の大声が聞こえてきたのです。目を向けると、ピンク色の目立つ服を着た彼女が一人立って声を発していました」

 あの女性は誰だろうと思った鈴木氏はすぐに席を外し、事務局職員の座る席に出向いて確認した。そこで初めて、彼女が東京新聞の望月記者だと知ったという。席に戻ってからも望月氏の「そうだ!」発言は続いた。映像を確かめると記者席側は映っておらず、望月氏の姿は確認できない。だが、石川議員の次に質疑をした仁比議員の発言中、鈴木氏が記者席の方を睨みつける様子がはっきり映っていた。

立民・共産の議員は「聞こえなかった」

「私の視線など意に介さず、彼女は拳を振り上げながら『そうだ!』を繰り返していました。明らかに立憲民主党、共産党のシンパとして彼女はあの場で取材していたのです。私は30年間、国会議員をして参りましたが、あんな記者を見たのは初めてです。新聞がそれぞれの立場から社説などで主義主張を訴えることは結構なことです。けれど、報道は公正公平にやるべき。国会を軽視した彼女の尊大な振る舞いは許されない」

 鈴木氏はその後の自身の質疑の際にも、「許せないのは、東京新聞の望月という記者が何回も発言していた。厳重注意なり、ルールを守るべく正してもらいたい」と発言。閉会後に開かれた理事会でもこの問題は議題に取り上げられ、調査することが決定した。


「立民や共産の委員は『聞こえなかった』などと言っていますが、他にも何人もの人たちが彼女の不規則発言を聞いています。しかも、彼女は常習犯で以前も法務委員会で同じことをやっていたこともわかった。これは彼女に取材パスを与えている東京新聞の責任です。連帯して東京新聞記者全員の取材パスを取り上げるべきくらいの重大な問題だと考えています」

同僚記者も「膿を出すべき」「恥ずかしい」

 今回の問題に関しては、社内でも批判が噴出している。デスク級の記者は「望月氏を甘やかし続けてきた上層部の責任だ」と語気を強める。

「記者が国会を取材中、特定の政党に同調する発言をするなど言語道断です。彼女が活動家と思われかねない取材をしてきたことはこれまで外部から幾度も指摘されてきたにもかかわらず、上層部はずっと彼女を庇い続けてきた。この際、社内でも徹底した調査を行い、膿を出すべきだ」

 若手記者もこう語る。

「あれは記者の振る舞いではありません。東京新聞の記者がみんな彼女と同じだと思われるのは、はなはだ迷惑で恥ずかしい。なぜ彼女だけ、あんな自由奔放な取材を許されるのか理解に苦しみます」

東京新聞の回答
 東京新聞にも見解を求めたが、
「現時点でコメントはありません」(東京新聞編集局)
 望月氏は、9日午前中、国会内で開かれた斎藤健法務大臣の閣議後記者会見にも平然と姿を現し、いつもながらの長々とした質問で周囲を呆れさせていたという。

h ttps://www.dailyshincho.jp/article/2023/06091251/?all=1

2023/06/09(金) 18:18:58.90 ID:3nwhu+0N0
>>1
東京新聞がコメント出さないという事、ここの記者全てが同じって事ですねw

2023/06/09(金) 20:02:33.83 ID:BKd/Hp9N0
>>1
>同僚記者も「膿を出すべき」「恥ずかしい」

 今回の問題に関しては、社内でも批判が噴出している。


東京中日新聞の膿や恥さらしだったのかよワロタ


h ttp://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1686299417/

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