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陰謀論でない〈異常外力着力〉
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2025年8月11日 植草一秀の『知られざる真実』
123便墜落から40年の時間が経過する。
墜落原因については強い疑問が残存している。
政府の事故調査委員会は123便墜落が、123便内部の圧力隔壁損傷で垂直尾翼が失われたことによって生じたものだとした。
しかし、事故調査報告書は墜落原因について「推定される」と表現している。
国会答弁で政府の運輸安全委員会委員長は事故調査報告書の表現について、
「墜落原因が断定できる場合」には「認められる」との表記、
「墜落原因がほぼ間違いない場合」には「推定される」との表記、
が用いられると答弁した。
123便墜落原因については
「推定される」
の表記になっている。
つまり、墜落原因は断定されていない。
産経新聞が事故原因についての疑念を提示する考察を「陰謀論」と表現して打ち消しに躍起になっている。
この不自然なスタンスが疑念を増幅させている。
「陰謀論」と否定するなら客観証拠の開示を強く主張しないとおかしい。
強い疑念を招く客観的な事実が多数存在しており、その点に言及しないことが産経新聞主張の信頼を著しく低下させている。
とりわけ重要と思われる四つの論点を提示する。
第一は墜落地点が墜落直後に確認されたと考えられるにもかかわらず、主要メディアが翌朝まで墜落地点不明という情報を流布したこと。
これに連動して被害者の救出活動開始が翌朝までずれ込んだ。
第二は123便のボイスレコーダー、フライトレコーダーが完全開示されていないこと。
フライトレコーダーに真相を究明する最重要の証拠が存在すると考えられる。
疑念を払拭するにはボイスレコーダー情報を完全開示することが極めて有効。
産経新聞はなぜかボイスレコーダー完全開示を主張しない。
第三は2013年9月に新たに決定的とも言える証拠が政府によって開示されたこと。
〈異常外力の着力〉だ。
123便に機体の外部から異常に強い力が加えられたことが明らかにされた。
この〈異常外力の着力〉こそ123便墜落に関連する最重要事象と言える。
政府事故調は123便の圧力隔壁が損傷し、これが原因になって垂直尾翼の大半が失われたとしている。
しかし、123便に機体の外部から異常に強い力が加わったということになると、この説は揺らぐ。
第四はその圧力隔壁が墜落直後に墜落現場で自衛隊によってバラバラに裁断されたこと。
墜落直後の時点で一般的には墜落原因は明らかになっていない。
したがって、散乱する機体そのものが原因を究明する最重要証拠になる。
現場で機体の一部をバラバラに裁断することは「絶対にしてはならないこと」のはず。
ところが、自衛隊は真っ先に圧力隔壁部分をバラバラに裁断した。
のちに事故調が圧力隔壁原因説を提示したことと自衛隊による現場での圧力隔壁破壊行動との関係性に焦点が当てられるのは当然のこと。
これらを含めて疑惑の論拠が多数存在する。
最大の重要事実は政府が〈異常外力着力〉を公表したこと。
最重要の証拠物である。
私は、
「追尾したファントム等が123便のエンジンをミサイルで撃破したとの仮説」
「自衛隊員が隠密行動し、墜落現場に先回りして証拠隠滅のため火炎放射器で機体の残骸や被害者などを焼き払ったとの仮説」
については、より慎重な取り扱いが必要だと考える。
そこまでの行動が取られたとはにわかには考えにくい。
この説を唱える根拠などが提示されているが、説を完全に立証するまでには至っていないと判断している。
しかし、123便墜落原因は圧力隔壁損傷だとする政府事故調仮説には同意できない。
何らかの飛翔体が123便に機体外部から衝突し、そのために垂直尾翼が失われて墜落に至ったと考えるべきだと判断する。
これは〈陰謀論〉でない。
確認される客観データ、資料に基づいて考えられる〈蓋然性の高い推論〉である。
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