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大阪万博は値下げ連発で赤字まっしぐら…今度は「駐車場料金」を割引、“後手後手対応”の根本原因とは
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/372314
2025/05/26 日刊ゲンダイ
ガラガラの万博P&R駐車場=先月撮影(C)共同通信社
先月13日に開幕した大阪・関西万博は、今月末で開催期間の約4分の1を消化する。しかし、いまだにさまざまな問題が噴出し、ゴタゴタ続き。そのつど後手対応の繰り返しだ。
万博協会は24日から、マイカーを駐車場に止めてシャトルバスで会場に向かう「パークアンドライド」(P&R)の利用促進のため、午後3時以降の駐車料金を半額以下に割り引くことにした。
P&Rの駐車料金は繁忙期に7500円と、周辺の民間駐車場と比べてもベラボーに高い。稼働率は2〜3割と伸び悩んでいた。特に、午後3時以降の稼働率は1割にも満たず、ガラガラ。開幕から1カ月以上を経て、ようやく高額料金を見直すとは、今さら感は拭えない。
とにかく万博協会は後手対応が目立つ。7日からは午後5時から入場可能な「夜間券」を1時間繰り上げ、午後4時から入場可能に。夜間券は大人1枚3700円と「一日券」(7500円)よりも格安だ。来場者数の伸び悩みから少しでも集客増を狙ったもので、閉場時間を午後11時まで1時間延ばす案まで検討されている。
しかし、やみくもに値下げなどの措置を行うと、その分だけ実入りは減る。
万博協会の石毛博行事務総長は12日の会見で「P&Rの運営費は88億円かかるという見込みをしている。収入が追い付かなければ、赤字になる」などと話し、料金値下げに慎重な姿勢をみせていた。
建築エコノミストの森山高至氏は「万博協会が場当たり的な対応しかできないのには理由がある」と、こう続ける。
USJでさえ年間来場者数は約1600万人なのに…
「会場建設が遅れに遅れ、事前にさまざまな問題点を検証する時間がなかった。だから、P&Rの利用が伸び悩むといった事態の想定もできなかったと考えられます。そもそも、万博協会が掲げる会期中(約半年)の来場数2820万人の想定も、無謀な数字でしょう。近所にあるテーマパークのUSJでさえも、一昨年の来園者数は年間で約1600万人なのですから」
万博の最終的な収支が赤字になった場合、税金など公費で負担することも議論されている。このまま、むやみに値下げ戦略に突っ走れば来場者数こそ水増しできるが、収支の悪化は避けられない。
◇ ◇ ◇
大阪・関西万博でユスリカが大量発生している問題。万博協会は薬剤を散布し、ユスリカの繁殖を抑える対策を取り始めた。ユスリカによる健康被害もあるので放置はできないとはいえ、『いのち輝く』のテーマはどこへ…。●関連記事【もっと読む】『“虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由』で詳報している。
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