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西側の介入で大統領選挙が再投票になったルーマニアで再び「EU懐疑派」が勝利
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202505060000/
2025.05.06 櫻井ジャーナル
ルーマニアでは5月4日に大統領選挙の第1回投票があった。トップは40.96%を獲得したAUR(ルーマニア人連合同盟)のジョージ・シミオン党首、第2位は20.99%のブカレスト市長のニクソル・ダン。このふたりが5月18日に予定されている第2回投票に進む。与党連合自由党のクリン・アントネスクは20.07%で第3位だった。
今回の投票は2度目の第1回投票だ。最初の第1回投票は2024年11月24日に実施され、カリン・ジョルジェスクが22.94%を獲得して第1位になり、欧米支配層が望んでいたエレナ・ラスコーニは19.18%で第2位だった。第2回投票でラスコーニは勝てないと判断したのか、ルーマニア憲法裁判所はロシア政府が介入したとしてこの投票を無効にし、再投票にジョルジェスクが出馬することを禁じた。なお、ラスコーニは今回の投票で2.68%しか獲得していない。
旧ソ連圏でもかつてファシズムの温床だったポーランド、ウクライナの西部地域、バルト3国などでは今でも反ロシア感情が強いが、ルーマニアのほかジョージア、ハンガリー、スロバキア、セルビアなどでは欧米への反発が強まり、ロシアとの関係修復を目指す動きが現れている。
ルーマニアの隣国であるモルドバでは2022年からイギリスの情報機関が活発に動き始め、2013年から14年にかけてのウクライナと似た状況になっているが、周辺国でも西側の情報機関が秘密工作を実行しているようだ。ウクライナの大統領だと主張しているウォロディミル・ゼレンスキーがイギリスの情報機関MI6のエージェントである可能性が高いことは本ブログでも繰り返し書いてきた。
こうした国々の政治に介入している西側諸国は民主主義的な衣を脱ぎ捨て始め、支配層にとって都合の悪い政党が弾圧され、言論統制が急速に強まっている。そうしたことは自国でも行われている。
イギリスではガザでパレスチナ人を虐殺しているイスラエルを批判、戦争に反対していた労働党のジェレミー・コービンが情報機関や有力メディアによって党首の座から引き摺り下ろされ、フランスでは国民から支持されているマリーヌ・ル・ペンの選挙資格が剥奪され、ドイツでは支持率を伸ばし、最も国民から支持されるようになったAfD(ドイツのための選択肢)を治安機関のBfV(連邦憲法擁護庁)は「過激派政党」に指定した。
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