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応仁の乱から戦国時代へ
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2025年7月16日 植草一秀の『知られざる真実』
以前、細川護熙氏から細川家の保蔵品を整理しているとの話を聞いた。
「先の大戦」で多くの保蔵品が失われたが、その整理に時間を要しているとのことだった。
細川家の保蔵品が第二次大戦で影響を受けたのかと尋ねるとそうではなかった。
「先の大戦」とは「応仁の乱」のことだという。
「応仁の乱」で保蔵品が大きな影響を受けたとのこと。
京都の祇園祭が7月17日に山鉾巡行のクライマックスを迎える。
強雨の予想が出ているが山鉾巡行は大雨でも決行だという。
祇園祭は応仁の乱で社会不安が広がり、その不安を緩和するために京都の町衆が再興を促したといわれる。
祇園祭は本来、疫病平癒の祭りであったとのこと。
社会不安の広がりに社会の平安無事を願う意味を持つ。
参院選が投票日を迎えるが自公の与党が50議席を獲得できないと参院でも自公が過半数割れになる。
自公の非改選議席は75。
50を獲得すれば過半数だから、石破首相は低すぎるラインを勝敗ラインとしたことが分かる。
仮に50議席を獲得しても3年後の参院選では75以上の議席を獲得しないと過半数を維持できない。
今回の参院選を契機に、長く続いた自民党支配の時代が名実ともに終焉する可能性が高い。
今回参院選が応仁の乱で、今後日本政治は戦国時代に移行する。
戦国時代の特徴は政情が定まらないこと、
旧来の名門が没落して新興勢力が多数勃興する。
「下剋上」も大きな特徴になる。
今回選挙で「参政党」や「国民民主」が伸長すると予想されているが、わずか半年前には「再生の道」が台風の目になるとも言われていた。
その「再生の道」は「消滅の道」に差しかかる。
栄枯盛衰が激しくなる。
「参政」や「国民民主」の栄華が持続するとは思われない。
大きなチャンスである。
新興勢力が一気に天下を窺うこともあり得るということ。
混乱の背後に糸を引くCIAが存在し、自公に代わる「隠れ自公」を伸長させる工作を展開していると見られる。
その系譜が「みんなの党」→「維新」→「希望の党」→「国民民主」→「立憲民主」→「再生の道」→「参政」と考えられるが、政局流動化は新たな台風の目を生み出す余地を有する。
革新勢力では「共産」、「れいわ」、「社民」が存在するが、十分な躍進力を発揮できていない。
新興勢力には「参政」以外に「再生」、「無所属連合」、「みらい」、「改革」、「誠真」、「NHK」などの政治勢力が存在するが、「参政」が伸長する可能性を有した最大の背景は政党要件を満たしたこと。
NHKは政党要件を満たした政治勢力に対して恣意的な運用を行い、NHK討論などの番組への出演を恣意的にさせないことが多かったが、CIAが推挙する勢力に対しては特段の配慮を示していると見られる。
「参政」に関するメディア報道が突出して拡大し、これが極めて大きな宣伝効果を発揮している。
自公が衰退しても「ゆ党」が拡大するなら政治が刷新される可能性は限定的。
「政治とカネ」問題を解消する決め手である「企業団体献金全面禁止」実現も遠のいている。
にわかに日本政治が刷新されることを期待できる状況にはない。
しかし、「政局流動化」=「政局戦国時代」に移行するということなら、今後の変化には大いなる期待を持つことができる。
新興勢力でも一気に国民支持を獲得することもあり得ないことではなくなる。
飛躍の条件が二つある。
一つは「政党要件の確保」。
もう一つは「全国的な組織の保持」。
「参政党」が伸長する背景に「全国的な組織」の存在を指摘できる。
新興勢力がこうした組織力=資金力を保持する背景が存在すると思われる。
かなり大きなバックボーンが存在するのではないか。
政局戦国時代に移行するからといって、直ちに革新勢力に大チャンスが到来するということにはならないが、この激変局面をネガティブに捉えず、「チャンス到来」と捉えて戦略を根本から再構築することが重要だ。
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