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財務省が森友文書2回目の開示…俊夫さん手書きの「AKAGI NOTE」には夫が苦悩する姿が 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/373175
2025/06/12 日刊ゲンダイ
赤木雅子さんは段ボールを手に(提供)筆者
財務省にガサ入れだ!ガサ入れといえば段ボール箱が欠かせない。
11日、空の段ボールを抱えて赤木雅子さんが代理人の生越照幸弁護士とともに財務省へ乗り込んだ。夫の俊夫さんは森友学園との土地取引を巡る公文書の改ざんを苦に命を絶った。雅子さんは真実を知りたいと、財務省が検察に任意提出した文書の開示を求めてきた。2回目の開示で出された文書は9000枚近く、重さは20キロにもなる。箱いっぱいに詰め込み台車に載せて外に出てきた。俊夫さんは検察への任意提出について予定帳に「任ガサ(任意のガサ)」と記していた。この日は雅子さんにとって、まさに「任ガサ」そのものだ。
9000枚もの文書の中で雅子さんが真っ先に内容を知りたいと考えていたものがある。財務省の担当者が開示2日前、突然明らかにしたのだ。
「今回の開示のトピックスは赤木俊夫さんの手書きのノートです」
そんなものがあるとは知らなかった。一体何が書かれているのだろう?
当日、雅子さんはノートの表紙に書かれた癖のある「AKAGI NOTE」という文字を見て確信した。
「夫の字だ。間違いない」
「8億は引き過ぎ」
「夫の字だ。間違いない」/(提供)筆者
俊夫さんの手書き文字を見るのは、4年前に改ざんの経緯を記した通称「赤木ファイル」が公表されて以来だ。懐かしさでいっぱいになりながらノートを開いた。そこには森友学園への国有地8億円値引きの発覚後、俊夫さんが会計検査院の立ち入り検査で問題をたびたび指摘され苦悩する姿が浮き彫りになっている。
「8億円の減額は損害賠償に近い」
「なぜ価格に反映させなければならないのか」
「国が全体まで(地下のゴミを)撤去しなければならないのか」
「8億は引き過ぎ」
雅子さんは夫の文字が普段以上にゆがんで読みにくくなっていることに気付いた。検査が進むにつれて文字のゆがみは大きくなっていく。俊夫さんが苦しんでいた様子が如実に伝わって切なくなった。
「心が乱れていくのがすごくわかるような気がします」
俊夫さんが当時、苦しんでいた姿が蘇った。
「もうすっごいつらい顔をして『会計検査院が』って毎日のように言ってたのを覚えているので、相当つらい中のメモなんだろうなとわかります」
雅子さんは、周りの人たちの力も借りながらじっくり時間をかけて、今回開示された9000枚の文書を読み解くことにしている。
相澤冬樹 ジャーナリスト・元NHK記者
1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。
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