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人の寿命を左右するのは遺伝子よりも環境や選択だという研究結果/GIGAZINE
http://www.asyura2.com/24/nature7/msg/116.html
投稿者 仁王像 日時 2025 年 8 月 01 日 05:18:47: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc
 

人の寿命を左右するのは遺伝子よりも環境や選択だという研究結果/GIGAZINE
https://www.msn.com/ja-jp/health/other/%E4%BA%BA%E3%81%AE%E5%AF%BF%E5%91%BD%E3%82%92%E5%B7%A6%E5%8F%B3%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%AF%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E3%82%88%E3%82%8A%E3%82%82%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%82%84%E9%81%B8%E6%8A%9E%E3%81%A0%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E7%A0%94%E7%A9%B6%E7%B5%90%E6%9E%9C/ar-AA1BSFJH?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=f1a32ecffc4944d0a6b51f85ad16c7d2&ei=141

これまでの研究で、人間の寿命には遺伝子の長さが大きな影響を及ぼしていることが明らかになっています。一方で、寿命の長さには遺伝子よりも生活環境やライフスタイルの方が重要であると、ハーバード大学医学部などの研究チームが伝えています。

今回、ハーバード大学医学部のオースティン・アルヘンティエリ氏らの研究チームは、イギリスの大規模バイオバンクであるUKバイオバンクで収集された49万2567人分の遺伝子情報や医療記録、ライフスタイルなどの情報を用いて分析を行いました。合わせて研究チームは体内のタンパク質が時間の経過とともにどのように変化するかを分子レベルで調べ、人の年齢を特定する「プロテオミクスプロファイリング」と呼ばれる手法を用いて、個人の体が実際にどのくらいの速さで老化しているかを推定しました。なお、プロテオミクスプロファイリングには4万5000人以上の参加者の血液サンプルが用いられました。
研究チームは、164の環境要因と、参加者の疾患の遺伝的要因を評価しました。環境要因には、喫煙や身体活動の量など、ライフスタイルの違いに加え、生活条件や世帯収入、雇用状況などの社会的要因、幼少期の体重などの初期の生活要因が含まれていました。

加えて研究チームは、以上の環境要因や遺伝的要因が、冠動脈疾患や2型糖尿病など、22の主要な加齢に関連する疾患や死亡率、プロテオミクスプロファイリングによって決定される生物学的老化とどのように関連しているかについて調査を行っています。これらの分析により、研究チームは老化と早期の死亡に対する環境要因と遺伝的要因の関係性を推定することができるというわけです。
分析の結果、疾患関連の死亡率に関しては、研究チームの予想通り、年齢と性別が人々の寿命の変動の約半分に関連していることが明らかになりました。さらに、環境要因が寿命の変動の約17%を占めているのに対し、遺伝的要因が占める割合は2%未満でした。これは、環境要因が遺伝的要因よりもはるかに健康と長寿に影響を与えることを示唆しています。

特に、肺や心臓、肝臓の病気において環境要因は最も大きな影響を与え、一方で乳がんや卵巣がん、前立腺がん、認知症の発症には遺伝的要因が強く関連していました。

研究チームによると、早期死亡と生物学的老化に最も影響を与えた環境要因には、喫煙の有無や社会経済的な地位、身体活動レベル、生活条件が含まれていたとのこと。また、10歳の時点で高身長だった場合、寿命が短くなることも判明しています。研究チームはこの理由について明らかにしていませんが、この結果は「背の高い人は早く亡くなる可能性が高い」というこれまでの研究と一致しています。

加えて、研究チームはプロテオミクスプロファイリングの結果を基に「食事と生物学的老化の間には関連性がない」と主張しています。これは、慢性疾患のリスクと寿命において、食事パターンが重要な役割を担うという従来の研究を覆すものです。

一方でディーキン大学疫学准教授のハッサン・ヴァリー氏は「生物学的老化の調査を行った対象者の数が少なすぎたために、研究チームは食事が老化に与える真の影響を確認することができなかった」「この研究における食事データはあくまで自己申告制で、申告した際の食事の質が比較的悪かった可能性が高い」と指摘し「今回の研究結果にかかわらず、私たちが食べる食品は健康と長寿の最も重要な柱であると言っても過言ではありません」と提言しました。

このほか、ヴァリー氏は「この研究は長寿における遺伝的要因の役割を過小評価している可能性があります。健康や長寿は環境要因と遺伝的要因がそれらの相互作用によって形成され、今回の研究はこうした相互作用の複雑さを完全に捉えていない可能性があります」と批判しています。

それでも、「この研究では世帯収入や住宅所有、雇用状況など、必ずしも個人の制御下にない多くの要因が寿命の長さに関連していたことは注目に値します。この研究の結果は、私たちが特定の遺伝学的リスクを受け継ぐ可能性がある一方、私たちがどれだけ健康で、どれだけ長く生きるかを決定する上で、どのような食事をとり、どのように運動し、世界と関わるかが重要であることを浮き彫りにしています」とヴァリー氏は語りました。
 

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