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田中宇の国際ニュース解説 無料版 2025年4月27日 https://tanakanews.com/
■Perplexity AI要約
米国の選挙不正や諜報界の権力構造をめぐり、トランプ政権とギャバード諜報長官が電子投票機の不正や移民投票問題を調査・是正し、米民主党や英国系エリートの長年の支配体制が崩壊しつつある現状を解説。トランプは諜報界を再編し、米国の覇権体制を多極化へと導いている。欧州でも極右勢力が民主的に台頭し、リベラル派による全体主義的な弾圧が逆に民主主義の復権を促進。従来の「善悪」や「民主主義」の常識が逆転し、米欧の支配構造が大きく転換する時代の到来を論じている。
■本文
トルシ・ギャバード諜報長官が率いるトランプ政権の米当局が、米国の選挙で使われる電子投票機を調べたところ、投票結果を歪曲して選挙不正をやれるよう、外部から電子的に侵入(ハッキング)しやすい状態で、投票機の不具合が長年放置されていたことが正式にわかった。
この事象は20年ほど前からオルトメディアなどによってたびたび指摘され、私も何度か記事にしてきたが、マスコミ権威筋や従来の米当局は、この件を陰謀論・妄想扱いして調査是正しなかった。
https://modernity.news/2025/04/11/tulsi-gabbard-drops-two-huge-bombshells/
Tulsi Gabbard Drops Two Huge Bombshells
https://tanakanews.com/221202election.htm
ずっと続く米国の選挙不正
その結果、2020年の大統領選挙で、電子投票機のハッキングと、コロナ蔓延を口実にした(投票を偽造しやすい)郵送投票制度の広範な導入により、本当はトランプが再選されたのにバイデンが勝ったことになる選挙不正が行われた。
それまで4年間の政権でトランプは、米国と世界に覇権を行使してきた諜報界やエスタブ勢力(マスコミ権威筋、リベラル派、DS)の支配体制を壊そうとした。トランプの人気が維持されていたので、DS側は選挙不正を挙行してトランプの再選を防いだ。
不正に気づいたトランプ支持者たちが抗議行動を起こしたが、支配側はこれを逆手にとって2021年1月6日の「議事堂選挙事件(J6)」を誘発し、トランプ側に「反乱罪」や「偽ニュース流布」などの罪をなすりつけた。
https://tanakanews.com/241022harris.htm
米大統領選、裏の仕掛け
2024年の米大統領選挙では不正が行われず、民主党のハリス候補が惨敗してトランプが返り咲き、諜報界はギャバードらによって再編されてトランプの傘下に組み入れられ、今回の投票機不正体制の捜査が始まった。
同時期に、トランプ支持の共和党が多数派を占める米議会は、米連邦の選挙の投票時に米国民であることを示す運転免許証などのID提示を各州が投票者に義務づける法案を可決した。
https://www.zerohedge.com/political/house-passes-bill-requiring-proof-citizenship-vote
House Passes Bill Requiring Proof Of Citizenship To Vote
外国人が投票できないようにする制度は、民主的な国家が当然持っているべきだが、米国にはその制度がなく、違法移民など外国人が投票できるようになっていた。
米民主党は15年ほど前から、中南米などからの違法移民が米国に入ってくることを事実上奨励し、民主党傘下のNGOなどが違法移民の世話をしつつ民主党に投票するように促す仕掛けを裏で作り、得票率を5%近く押し上げてきた。
これは巨大な選挙不正だったが、多くが民主党支持である米マスコミは不正を黙認し、共和党側の指摘は妄想扱いされてきた。
今回トランプの返り咲きで、ようやくこの不正が是正され始めている。世界的な民主主義の模範と喧伝されてきた米国の実体は、かなりお粗末だ。
https://tanakanews.com/140729immigration.php
移民危機を煽る米国政府
トルシ・ギャバードの主導でトランプの敵から味方に転向した米諜報界は、過去の諜報界による犯罪である1963年のケネディ大統領暗殺事件の再調査なども始めている。
諜報界などエスタブ勢力は、自分たちの犯罪を指摘する説に「陰謀論」のレッテルを貼って禁止(それを指摘すると権威筋になれないという抑止策)してきたが、陰謀論の中には事実が多く混じっている。
https://tanakanews.com/250209deepstat.htm
諜報界の世界支配を終わらせる
第二次大戦後、米国と世界の権力・覇権を握ってきたのは米政府(大統領や連邦議会)でなく、米(英)諜報界だった。諜報界は従来、世論操作や善悪歪曲、自分たちに逆らう政治家や言論人をスキャンダルや暗殺によって潰すなど、政治家や権威筋が諜報界の言いなりになるように仕向けてきた。
トランプやギャバードは、こうした諜報界の隠然とした権力(覇権)を壊そうとしている。ギャバードの傘下には諜報界の内部を捜査する組織が作られ(民主党や英国などの傀儡として)政治的な動きをする要員を見つけ出して排除・抑止・有罪化しようとしている。
https://www.zerohedge.com/political/us-spy-chief-gabbard-starts-task-force-investigate-intelligence-community
US Spy Chief Gabbard Starts Task Force To Investigate Intelligence Community
ギャバードは最近、トランプ政権を不利にして民主党を有利にする情報をマスコミに漏洩(リーク)して報道させた諜報界の2人の要員を訴追するよう司法省に要請した。
諜報界は2015年にトランプが立候補して以来、トランプを不利にして民主党を有利にするリークを続けてきた。それ以前から、諜報界はマスコミへのリークを使って、米国や同盟諸国の政治を自分たち(英国系)に都合の良いように動かしてきた。トランプ政権は、そうした諜報界の政治活動を禁止しようとしている。
https://san.com/cc/dni-tulsi-gabbard-making-3-criminal-referrals-to-doj-for-alleged-leaking/
DNI Tulsi Gabbard making 3 criminal referrals to DOJ for alleged leaking
https://www.zerohedge.com/political/gabbard-asks-doj-prosecute-2-alleged-leakers
Gabbard Asks DOJ To Prosecute 2 Alleged Leakers
これはトランプが、諜報界を「反トランプ親英国系」から「親トランプ反英国系」に変えて「トランプ独裁」「トランプ覇権」を作ろうとしているだけでないか??。トランプは今でもマスコミから極悪に描かれているので、そう考えたくなる人が多いはずだ。
米国(北米または南北米州)は、トランプ独裁になるかもしれない(民主党やリベラル派が「リベ全」化して自滅したので)。だが世界は、トランプ覇権になるどころか、逆に米国覇権そのものが解体していく。トランプの世界戦略は「隠れ多極主義」だ。
https://tanakanews.com/240125trump.htm
トランプの隠れ多極主義
トランプは、諜報界(英国系)が米国と同盟諸国の政治を牛耳って単独覇権を維持してきた政治体制を壊そうとしている。トランプは、プーチンのロシアや習近平の中共やモディの印度を強化する策を展開している。トランプ(やプーチンや習近平やモディ)の傘下で、世界は多極化する。トランプが諜報界を抑止するほど、多極化が進む。
https://revolver.news/2025/04/trumps-new-plan-no-free-trade-without-free-speech-uk-freaks-out/
Trump’s new plan: No free trade without free speech… UK freaks out
トランプが次回2028年の大統領選に出る可能性が強まっている。「MAGA2028」の帽子も発売した。米憲法では、大統領は不連続でも2期8年までしかやれない。
トランプは、2028年の選挙でバンスが大統領、自分が副大統領として当選し、就任直後にバンスが辞めて自分が大統領に昇格する説を否定していない。「それも一案だが、他にも案がある」「米国民がもう1期やれと言うなら(法的な抜け穴を使って)やる」と言っている。
ほらみろ、トランプは法をねじ曲げて権力にしがみつく独裁者じゃないか。トランプ嫌いの人々が早速動き出す。しかし、選挙不正をやる民主党と、やらないトランプの、どちらがましなのか。
https://www.zerohedge.com/political/trump-says-he-not-joking-about-running-3rd-presidential-term
Trump Says He Is 'Not Joking' About Running For 3rd Presidential Term
トランプは、民主党が作った投票機やID無確認の選挙不正体制を破壊している。危険な妄想屋は、私でなく、トランプ敵視の妄想を続けるリベラル派やマスコミ権威筋(うっかり英傀儡な人々)だ。
マスコミやリベラル派は「トランプはウソつきだ」と喧伝してきたが、実のところウソつきだったのはマスコミやリベラル派の方だった。今でもマスコミを軽信し続けるリベラル派。自分の頭で考えず、危ないワクチン連打して、無根拠な温暖化人為説を信じてる。「欧州は極右に政権取らせちゃダメだ」と言って民主主義を踏みにじる。
https://realclearwire.com/articles/2025/03/24/trump_puts_the_system_on_trial_1099665.html
Trump Puts The System On Trial
現時点の私の見立てでは、トランプは次期政権でバンスの副大統領になるが、バンスは辞めず、トランプは副大統領として働き続ける。
トランプ陣営の目標は、世界の多極化と、米国を米州(北米もしくは南北米州)の極として機能させることだ。トランプ自身が大統領になる必要はない。今後の4年間でバンスの技能が上がるなら、若いバンスが2029-2037年の8年間、大統領をやるのが良い。
https://www.dailymail.co.uk/news/article-14536307/Trump-term-2037-simple-loophole-Constitution.html
How Trump could be president until 2037 due to a simple loophole in the Constitution
ロシアでは、2000-08年に大統領だったプーチンが、2008-12年に側近のメドベージェフに大統領をやらせて自分は首相をやり、2012年に大統領に戻るかたちで3選禁止の憲法を迂回した。
トランプ3期目の策略はプーチン方式に似ている。トランプもプーチンも独裁者だって??。いやいや、2人とも選挙で勝って再選されている。
マスコミ権威筋やリベラル派はプーチンを極悪視し、ウクライナのゼレンスキーを支持してきた。しかし、プーチンは民主的な選挙で連勝している一方、ゼレンスキーは昨年6月に大統領の任期が切れたまま、戒厳令を盾に選挙をやっていない。
ゼレンスキーは、大統領選挙をやったら負けてしまうのでやれない。選挙をやらず、勝てない戦争を続けて国民を死なせていくしかない。民主主義の観点で見ると、プーチンが正しく、ゼレンスキーは悪である。
とはいえトランプもプーチンも、選挙をやれないゼレンスキーが戦争をやり続け、トランプの米国は怒ってウクライナ支援をやめて離脱し、英仏独EUがその後のウクライナ戦争を受け継いで自滅し、英国系の西欧が没落して米国と世界が多極化していくことを望んでいる。
ウクライナで選挙をしたら、次の大統領(ティモシェンコとか)はロシアと和解してしまう。それだと英国系の没落が進みにくい。
マスコミ権威筋やリベラル派(英国系)がゼレンスキーを支持支援し、プーチンやトランプを敵視するほど、英国系が好む米欧覇権体制が自滅していく。多極派(やリクード系)が考えるシナリオはすごい。
https://tanakanews.com/250320europ.htm
英欧だけに露敵視させる策略
トランプはウクライナの資源類の利権を狙ってるじゃないか。やっぱり強欲で極悪だよ・・・。そのとおり。トランプは、自らを強欲に見せ、多極派の本質を隠す目くらましに使っている。うっかり英傀儡たちは、どこまでも軽信させられる。
トランプは、ゼレンスキーが資源協定を結ぶことを了承しそうになるたびに、話を覆して結ばせず、ウクライナ戦争の継続と米国の離脱に持っていく。トランプの真の目的は、ウクライナの利権をもらうことでなく、英欧を自滅させて世界を多極化することである。
https://tanakanews.com/250304zelnsk.htm
ゼレンスキーを騙し討ち
イスラエル(リクード系)が米諜報界を乗っ取るために誘発した911事件以来、米諜報界は英国系とリクード系が暗闘してきた。トランプはリクード系と組み、英国系を潰している。(イスラエルは労働党が英国系で、リクードが反英。労働党系は弱体化した)
だとしたら今起きているトランプ革命は、リクード系が英国系を潰して「イスラエル単独覇権体制」を作ろうとしているのでないか。そういう仮説も成り立つ。
https://tanakanews.com/250130gaza.htm
パレスチナ抹消に協力するトランプ
しかし現実は911以来、リクード系が英国系を押しのけて米諜報界を乗っ取るほど、米国の覇権が自滅し、世界の多極化が進み、イスラエルは世界覇権でなく中東の覇権国(イスラエルとアラブ、イラン、トルコが共存するアブラハム合意体制)になっていく。
911以前、米諜報界は、英国系と隠れ多極派(ロックフェラーなど)が暗闘しており、多極派は米中国交正常化や冷戦終結(米ソ和解)を実現したものの、米単独覇権は崩れず、諜報界は英国系が強いままだった。
そこで多極派は、イスラエルで台頭したリクード系を(911誘発で)米国に招き入れ、イラク戦争など、米覇権を自滅させる策をリクード系(ネオコンなど)にやらせた。
https://tanakanews.com/250328israel.htm
イスラエルの拡大
リクード系は、単独覇権を乗っ取るつもりが多極派に騙されたのか、それとも最初から多極派と組んで米覇権の自滅に加担したのか。そのへんは不明だ。どちらにせよ現実は、米単独覇権が自滅させられ、多極化の仕上げとしてトランプがイスラエルを中東の覇権国に押し立てている。
2020年の米大統領選でトランプが不正に落選させられたのも、リクード系や多極派の意図的な謀略だったのかもしれない。トランプが下野させられていた4年間にウクライナ戦争が起こり、非米側の結束や英欧の自滅など、多極化の流れが加速した。
この4年間に英国系は弱体化し、今回トランプは諜報界をめぐる戦いで英国系に快勝できている。1期目の苦戦と大違いだ。2020年に続投していたら、ずっと苦戦していたかもしれない。
https://tanakanews.com/250420israel.htm
米国の中東覇権を継承するイスラエル
欧州では、既存の英国系リベラルエリート支配が崩れ、ドイツのAfDやフランスのルペン派など「極右」が民主的に強くなっている。
いずれ、極右がリベラルを押しのけてEUを乗っ取り、欧州の与党になって支配する。フランスではルペンが有罪にされて大統領選に出られなくなった。ドイツではエリート与党がAfDを全力で阻止している。リベラル支配に反対する言論は「危険な思想」として取り締まられる。
だが、それらの非民主的・リベラル全体主義なやり方は、いずれ選挙で敗北し「極右」が民主的に権力を取っていく。
https://rmx.news/trending/the-afd-is-now-the-most-popular-party-in-germany-for-the-first-time-ever-all-while-debate-rages-over-an-the-party/
AfD Is Now Germany's Most Popular Party For The First Time Ever As 'Ban' Efforts Escalate
ルーマニアでは「極右」で親露・反NATOなジョルジェスクが勝った昨秋の大統領選挙(1回戦)が、憲法裁判所の判決で無効にされたが、4月24日の別の判決ではジョルジェスク勝利が有効とされた(憲法裁の判決を覆したのでなく別の裁判として)。
すったもんだしているが、いずれルーマニアの大統領は「極右」で親露なジョルジェスクになる。ドイツもフランスも、親露で反NATOな「極右」が政権を取っていく。
https://www.theguardian.com/world/2025/apr/25/romania-ploiesti-city-appeals-court-ruling-presidential-election
‘Legal chaos’ as Romanian court rules against annulment of presidential vote
https://www.rt.com/news/616239-romania-georgescu-annulment-overturned/
Cancellation of Romania’s presidential election overturned
従来「民主主義の戦い」といえば、極右とか全体主義の独裁者による支配を、左翼やリベラル派の市民運動が打ち破るのが「勧善懲悪」だった。
しかし今は正反対で、左翼やリベラル派は、危険なワクチン強要や人為説妄信、言論抑圧などの極悪をやりまくる「リベラル全体主義(リベ全)」になっている。リベ全の大間違いに気づいた人々は「極右」を支持し、今やAfDはドイツで最も人気がある政党だ。
https://tanakanews.com/240913libezen.htm
リベラル全体主義・リベ全の強まり
リベ全は独裁勢力と化し、民主的に台頭する「極右」を弾圧するが、いずれ民主主義が勝ち、英国系のエリートは失権する。欧州は、親露で反英系で「極右」な地域として、多極型世界の一翼を担う。米国もトランプ革命によって、親露で反英系で「極右」な地域になっている。
いずれ民主主義が勝つ。しかし、既存の常識とは逆のシナリオで。だから(笑)と題した。この流れも、リクード系や多極派が考案したシナリオかもしれない。(笑)。
この記事はウェブサイトにも載せました。
https://tanakanews.com/250427right.htm
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