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※2025年6月12日 日刊ゲンダイ12面 紙面クリック拡大
“結婚したら女性はその家に入る”みたいな考え方が気持ち悪い ラサール石井 東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/373176
2025/06/13 日刊ゲンダイ
5人の識者や専門家を招いて参考人質疑が行われた衆院法務委員会(C)共同通信社
選択的夫婦別姓制度を巡り、関連法案が審議されている衆院法務委員会で10日、5人の識者や専門家を招いて参考人質疑が行われた。
「結婚すれば女性が姓を変えなければいけなかったこれまでの通例を、どっちにするかは選べるようにしてくれ」というだけの法案が、なぜこれほど侃々諤々と議論されるのか、よくわからない。
皇学館大学の椎谷哲夫・特別招聘教授(自民党推薦)は「同一氏(姓)、同一戸籍を維持し、旧姓の使用を法制化すべきだ」と主張した。いやあ、旧姓使用の法制化のほうが面倒くさいのではないかなあ。
経団連の次原悦子ダイバーシティ推進委員長(国民民主党推薦)は、「選択的夫婦別姓を望む方には、それぞれ異なる事情や思いがある。事業承継、アイデンティティー、尊厳。私たちが求めているのは、あくまで選択の自由だ」と述べた。いや、そうなんだよね。「選択的」なんだから。選ばせてくれって言ってるだけなのに。
連合の小原成朗・総合政策推進局長(立憲民主党推薦)は、「同氏・対・別氏の議論をしているわけではない。選択制の議論だと理解している」と反論。まさに、これ。反対の人は皆、夫婦全部が別姓になるような議論をするんだよね。
明治天皇の玄孫として知られる竹田恒泰氏(日本維新の会推薦)は、漫画「サザエさん」を例にあげる。
「もし選択的夫婦別姓を導入したら、サザエさん一家はどうなるか。磯野波平、奥さんは(旧姓の)石田フネ、子どもは石田カツオ、石田ワカメ、石田サザエ、そしてフグ田マスオ、フグ田タラオとですね、表札もかけられないし、『磯野一家』ということもできない。この伝統的な家族観を守るのか守られないのか、これが問われている」って言うんだけど、この例えはどうかなあ。
表札を3つぐらいかけてる家なんかいくらでもあるし、その家庭がみんな崩壊してるわけでもない。
だいたい、フネさんは別姓を選ばず、サザエさんは別姓を選んだとしたら、家族はみんな磯野で、マスオさんだけがフグ田になる。そのほうがずっと「磯野一家」ということにならないか。この段階でこの例えは破綻しているではないか。
前述の小原氏は、家族の一体感や子どもへの影響に対する懸念について、「その家族が考えればよいことで、(別姓を)選ばない方々が選んだ方々に対してまで言う必要はないのではないか」と言ったが、まさにこれだと思う。
何よりも、結婚したら女性はその家に入る、みたいな考え方がなんか気持ち悪い。
さらに、この考え方が、旧統一教会の教えと酷似しているのもなんか嫌なんだよなあ。
ラサール石井 タレント
1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。
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