http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/402.html
Tweet |
進次郎農相が教えてくれない“備蓄米ガチャ”の実態…即日完売で争奪戦確実も実は「当たり」「ハズレ」あり
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/372556
2025/05/31 日刊ゲンダイ
もっと美味しそうに食べればいいのに(C)共同通信社
どえらい人気だ。随意契約で放出する備蓄米の引き渡しが、29日始まった。受け付け開始から、わずか3日。午後には早速、楽天グループが先陣を切って、特設サイトで販売を始めると、瞬く間に売り切れた。店頭では来週、アイリスオーヤマやイオン、ドン・キホーテなどが販売を始める見通し。小泉進次郎農相の大宣伝効果で、争奪戦は必至だが、今回の備蓄米には「当たり」と「外れ」があるのをご存じだろうか。
29日から放出されているのは2022年産の古古米(約20万トン)である。申し込みが確定したのは61社。申請数量の最多は、イオンの関連会社・イオン商品調達とコスモス薬品の各2万トンだ。1キロ400円(税抜き)で販売すると公表していたファミリーマートや、セブン-イレブン、ローソンのコンビニ大手3社は“落選”した。農水省の応募条件を満たさなかった可能性があるようだ。
残る約10万トンの21年産の古古古米は、きょうから中小スーパーや地域の米穀店を対象に随意契約を受け付ける。安いコメの争奪を巡る狂騒は当分、続くのは確実だ。あれだけTVが連日連夜、進次郎農相と一緒に「5キロ2000円、今度は1800円」と騒ぎ立てれば、消費者も「いっちょ試してみるか」という気にもなる。
しかし一概に備蓄米と言っても、さまざまな種類が存在するのだ。
人気産地のブランド米もあれば、トホホな場合も…
引き渡しスタート(C)共同通信社
備蓄米の倉庫は全国300カ所に点在する。玄米のまま保管されたコメは産地も銘柄も数量も、てんでばらばらで、人気の新潟県産コシヒカリもあれば、全国的には無名の銘柄もある。「どの倉庫も温度と湿度を一定に保ち、厳しく品質を管理しているのに、場所によってコメの食味は異なる」(コメ卸関係者)との声もあるほどだ。
過去3回の一般競争入札では産地・銘柄・数量・委託先の倉庫会社・包装の種類に至るまで対象が細かく分類され、一つ一つ指定して札を入れる流れだった。3月半ばに実施された初回(15万トン)の入札対象は24道県産の計41銘柄に及び、ロット数は469に達していた。
JA全農が9割以上を落札したが、その一つ一つをカキ集めて精米してからブレンドし、袋詰めにするとなれば、そりゃあ手間がかかる。店頭に並ぶまで時間を要するのも当然だ。農水省の備蓄米担当者が言う。
「今回の随意契約はスピード重視。申し込み段階で指定できるのは数量と産年、引き渡し希望地のみ。産地や銘柄などは選べず、引き渡す際に初めて知ることになります」(農産局貿易業務課)
業者によって人気産地のブランド米が混ざっていることもあれば、トホホな銘柄だけの場合もあり得る。つまりは玉石混交の運任せ。数キロ単位にブレンドして小分けし、店頭に並べばなおさらで、購入する1袋ごとに食味は大きく変わるだろう。古くは福袋、最近の言葉を借りれば「備蓄米ガチャ」だ。
進次郎農相は29日、自身の発案で備蓄米の試食会を省内で開催。21〜24年産米のおにぎりをほおばり「どれもおいしい」とアピールした。「当たり」を用意されたのか、それとも単なる味オンチなのか。
◇ ◇ ◇
新たに放出される備蓄米「古古米」「古古古米」は果たしておいしいのか? 創業90年の老舗米穀店に聞くと…関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK297掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK297掲示板 次へ 前へ

すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。