<■513行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可> 石破首相に退陣論 自民・甘利氏「珍説で政権にすがる」 元首相秘書官「橋本首相は即決」 2025/7/22 9:35 https://www.sankei.com/article/20250722-K7BWOK7J7JFO3NVURDS36CSUOE/?outputType=theme_election2025 参院選で自民党が大敗したにもかかわらず石破茂首相(党総裁)が続投を表明したことに批判が噴出している。 自民重鎮や、参院選敗北を理由に退陣した橋本龍太郎元首相の当時の秘書官からは辞任論が相次いだ。 自民党の甘利明元幹事長は2025年7月22日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、石破首相の姿勢についての見解を示した。 甘利氏は 「これ以上ない低い責任ラインを自ら設定し、それすらクリア出来ない2度の惨敗の果てに 『比較第一党の責任』 なる珍説で政権にすがろうとする」 「最後のシンパまで失いますよ」 と投稿した。 首相は昨年2024年の衆院選では自民、公明両党で過半数、2025年7月20日投開票の参院選では自公で非改選を合わせた過半数の維持を目標としていたが、いずれも達成できず、衆参両院で少数与党となる事態を招いた。 にもかかわらず続投を決め込む首相に対し、甘利氏は警鐘を鳴らした形だ。 ■「誰一人責任を取らないのは前代未聞」 橋本氏の首相秘書官を務めた立憲民主党の江田憲司衆院議員は2025年7月21日、フェイスブックで、首相について 「いずれ早い時期にお辞めになると思う」 と予測した。 理由として、 「喫緊の課題が山積しているから、国政に一刻の停滞も許されないとか、政治空白を作るべきではないと言うが、現実問題、実際上、党内の求心力を失った首相が、そういう課題に対応する重要な決定ができるとは到底思えない」 と指摘した。 「橋本首相が、参院選結果を受けて即断即決で退陣を決め、私も阿吽の呼吸で同じ判断をしたのも、同様の理由からだ」 と自身の経験を紹介した。 その上で江田氏は 「そもそもトップという地位は、いざという時、責任を取るためにもある」 「衆院選、都議選、参院選と3連敗した執行部が誰1人責任を取らないというのは前代未聞で、それではディシプリン、組織の統制が取れない」 「これまでもそうだが、石破首相の世間から遊離度合いは尋常ではない」 と断じた。<主張>首相が続投表明 即時退陣を改めて求める 立民は不信任案提出へ動け 社説 2025/7/22 5:00 https://www.sankei.com/article/20250722-JTFH7FO75FL5BPFTT2RZFCJERY/ 三球三振したのにバッターボックスから去らない打者のようなものだ。 昨年2024年の衆院選、今年2025年の東京都議選、参院選に大敗した石破茂首相(自民党総裁)のことである。 これでは政治は前へ進めない。 石破首相は2025年7月21日に会見し 「重大な責任を痛感しながら、政治を漂流させないよう比較第一党としての責任を果たしていかねばならない」 と述べ、首相続投を表明した。 事実上の政権選択選挙とされた参院選で石破首相は、非改選を含む参院全体での与党過半数維持を 「必達目標」 とした。 だが、その勝敗ラインを越えられなかった。 有権者が 「石破政治」 を拒んだのは明らかだ。 ■信頼失っても居座りか 衆参両院で過半数割れしたにもかかわらず続投するというのは、憲政史上の異常事態という他ない。 改めて言う。 石破首相は責任を取り、潔く辞任すべきである。 森山裕自民幹事長も同様だ。 衆院選、都議選、参院選の全てに大敗したのに首相の座にしがみつくのは本当に見苦しい。 そのような政治家の声が有権者に届くわけもない。 石破首相は国政運営に不可欠な国民からの信を失っている。 国民政党を自任する自民の歴代総裁は単独過半数や与党過半数などを掲げてきた。 石破首相が参院選後、比較第一党を達成したからよいとの無責任な姿勢を示したのは極めて異例だ。 自民に比較第一党として安定政権を構築する責任があるにしても、それを果たすべきは石破首相ではない。 居座りは、議会制民主主義の否定と知るべきである。 続投の理由について首相は、米国の関税措置、物価高、首都直下地震や南海トラフ巨大地震などの自然災害、安全保障環境などを挙げ、 「国難とも言うべき厳しい状況に直面している」 「大切なことは国政に停滞を招かないことだ」 と語った。 国政に停滞を招いてはならないのは当然だ。 気付くべきは、首相の居座り自体が国政の最大の停滞要因になるということだ。 野党各党が、民意を失っている石破政権に手を差し伸べることはできないだろう。 政権基盤が決定的に脆弱になった石破政権が対米関税交渉をやり抜くというのでは、国益を酷く損ないかねない。 そもそも赤沢亮正経済再生担当相に交渉を丸投げし、トランプ米大統領とのトップ交渉から逃げていたのが石破首相ではないか。 衆参過半数割れの国会で、物価高対策などの予算を通せるのかも一段と不透明になった。 石破首相は、第1次安倍晋三政権時の参院選で自民が大敗し、衆参で多数派が異なる 「ねじれ国会」 になった際、続投を表明した安倍氏を猛烈に批判したことを忘れたのか。 自民総務会で 「(安倍)首相は 『私か小沢一郎民主党代表かの選択だ』 と訴えたのに、どう説明するのか」 と難じ、代議士会では 「首相は 『反省すべきは反省する』 と言っているが、何を反省し、どう改めるのか」 と責め立てた。 石破首相は今回の参院選の大敗について 「謙虚に真摯に受け止めなければならない」 と述べたが、続投では少しの反省も感じられない。 ■自民議員は総裁交代を 自民の国会議員には、石破氏を党総裁、首相に選び、衆院選大敗後も続投を容認し、日本の政治を混乱させてしまった政治責任がある。 度重なる民意に反して今度も続投を認めるなら、自民は国民政党の資格を失い、凋落の一途を辿るだろう。 早期に新総裁を選出しなければならない。 2025年8月1日に臨時国会が召集される方向だ。 石破首相が居座りを決め込むようなら、野党側にはそれを防ぐ手立てがある。 衆院での内閣不信任決議案可決である。 憲法第69条に記された内閣不信任案は、民意に沿わない政権を退陣させる方策だ。 衆院議員51人という提出要件を満たす党は野党では立民だけだ。 立民の野田佳彦代表は 「民意を無視して居座り続けるのか」 「続投の意思表明は説得力があまりにもなさ過ぎる」 と石破首相を批判したが、不信任案提出については言葉を濁している。 党利党略ではなく、国政選挙の審判を反映させ民主主義を守るために、野党は結束して不信任案提出へ動く時だ。 与党も野党も政治を漂流させない責任を果たしてもらいたい。 立民、参院選は「負け」と受け止め「不信任案どころでない」 野田代表に首相から秋波も… 2025/7/21 20:50 https://www.sankei.com/article/20250721-UL5TYNUUXNM5PNOQ7TGWWMCBGY/?outputType=theme_election2025 2025年7月20日投開票の参院選で立憲民主党は改選前と同じ22議席にとどまった。 野田佳彦代表が掲げた 「与党改選過半数割れ」 の目標は達成したものの、国民民主党など他の野党が躍進する中、党内には 「負け」 との受け止めが広がる。 石破茂首相(自民党総裁)は政権延命に向けて立民に秋波を送るが、立民が安易に応じれば事実上の 「大連立」 とみられ、致命的な傷を負いかねない。 野田氏は2025年7月21日、記者団に、首相の続投表明について 「だらだらとした政治をいつまで続ける気なのか、だらだらと民意を無視して居座り続けるのか」 「あまりにも説得力がない」 と批判した。 一方で、立民として内閣不信任決議案の提出を検討するか問われると 「まだ考えていない」 とかわした。 野田氏は参院選を政権交代に向けた 「ステップ」 と位置付けていた。 平成19年参院選で自民、公明両党を過半数割れに追い込み、2年後の2021年衆院選で民主党(当時)への政権交代を果たした成功体験があったからだ。 今回、野田氏の目論見通り与党過半数割れの結果になったが、誤算は参院選で明らかになった立民の党勢の陰りだ。 臨時国会での不信任案提出について、党内では 「提出して衆院選になっても、この結果では勝てない」 「不信任案は出せない」 (中堅) と慎重論が拡大する。 ベテランも 「負けも負け」 「不信任案どころではない」 と断じる。 首相は2025年7月21日の記者会見で連立政権の枠組み拡大は否定しつつ、社会保障政策で 「野田代表と認識を共有する部分も多い」 と語るなど 「野田代表」 と何度も口にし秋波を送った。 野田氏は選挙後自民との大連立を否定した。 政権交代を訴え参院選を戦った自民との連携は自己否定になるためだ。 ただ政権にとっては不信任案を提出しない野党は脅威でも何でもない。 提出を与党にちらつかせながら政策協議を行うのとは全く意味が異なる。 別のベテランは 「与党と個別協議をして政策を実現しても国民から大連立と受け止められたら立民の存在意義が問われる」 と忠告した。 石破首相、続投正式表明も「ありえない」 公明は支持も党内から退陣要求噴出 地方からも 2025/7/21 20:39 https://www.sankei.com/article/20250721-JKUGNG2NPJP6FFRTBDTFUW4DBY/?outputType=theme_election2025 石破茂首相(自民党総裁)は2025年7月21日自民公明両党が大敗した参院選を受けて党本部で記者会見し、 「国難とも言うべき厳しい状況で最も大切なことは国政に停滞を招かないことだ」 と述べ正式に続投を表明した。 森山裕幹事長ら党執行部の引責辞任にも否定的な考えを示した。 一方党内からは大敗を招いた首相や執行部に対する責任論が噴出し退陣圧力が強まっている。 ■トランプ氏との会談に意欲 首相は 「痛恨の極みだ」 「重大な責任を痛感しながらも比較第1党としての責任を果たしていく」 と強調した。 続投の期限を問われると 「今考えているわけではない」 「物価高や自然災害への対応など喫緊の課題に解決の道筋を付ける」 と明言を避けた。 衆参両院で過半数を持たない 「少数与党」 に陥ったことで首相の政権運営は厳しさを増す。 首相は 「公明以外の他党とも真摯な議論を通じ新たな政治の在り方について一致点を見い出したい」 と一部野党との連携を模索する方針を示した。 2025年8月1日に期限を迎える米国との関税協議を巡っては 「日米双方に利益となる合意を実現する」 としトランプ米大統領との早期の首脳会談にも意欲を示した。 党役員人事や内閣改造は2025年9月の役員任期を念頭に置き対応を考えるとした。 ■「検証総括委員会」設置へ 首相は2025年7月21日公明の斉藤鉄夫代表と公邸で会談し自公連立政権の継続を確認した。 斉藤氏は首相の続投を支持した。 だが自民内では首相ら執行部への退陣要求が相次ぐ。 京都選挙区で4選を果たした西田昌司氏は記者団に首相の続投表明は 「あり得ない」 として総裁選の実施を求めた。 高知県連も首相の早期退陣を党本部に求めることを決めた。 同県連会長は中谷元防衛相が務める。 林芳正官房長官が会長の山口県連も幹部が首相の退陣を要求した。 河野太郎選対委員長代理は自身のX(旧ツイッター)で森山氏の続投を批判した。 「選挙の責任者である幹事長が辞表を出していないのはおかしい」 と投稿した。 自民は2025年7月21日の臨時役員会で敗因分析のため近く参院選の検証総括委員会を設置し都道府県連から意見聴取することを決めた。 2025年7月31日にも両院議員懇談会を開催し党所属議員から意見を聴く。 議員が内閣の不信任に関する動議もしくは決議案を発議する時は、理由を附し、50人以上の賛成者と連署して、これを議長に提出しなければならない(衆議院規則第28条の3)。 したがって、内閣不信任決議案の提出には少なくとも発議者1人と賛成者50人の計51人が必要となる。 衆議院規則 https://www.shugiin.go.jp/Internet/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/dl-rules.htm 第六章 議案の発議及び撤回 第二十八条の三 議員が内閣の信任又は不信任に関する動議若しくは決議案を発議するときは、その案を具え理由を附し、五十人以上の賛成者と連署して、これを議長に提出しなければならない。 国民民主・玉木代表、石破首相の続投表明に皮肉「まるで選挙がなかったかのような‥」 2025/7/21 19:07 https://www.sankei.com/article/20250721-UW6EUQ55XVPPHHVRUK7O5YH7SU/?outputType=theme_election2025 国民民主党の玉木雄一郎代表は2025年7月21日、参院選で大敗した石破茂首相(自民党総裁)が続投する考えを表明したことについて 「ちょっと驚いた」 「まるで選挙がなかったかのような対応だ」 「選挙で示された民意に対して真摯に向き合っている姿勢は感じない」 と述べた。東京都内で記者団の取材に答えた。 また、玉木氏は 「衆院選、東京都議選、参院選と連続で負けており、民間企業で言えば3期連続赤字のようなものだ」 とも皮肉った。 首相が平成19年の参院選で自民が惨敗した際に当時の安倍晋三首相に退陣を迫ったことに関し、 「文字通り正面からブーメランが飛んできている感じだ」 「仮に続投するなら難局を打開していくビジョンを示す必要がある」 と突き放した。 野党、首相続投を批判 野田氏「民意無視の居座り」 玉木氏「真摯に向き合っていない」 2025/7/21 17:53 https://www.sankei.com/article/20250721-VTBKOBQWWRO2PNYBZR5NRR7J6I/?outputType=theme_election2025 野党幹部は2025年7月21日、参院選で与党が大敗した結果を受け、続投を正式表明した石破茂首相の対応を批判し、対決姿勢を強めた。 立憲民主党の野田佳彦代表は 「民意を無視して居座り続けるのか」 「説得力が余りにもなさ過ぎる」 と指摘。 国民民主党の玉木雄一郎代表は 「驚いた」 「続投した上でのビジョンを示すべきだ」 「選挙で示された民意に真摯に向き合っていない」 と疑問を呈した。 野田氏は東京都内で記者団に、昨年2024年の衆院選や今年2025年6月の都議選に続き 「参院選で敗れた意味合いがよく分かっていない」 と強調。 食料品の消費税率ゼロ%など野党が掲げる政策にも耳を傾けるべきだと訴えた。 玉木氏はフジテレビ番組で、昨年2024年12月に与党と合意したガソリン税の暫定税率廃止などに触れ 「約束を守ってもらえなかった」 「2回騙されるわけにはいかないので厳しく向き合っていく」 と語った。 比例代表の得票、立民は参政を下回る 政治思想史家「左の大結集、戦後政治の夢ついえる」 2025/7/21 18:29 https://www.sankei.com/article/20250721-PKHHMVJPYBCL3EHX5JSUNLB65M/?outputType=theme_election2025 参院選(2025年7月20日投開票)比例代表を巡っては、 「日本人ファースト」 を掲げた参政党の得票数が立憲民主党を僅かながら上回り、自民、国民民主両党に次ぐ3位に躍進した。 政治思想史家の河野有理(ゆうり)法政大教授は2025年7月21日、X(旧ツイッター)で、 「『自民党より左』の大結集で政治を変えるという戦後政治の<夢>が遂に最終的に潰えた」 との見方を示し、 「極めて大きな地殻変動の現れ」 を指摘した。 ■参政支持のうねりの過小評価指摘 参政は、比例代表で742万5053票(得票率12・6%)を得て、立民の739万7456票(同12・5%)を、2万7597票差で上回った。 国民民主は762万492票(12・9%)。 野党3党が得票率13%弱でほぼ並ぶ結果となった。 河野氏はXで、参政党に対する評価を巡って、 「『参政党支持している人は周りにはいない、いたら縁を切る』みたいな選挙前によくいた人たち、よほど世界が狭いか、相手が大人で話を合わせてもらっているのだろうなという感じ」 と書き込んだ。 改選22議席の立民は、選挙区15議席、比例代表7議席の計22議席と横ばいの結果にとどまった。 ■山口二郎氏も「これ、ほんと」 河野氏は、立民について、 「今回で伸びないならいつ伸びるのかという話であり、相当に厳しい結果なのではないだろうか」 との見方を示し、 「執行部がこれを厳しい結果と思えていないなら本当に将来がなさそうである」 と指摘した。 この投稿については、野党共闘の強化に尽力し続けた政治学者の山口二郎法政大教授も 「これ、ほんと」 「私の政治学者人生も終わったということ」 とXで賛意を表した。 山口氏は立民のベテラン勢はもはや後進の育成に注力すべきとの考えを示し、立民の現状について、 「実質的な敗北と、厳しく総括すべき」 「私自身も、かつて民主党政権を担った政治家が最後にもう一花咲かせてほしいと思って応援したが、民意との乖離が極めて大きいことを痛感する」 と訴えた。 「国政に停滞招かないことが最も大切」石破首相が続投表明 参院選大敗「痛恨の極み」 2025/7/21 14:26 https://www.sankei.com/article/20250721-REQMDEQZAVBUJL3FE53EXJUPFQ/?outputType=theme_election2025 石破茂首相(自民党総裁)は自民、公明両党が大敗した参院選から一夜明けた2025年7月21日、党本部で記者会見し 「比較第一党としての責任、そして、国家国民に対する責任を果たしていかねばならない」 と述べ、続投する考えを強調した。 首相は参院選の結果について 「痛恨の極みだ」 「党総裁として深くお詫びする」 「この結果について謙虚に、真摯に受け止めなければならない」 と述べた。 一方で、トランプ米政権による関税措置、物価高騰、首都直下型地震や南海トラフ地震といった自然災害への対応などを挙げ 「いま最も大切なことは、国政に停滞を招かないということだ」 と述べた。 「選挙結果に対する重大な責任を痛感しながらも、政治を停滞させないよう、漂流させないよう、地方の皆さま方の声も丁寧に真摯に聞きながら、責任を果たす」 と語った。 自民保守系 安倍政権下の6年前から得票47.5%減 岩盤支持層離反が鮮明 参院比例 2025/7/21 13:26 https://www.sankei.com/article/20250721-TWTYEWMAVNDGJBOF7EIA4CUTNQ/?outputType=theme_election2025 2025年7月20日投開票の参院選の全議席が確定し、比例代表では自民党の保守系候補の落選が相次いだ。 単純比較はできないが、主な保守系候補7人の得票の合計を安倍晋三政権下で行われた6年前2019年の参院選と比べると、47.5%の63万票が失われていた。 自民の岩盤支持層とされる保守の離反が鮮明となった。 「ご支援やご声援を頂いた全ての方にお詫びとお礼を申し上げます」 「この敗北は全て私の責任です」 比例代表で落選した 「ヒゲの隊長」 の愛称で知られる佐藤正久幹事長代理は2025年7月21日、自身のX(旧ツイッター)にこう記した。 保守系候補としては佐藤氏の他、有村治子元女性活躍担当相、山東昭子元参院議長、保守系グループ「保守団結の会」で代表世話人の赤池誠章氏、和田政宗参院内閣委員長の5人が6年前2019年の参院選に続き出馬し、有村氏のみが当選。 旧安倍派に所属し、保守の論客として知られる杉田水脈、長尾敬両元衆院議員も落選した。 7人の合計得票は開票率99%の段階で約69万票だった。 6年前2019年の参院選では佐藤氏ら5人に旧安倍派で保守系の北村経夫、衛藤晟一両氏を加えた7人の得票が132万票を超えていた。 産経新聞の集計では今回47.5%に当たる約63万票が減ったことになる。 LGBTなど性的少数者への理解増進法の成立などの影響で自民からの 「岩盤保守層」 の離反が指摘されてきたが、選挙結果にも現れた形だ。 一方、自民内の保守の影響力低下により、選択的夫婦別姓などの政策が進んでいく可能性も囁かれている。 参院比例、個人別は北村晴男氏が97万票トップ 浜田聡氏は全体7位で蓮舫氏に迫るも落選 2025/7/21 13:48 https://www.sankei.com/article/20250721-VHJXLYXLLRDW3MK5DUFBNMY4IU/?outputType=theme_election2025 2025年7月20日投開票の参院選の比例代表は2025年7月21日正午時点で、個人別の得票数は日本保守党の新人で弁護士の北村晴男氏(69)が約97万票でトップとなっている。 2〜5位は自民、公明両党の候補で、6位は立憲民主党の元職、蓮舫氏(57)。 政治団体「NHK党」が擁立した現職の浜田聡氏(48)は個人で全体の7位となる33万票余りを獲得し蓮舫氏に迫るが、NHK党の総得票数が約68万票にとどまり議席の配分がなかったことから、涙をのんだ。 比例個人別得票数の上位10位(開票率99・9%) (1)北村晴男(保守)97万5122 (2)犬童周作(自民)48万2058 (3)山田太郎(自民)38万1185 (4)平木大作(公明)37万7986 (5)司隆史(公明)34万1441 (6)蓮舫(立民)33万9310 (7)浜田聡(N党)33万3947(落選) (8)佐々木雅文(公明)32万5344 (9)原田大二郎(公明)31万0047 (10)安野貴博(チみ)23万7725 参院比例票、日本保守党が300万票に迫り共産党を上回る 議席は北村晴男氏と百田尚樹氏 2025/7/21 12:44 https://www.sankei.com/article/20250721-T7UJJVCQKFEJJKIEHGVFNSQUN4/?outputType=theme_election2025&utm_source=smartnews&utm_campaign=android&utm_medium=app 20日投開票の参院選の比例代表は2025年7月21日正午時点で、日本保守党の得票が約298万票(得票率5・0%)で、共産党の約286万票(4・8%)を上回っている。 開票率は約99・9%。 議席数では保守は北村晴男氏(69)と百田尚樹代表(69)の2議席を獲得し、社民党の2議席と並んだ。 正午時点での社民の比例票は約121万票(2・1%)で、政治団体「チームみらい」の約151万票(2・6%)を下回っている。 政治団体「NHK党」は約68万票で得票率1・2%。 参院選の全125議席が確定、自公は47議席 国民は17、参政は14議席で大きく伸ばす 2025/7/21 9:11 https://www.sankei.com/article/20250721-MH7C7LJ5WBCG3FHUH2ZQHRJCAY/?outputType=theme_election2025 第27回参院選は2025年7月21日、124の改選議席と非改選の東京選挙区の欠員補充を合わせた全125議席が確定した。 自民党は改選52議席から39に激減。 改選14議席から8となった公明との合計は47議席で、非改選75と合わせても参院の過半数125を割り込んだ。 国民民主党は改選4から17に、改選1だった参政党は14に、共に大きく増やした。 各党の獲得議席は次の通り(カッコ内は順に選挙区、比例代表の議席)。 自民党=39(27、12) 立憲民主党=22(15、7) 国民民主党=17(10、7) 参政党=14(7、7) 公明党=8(4、4) 無所属=8(8、0) 日本維新の会=7(3、4) 共産党=3(1、2) れいわ新選組=3(0、3) 日本保守党=2(0、2) 社民党=1(0、1) チームみらい=1(0、1) 日本保守党が参院選2議席目、百田尚樹代表が当選 昨年10月に党を設立 2025/7/21 9:00 https://www.sankei.com/article/20250721-PPVDCWHGBZD5ZCTBVZ3ORUKJQA/?outputType=theme_election2025 2025年7月20日投開票された参院選の比例代表で、日本保守党の百田尚樹代表の当選が2025年7月21日決まった。 同党の参院選の当選者は弁護士の北村晴男氏に続いて2人目。 百田氏はテレビの放送作家として「探偵!ナイトスクープ」などの番組構成を手掛けた。 平成18年、50歳の時に先の大戦の特攻隊員を主人公にした「永遠の0」で小説家デビュー。 石油元売り大手の出光興産創業者をモデルにした「海賊とよばれた男」で第10回本屋大賞を受賞した。 令和5年10月に、ジャーナリストの有本香氏らと共に日本保守党を設立。 昨秋2024年秋の衆院選では3議席を獲得した。 <主張>参院選で与党大敗 「石破自民」は否定された 民意受け首相は直ちに退陣を 社説 2025/7/21 5:00 https://www.sankei.com/article/20250721-MOZKWAAVJZKCBFG3HP4BFABQ7Q/?outputType=theme_election2025 参院選で自民党、公明党の与党は議席を大きく減らし、大敗を喫した。 一方で、新興の参政党が、選挙戦後半で急速に支持を伸ばして躍進した。 国民民主党も議席を大幅に伸ばした。 今回参院選は事実上の政権選択選挙とされた。 昨年2024年の衆院選で与党が過半数割れし、少数与党政権となっていたからだ。 石破茂首相(自民総裁)は憲政の常道に則り、衆院選後に直ちに辞任すべきだったが続投した。 だが、有権者は参院選でも厳しい審判を下し、 「石破政治」 を拒んだと言える。 ■政権運営を任せられぬ それにもかかわらず、石破首相は2025年7月20日夜、 「比較第一党の責任をよく自覚しなければならない」 などと述べ、続投の意向を表明した。 だが、衆院選で自ら設定した勝敗ラインを割り込み、参院選でも大敗した首相に国の舵取り役は任せられない。 野党各党も、居座りを決め込む石破首相に協力することはあるまい。 求心力を失った首相がトランプ米政権との経済交渉をやり抜くことなど望むべくもない。 首相も森山裕自民幹事長も潔く辞任すべきだ。 自民は新総裁を選出し、再出発を図るときである。 参院選では、自民を長年支えてきた岩盤支持層が離れ、参政など他の政党へ流れた。 背景には、石破首相が外交安全保障で率先して国民を守る姿勢を示さなかったことがある。 内政でも、物価高対策が評価されなかった他、リベラル傾向を見せた点も理由となった。 外交、安全保障を巡って石破首相は先頭に立って働かなかった。 日米関税交渉では、閣僚協議ばかりを重ね、首相自身はトランプ米大統領とのトップ交渉から逃げた印象は否めない。 北大西洋条約機構(NATO)首脳会議も欠席した。 対中姿勢もあやふやだった。 選挙期間中、東シナ海上空で中国軍機が航空自衛隊機に異常接近したり、中国に不当に拘束されたアステラス製薬の日本人社員に実刑判決が下されたりした。 にもかかわらず石破首相は強く抗議しなかった。 片方の親と子の 「強制的親子別姓」 を意味する選択的夫婦別姓制度を巡り、首相も自民もその危うさを論じなかった。 憲法改正問題では、自民は衆院憲法審査会会長のポストを改憲に慎重な立憲民主党の枝野幸男元代表に明け渡した。 安定的な皇位継承策を巡っては男系継承という最重要原則を踏まえた立法府の総意形成が急務であるにもかかわらず、首相がリーダーシップを発揮して調整に動いた形跡はない。 物価高対策では迷走の末、批判も多い給付金に飛びつくという節操のなさを示した。 保守的な支持層に愛想を尽かされるのは当然だ。 無党派層と共に、 「石破自民」 を見限った岩盤保守層の受け皿となったのが、結党わずか5年の参政だ。 ■参政が保守の受け皿に 参政は選挙戦で外国人対策を前面に打ち出した。 在留外国人数が過去最多となる中、外国人を巡る犯罪や迷惑行為が目立つようになった。 外国人対策が国政選挙で争点になったのは初めてだろう。 対策が急務の課題である。 参政は 「日本人ファースト」 を掲げ、 「行き過ぎた外国人受け入れ」 に反対の姿勢を鮮明にした。 外国人労働者の受け入れ制限や、外国人による土地・不動産購入への制限を訴えた。 また、伝統的な家族観を守るため選択的夫婦別姓制度の導入に反対し、LGBT理解増進法の撤回も掲げた。 国民民主は 「手取りを増やす」 ことを重点的に訴え、議席を大幅に伸ばした。 ただし、通常国会後半で選択的夫婦別姓導入の法案を提出するなどして保守層から失望された。 保守層への浸透で参政の後塵を拝した形だ。 立民に勢いがあったとは言えない。 選挙区選挙で勝ったところも、自民や参政などに保守票が分散した結果、相対的に優位に立った側面がある。 野党第一党にもかかわらず、与党への不満の最大の受け皿とならなかった。 自民に、民主党から立民にいたる野党第一党が対峙する構図が崩れた意味合いは大きい。 公明、共産党は支持層高齢化などで苦戦した。 大半の既成政党は激変に晒されている。 政治の地殻変動が始まった。 <産経抄>マイク納めが象徴した参政党の躍進 「山が崩れた」自民党 2025/7/21 5:00 https://www.sankei.com/article/20250721-KNEEPDUJ6JOLTIPKNWVJAW4DAM/ 昭和、平成、令和と無駄に長く記者稼業をやっていると、国政選挙の勝敗は、開票前日には分かるようになる。 選挙運動最終日の夜に行われる 「マイク納め」 を見ればいいからだ。 ▼勝つ政党と負ける政党とでは、党首と詰めかけた支持者が醸し出す熱気が違う。 政権交代が決まった16年前の2009年衆院選では、東京・池袋駅を挟んで東口で自民党が、西口で民主党がマイク納めをしたが、西口では鳩山由紀夫代表の一言一言に地鳴りのような歓声と拍手が巻き起こった。 ▼東口では麻生太郎首相が熱弁を振るったが、拍手はまばらだった。 全盛期の安倍晋三政権では、秋葉原駅前で選挙戦を終えるのが常だった。 支持者だけでなく、 「アンチ安倍」 派も多数詰めかけ、異様な盛り上がりを見せ、自民党は常に勝っていた。 ▼今回盛り上がったマイク納めは、参政党と国民民主党だった。 特に参政党は芝公園に2万人もの支持者を集めたが、 「参政党はJナチス」 といったプラカードを掲げた 「アンチ参政党」 の人々も多かった。 参政党の神谷宗幣代表は、 「なぜ支持が伸びたか(アンチの)皆さんが叩いたからですよ」 と発言し、皮肉交じりに 「アンチ」 に感謝していた。 とはいえ、支持者とアンチの人々はしばしば一触即発の状態になっており、両者に 「対話」 はなかった。 ▼36年前の1989年参院選も自民党は大敗し、社会党委員長は 「山が動いた」 と豪語したが、遂に山そのものが 「崩れた」 のではないか。 物価高騰や法外なトランプ関税に加え、外国人による土地やマンション買い占めに無策の石破茂政権への失望が、自民党の 「岩盤支持層」 を崩落させてしまったのだ。 好むと好まざるとにかかわらず、日本にも 「分断」 の時代がやってきた。 躍進の参政党、自公との連立否定 参院選を席捲…選挙戦の争点すら変える 2025/7/21 1:12 https://www.sankei.com/article/20250721-A3ZRXZNFWBILZMPTQPX7CISTCU/?outputType=theme_election2025 参政党は議席の大幅な伸長が確実となった。 「日本人ファースト」 を掲げて減税と積極財政や外国人の受け入れ制限などを訴え、幅広い層から支持を得た。 グローバリズム是正の主張は賛否両論を呼んだが、選挙戦の争点すら変えた。 参政の神谷宗幣代表は2025年7月20日夜、産経新聞の取材に応じ、政権との距離について 「現時点で与党と組むことはない」 「仲間が増えるので、まずは次の衆院選に向けた態勢をしっかり固めていきたい」 と語った。 選挙中に訴えたスパイ防止法案の国会提出に向け、党内に準備を指示したと明らかにした。 非改選と合わせて11議席以上が確実になり、参院で予算を伴わない法案の提出が可能になった。 参政は2025年6月の東京都議選で初めて議席を獲得し、知名度を上げた。 参院選の公示直前に無所属の参院議員が入党したことで公職選挙法の政党要件を満たし、テレビ討論会などで主張を宣伝する機会が増えた。 参院選の争点は当初、減税やコメ政策だったが、神谷氏は外国資本による土地取得や企業買収の規制などを主張。 既存政党は 「排外主義」 と批判したが外国人政策の明確化を迫られ、与野党の主要争点となった。 参政は設立当初はインターネット中心の政治活動だったが、2025年6月末時点で全国に287支部を持ち、党員・サポーターは約7万5千人を抱える。 この足腰を生かし、参院選では全45選挙区に候補を擁立。 単純明快な主張は自民党を支えていた岩盤保守層を切り崩し、就職氷河期世代や無党派層、主婦層にも食い込んだ。 参政の姿勢は既存政党から 「分断を煽る」 と攻撃を受ける。 衆院では3議席にとどまり、政策実現に向けた動向が注目される。 国民の不安に応えられなかった自民党の自壊 政治ゲームはやめるべきだ 政治部長・酒井充 2025/7/20 22:44 https://www.sankei.com/article/20250720-5NKN2D6JGFI3JFPXRUCVBHF2VQ/?outputType=theme_election2025 自民党の大敗は起こるべくして起こった。 国民の不安に参院選の最後まで応えられなかったからだ。 物価高による生活不安、少子化や年金に関する将来への不安、外国人にまつわる日常の不安、軍拡を強める中国などによる安全保障環境への不安。 全て石破茂政権の責任というわけではないが、政治は結果である。 あさましさも露呈した。 例えば外国人問題だ。 突如、公約に 「違法外国人ゼロ」 を掲げ、政府は選挙戦中に司令塔組織を新設した。 外国人犯罪や外国人の土地取得、訪日観光客急増に伴う軋轢は前から問題視されており唐突感が否めない。 石破政権では憲法改正の議論が進まず、安定的な皇位継承への対応も結論を先送りし、選択的夫婦別姓を推進するかのような姿勢を示した。 保守層の支持をつなぎとめるため、急に外国人問題に飛びついたという魂胆が見え見えだった。 そもそも昨年2024年の衆院選で与党過半数割れを招いた石破首相は政権を担う資格を欠いていた。 責任を取らず続投した首相の発言や政策は変節を繰り返した。 それでも、首相続投を容認し続けたのは自民であり、今回の事態は自業自得である。 伸長した野党も心許ない。 公約で廃止とした安保関連法の違憲部分を説明できない立憲民主党の野田佳彦代表らに政権を委ねられるのか。 バラバラの野党による 「民主党政権の悪夢」 が再現すれば、国民の不安は更に増すだろう。 日米関税交渉も含め今後も国民の不安の種は尽きない。 もう政権の枠組みを争う悠長な政治ゲームをやっている場合ではない。 ツケを払わされるのは国民なのだ。
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