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EU、「脱中国」加速へ 経済安保の指針発表、レアアース規制で急務/朝日新聞
ブリュッセル=牛尾梓2025年12月4日
https://www.asahi.com/articles/ASTD36QYSTD3UHBI02XM.html
北京で2025年7月24日、欧州連合(EU)のコスタ首脳会議常任議長(左)、フォンデアライエン欧州委員長(右)と握手を交わす中国の習近平国家主席。チャイナ・デイリー提供=ロイター
欧州連合(EU)の行政を担う欧州委員会は3日、中国への依存を減らす「デリスキング(脱リスク)」を加速させるため、経済安全保障政策の指針を発表した。中国が今年、レアアース(希土類)の輸出規制を2度にわたって発動。中国資本の半導体メーカー「ネクスペリア」の出荷停止問題で自動車産業が深刻な影響を受け、対策は急務になっている。
この日の発表では、重要鉱物の安定供給に向けた施策として、採掘やリサイクルなどのプロジェクトに30億ユーロ(約5400億円)を投じる支援策が盛り込まれた。
また、重要鉱物の需要の監視や共同調達を担うセンターの設置も提案。セジュルネ上級副委員長(産業戦略担当)は「日本は経済安全保障でトップクラス」と言い、日本の独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)を「モデルにした」と明かした。
特にレアアースの中国依存は深刻だ。EUで2021年に使われたレアアースのうち、約98%が中国から輸入されたものだった。レアアースなどの重要鉱物は、防衛システムやデジタル技術に欠かせず、防衛戦略的にも、重要性が急速に高まっている。
さらに、中国を念頭に、過剰生産能力や国有企業への巨額補助金といった不公正な貿易慣行による市場のゆがみに対抗するため、調達先の多角化を促進する。オランダで起きた「ネクスペリア問題」は、半導体技術の中国側への漏洩(ろうえい)疑惑が背景にあり、今後、海外からの投資審査を厳格化する企業を優先的に支援する方針だ。
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