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https://www.tokyo-np.co.jp/article/402644?rct=politics
そろそろ諦め時だと思うのだが・・・。
まだやっていたとは。
憲法上の制度でしかない「象徴天皇制」を、個人の「世襲」で維持しようと考えたことがそもそもの誤り。
しかも、憲法14条の「平等の原則」に反することは「どうにもならない矛盾」として永遠に続く。
「皇族」を認めるという、一法令に過ぎない「皇室典範」の根幹が、既に憲法14条が明確に禁じているところだ。
当然だが、憲法に「皇族」という言葉は出てこない。
憲法で禁じている「皇族」すなわち「貴族」をさらに増やそうというのだから、事は穏やかではない。
白昼堂々、「憲法破り」をする、・・・いい度胸だ。
まさに、象徴天皇制を護るために、日本国憲法を黙殺し、無きものにするに等しい。
その象徴天皇制とは、日本国憲法第一条に規定された制度。
日本国憲法を殺してしまっては、象徴天皇制の維持も糞もあったものではないと思うのだが。
論理的に考えれば、象徴天皇制の存在根拠を失うことになる。
以下に記事(共同通信配信)の全文を転載する。
額賀福志郎衆院議長は3日までに共同通信のインタビューに応じ、今国会中に皇族数確保策の論点整理を行う一方、皇室典範改正は秋の臨時国会以降になる可能性が高いとの見方を示した。「法案を通すことができればベストだが、今国会中に一定の整理ができればよいのではないか」と述べた。少数与党の国会審議に関しては「参院選を前に、点数稼ぎの議論は国民に失礼だ」と指摘し、野党も責任の一端を担うよう求めた。
衆参両院は1月以降、皇族数確保に関する各党派代表者会議を4回開いた。額賀氏は「意見を十分に聞く機会を持てた。論点を整理する段階だ。今国会中に方向性を出せるよう努力する」と語り、衆参正副議長の下で大型連休明けに論点を整理すると表明した。
これまでの各党派代表者会議の議論について「喫緊の課題との共通認識を持っている」と説明。個別論点では必ずしも一致していない点を問われると「意見は当然言うべきだが、安定した皇室制度は国の根幹に関わる。立法府の総意を整理するのは、正副議長4人の責任だ」と意欲を示した。
記事の転載はここまで。
そもそも、「立法府の総意」と言っても、所詮は「国民の総意」に非ず。
第1条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
第2条 皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。
国会の議決も憲法に違反することは許されない。
憲法前文に明記されている。
「・・・われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。・・・」
と。
こんな当たり前のことがどうして守ることが出来ないのか。
近年、憲法に違反する法令が何の抵抗感も無く、当然のように制定されているのも、象徴天皇制に関わる、憲法違反を放置していることによって、箍が外れてしまっている結果ではないかと危惧すら覚える。
額賀衆院議長曰く、
「安定した皇室制度は国の根幹に関わる。」
と。
この認識が誤りの根幹をなす。
まさに戦前の天皇制のまま、時間が止まってしまったような発想だ。
今の時代、国の根幹と言えば、いうまでもなく「国民」。
「日本国民」が日本という国の在り様を定めた日本国憲法の「 三大原則 」。
[国民主権」、「平和主義」、「基本的人権の尊重」
だろう。
衆院議長という重責にありながら、そのことを忘れて、「皇室制度は国の根幹」だ、「立法府の総意」だと大仰に言うのは恥ずかしいことだ。
そう思うぞ。
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