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白洲次郎"押しつけ憲法"でも「いいものはいい」/別冊宝島編集部 の意見/東洋経済
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投稿者 仁王像 日時 2025 年 8 月 17 日 05:17:19: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc
 

白洲次郎"押しつけ憲法"でも「いいものはいい」/別冊宝島編集部 の意見/東洋経済オンライン
【日本の常識はパリの非常識】体調不良に悩まされる人と健康な人の決定的な違い/
藤原 淳
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E7%99%BD%E6%B4%B2%E6%AC%A1%E9%83%8E-%E6%8A%BC%E3%81%97%E3%81%A4%E3%81%91%E6%86%B2%E6%B3%95-%E3%81%A7%E3%82%82-%E3%81%84%E3%81%84%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%84/ar-AA1KCtGd?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=893f4436197b470c8f396893dc75753f&ei=10

戦後、GHQから提示された草案を元に作られた「日本国憲法」。その成立過程をめぐる議論はいまだ止むことがありませんが、実際に作成の現場に立ち会った白洲次郎の功績については、あまり知られていないのではないでしょうか。
そこで本稿では、草案からの翻訳の苦労や、民政局幹部との細かなやり取りなどを、別冊宝島編集部の『知れば知るほど泣ける白洲次郎』から、一部を抜粋・編集してお届けします。
約3週間で一気に最終版になった日本国憲法
日本国憲法はGHQ側から提示されたものを元に、象徴天皇、戦争放棄、封建制の廃止、の3原則を残しつつ、一部分が修正されて最終版となった。

GHQが提示した草案は議会が一院制であったが、二院制に変わった。その間のやり取りは非常に煩雑を極めた。
GHQが英語で作ったものを日本語に翻訳し閣僚に見せ、それを修正して、また英語に翻訳し、GHQに見てもらう。そして、GHQが修正した点を、また日本語に翻訳し、確認する。何度かキャッチボールをしたのち、最終版ができた。

1946(昭和21)年3月7日に「憲法改正草案要綱」が公表された。民政局のマッカーサー草案が提案されてから23 日目、3週間と2日である。この日は、極東委員会が開かれる予定で、ここで日本の憲法制定について議題に上がる可能性があった。憲法制定が進んでいることをアピールできる。
一夜でファイナル・ドラフトを作った次郎たち
最後のファイナル・ドラフトの日本語版を完成させるのに使った時間はたった一夜。場所は第一生命ビルの民政局の会議室。
その場にいたのは、民政局側がケーディス、通訳のシロタなど。日本側は法制局の佐藤達夫第一部長と白洲次郎、そして屈指の英語力を持つ外務省の小畑薫良、長谷川元吉である。

朝から、GHQの民政局と憲法草案についてやり取りしていた彼ら4人だが、すでに午後6時になっていた。少しでもマッカーサー草案に政府の意向を反映させようとする日本側と、修正にほとんど応じない民政局の間で、徒労の時間が流れていった。4人ともほとんど休憩のない作業にへとへとになっていた。

特に佐藤はかわいそうであった。本来、ここにいるべきは、日本側の憲法草案の責任者である松本烝治であったが、彼は修正をめぐって民政局と激論になってしまい、そのまま退席してしまった。

佐藤は、松本から少し手伝ってくれと言われて、同席しただけだったが、彼が法案を作成するハメになってしまった。
次郎も、英語が堪能だったから、翻訳とGHQ民政局との折衝を兼ねて、とどまることにした。決して責任を取るべき立場ではなかったが、彼らを残して、いなくなるわけにはいかない。最後まで残ることに決めた。

日本国憲法のファイナル・ドラフトができたときに携わっていたのは、憲法学者でもない4人だったのだ。
そのときのエピソードがある。翻訳作業の最中のことである。『白洲次郎 占領を背負った男』から引用しよう。
「そもそも天皇がシンボルだというところからして日本語にしにくい。
『白洲さん、シンボルっていうのは何やねん?』

小畑が次郎に大阪弁で尋ねてきた。
『英国じゃイギリス国王は国民のシンボルということになってるから、それを持ってきたんだろう。でも日本語でどう言えばいいのかな……象徴とでも言えばいいのか……。そうだ、ここにある井上の英和辞典引いてみたら?』

"井上の英和辞典"とは、大正四年に井上十吉によって編まれた井上英和大辞典(至誠堂書店)のことである。次郎の言葉に従って小畑は辞書を引いてみた。
『やっぱり白洲さん、シンボルは象徴やね』
新憲法の"象徴"という言葉はこうしたやりとりで決まったのだ」

ここで、『白洲次郎 占領を背負った男』の著者、北康利は後の次郎の言葉を引用している。
「後日学識の高き人々がそもそも象徴とは何ぞやと大論戦を展開しておられるたびごとに、私は苦笑を禁じ得なかったことを付け加えておく」(「吉田茂は泣いている」『諸君!』1969年10月号)
次郎は日本語版の作成が終わると、ファイナル・ドラフトを持って官邸に行き、その後、フラフラになって自宅に戻った。そして、そのままベッドで泥のように眠りに落ちた。次郎は眠りながらも民政局の奴らと論争をしていた。

「シャット・アップ(黙れ)」
「ゲッド・アウト(出て行け)」
うなされるほどの寝言を繰り返していたのだ。激闘を物語る逸話である。
もともと豪州で用意されていたマッカーサー草案
次郎は、人口に膾炙している日本国憲法が1週間でできたということに対して、秘話を紹介して真実を明らかにしている。引用しよう。
「それから半年以上経過した昭和21年11月3日、わが新憲法は"マッカーサー草案"にいくつかの修正を施した後、公布された。政府はこれを記念して『銀杯一組』を作り、関係者に配ることになった。

で、ぼくもホイットニー氏に届けるべく、民政局を訪問した。と、ホイットニー氏はことのほかこの贈り物を喜んだあと、ぼくに向って『ミスター・シラス、この銀杯をあと幾組もいただきたいんだが……』といい出した。
その日、ホイットニー氏の部屋には、ケージス次長以下何人かのスタッフが詰めていたが、彼のいう"幾組"という数字は、このスタッフの数をはるかに上回るものであった。
ぼくが、その点を改めてただすと、ホイットニー氏はつい、口を滑らせた。
『ミスター・シラス、あの憲法に関係したスタッフは、ここにいるだけではないんだ。日本には来ていないが、豪州時代にこの仕事に参加した人間が、まだほかに何人もいるのだよ』

つまり"マッカーサー草案"は、すでにマ将軍(※マッカーサーのこと)が豪州の地にあって、"日本本土進攻作戦"を開始したとき、その作業に取りかかり始めていたのである」

日本人が作ったと「見せかける」ための伝説
では、なぜ、1週間で作り上げたという伝説が流れているのだろうか。これについても次郎はこう解説する。
「GHQやアメリカ側が殊更『1週間で作り上げた』と強調するのは、彼らの草案が大したシロモノではなく、あくまで新憲法は日本人自身の手で作られたかの印象を内外に与えんがためであったのではないかと、ぼくは考える」(「『占領秘話』を知り過ぎた男の回想」『週刊新潮』1975年8月21日号)

次郎の言わんとするのは、たたき台はGHQが作ったが、それは大したものではなく、本当は日本人が、たたき台をもとに作り上げたのが日本国憲法であると、見せかけるために1週間で作ったという噂を流布させたということだ。
だが、そこには、民政局のニューディーラーたちの理想が充分に反映され、それは、天皇を人質に取ってまで変えさせなかった、という真実が覆い隠されているのだ。

「戦争放棄」など、いいものはいい
ただし、次郎の憲法伝説はこれでは終わらない。彼は次のようにも言っている。
「新憲法のプリンシプルは立派なものである。主権のない天皇が象徴とかという形で残って、法律的には何というのか知らないが政治の機構として何か中心がアイマイな、前代未聞の憲法が出来上ったが、これも憲法などにはズブの素人の米国の法律家が集ってデッチ上げたものだから無理もない。

しかし、そのプリンシプルは実に立派である。マクアーサーが考えたのか幣原総理が発明したのかは別として、戦争放棄の条項などその圧巻である。
押しつけられようが、そうでなかろうが、いいものはいいと素直に受け入れるべきではないだろうか」(「プリンシプルのない日本」『諸君!』1969年9月号)
あれだけ苦労させられ、煮え湯を飲まされた日本国憲法。しかし、いいものはいい、と言えるだけの胆力が次郎の真骨頂なのだ。

ルイ・ヴィトンのパリ本社に17年間勤務しPRトップをつとめ、「もっともパリジェンヌな日本人」と業界内外で称された藤原淳氏が、パリ生活で出会った多くのパリジェンヌの実例をもとに、パリジェンヌ流「最高の自分になるための神習慣」を提案したのが、著書『パリジェンヌはダイエットがお嫌い』。かつて痩せることに時間と労力を費やし、「痩せればいろいろなことを解決できる」と頑なに信じていた著者。しかし、多くのパリジェンヌと出会った今、その考えは根本から間違っていたと言います。パリジェンヌのように自身と向き合い、心身のバランスを整える習慣を日々実践することで、自分らしい美しさと自信を手に入れることができるのです。この記事では、本書より一部を抜粋、編集しパリジェンヌのように幾つになっても魅力的に生きる秘訣をお伝えします。
体調を無視し続けた私に、上司が放ったひと言

 冷え、だるさ、便秘。体調不良に悩まされている人、多いと思います。肌荒れやむくみ、頭痛やアレルギーなどの症状が出てしまうと気分も滅入ってしまいます。ダイエットどころではありません。オシャレをする気すら削がれてしまいます。
 私がまさにそうでした。慣れない子育てに追われていたその頃、私のキャリアはピークを迎えていました。PRディレクターとして責任ある立場にあった私は部下の模範(もはん)たろうと、体調不良を無視し、辛い時はドリプランを飲み込んでは忙しく立ち回っていました。

 その日も私はトイレ休憩に立つ時間がないほど、忙しい午後を過ごしていました。するとオフィスの前を通りがかった上司のアナベルが私のデスクの上に置いてあった鎮痛剤を見て突然怒り出しました。
「そんなもの捨ててしまいなさい!」
 イリスと同じことを言います。そして本当にドリプランの箱を取り上げ、去っていってしまいました。
“薬をやめてハーブティーを飲みなさい”アナベルの教え
 広報部長を務めるアナベルは50代の女性です。容姿こそケイト・モス似ですが、人柄は完全に肝っ玉母ちゃん。日頃から、

「もっと水を飲みなさい!」
 と部下に注意喚起するような、面倒見が良い上司です。そして私の爪を見て、
「ジュン、カルシウム不足よ」
 と指摘するような、健康管理にうるさい上司です。

 その彼女がしばらくすると私のオフィスに戻ってきました。そして、あるものを差し出しました。湯気が立つ、大きなマグカップです。
「これ、お飲みなさい」
 アナベルに見守られながら一口飲んでみると、温かい液体が胃に優しく染み渡ります。とてもいい香りがするハーブティーです。
「カモミールティーよ」

 古代エジプトで安眠薬として重用されていたカモミールには鎮静効果があること。ストレスによる疲れや緊張をほぐすこと。生理痛にも効くことから「マザー・ハーブ」とも呼ばれていることをアナベルは教えてくれました。
「発汗作用もあるから冷え性のジュンにはピッタリよ!」
 そう言うアナベルになぜ、私が冷え性だということがわかったのか聞いてみると、彼女は即答しました。

「見ればわかるわよ。顔色悪いし」
 アナベルがお察しの通り、私は夏でも手足の先や腰などが冷えやすく、その頃は肩こりにも悩まされていました。そしてそれを「育児で睡眠不足のせい」、「仕事が忙しいせい」と片付け、特に対処せずに過ごしていました。
 そういえば、広報部長のアナベルは私なんかより、ずっとずっと忙しいのに風邪一つひきません。体調不良に耐えず悩まされている私と、至って健康なアナベル。この違いはどこから来るのでしょう。 アナベルにそのことを聞いてみると、彼女は笑いながら言いました。
「私だって風邪くらいひくわよ」
 けれども、アナベルは少しでも風邪っぽいと感じたら、ハーブのタイムを煮出し、レモンと蜂蜜を加えて飲んでいると言います。無理を重ねるとひずみは必ず体に来るので、体調管理にはものすごく気をつけていると言うのです。

「もっと自分を大事にしなさい」――その言葉で涙が出そうになった
 アナベルは、誰もが羨むキャリアを築いているスーパーウーマンです。その彼女の助言は、意外なほどシンプルなものでした。
「あなたももっと自分を大事にしなさい」
 それを聞いた私はなんだかちょっぴり泣きたいような気分になっていました。これまで体調不良を無視し続けてきた私です。自分さえ我慢すればと思い、職場でも、家庭でも無理を重ねてきた私です。

「自分を優先させてもよい」
 上司にそう言われている気がして、私の中で張り詰めていた何かがふと緩んだのです。
 体は一つしかありません。生まれつき体が強い人、弱い人、いろいろですが、使い方が荒ければ誰でもガタが出ます。機械と一緒で部品だって壊れる時があります。けれども有難いことに、大事になる前に体は「しんどい!」というメッセージを送ってくれます。

 アナベルは決して体のメンテナンスを怠りません。不調の兆しにいつも耳を傾けています。そして薬に頼らず、体を壊す前に対処する習慣を身につけています。
 超多忙なのに健康なアナベル。その秘訣はズバリ、自分を労ることにあったのです。
「根を詰め過ぎるのはあなたの悪い癖よ!」
 そう言い残してアナベルは去っていってしまいました。
 欠点をきちんと指摘することも忘れない上司です。
 

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