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(2)参院選中に押し出した「年少扶養控除の復活」が“公約の目玉”になっていった また躍進 国民民主党のシタタカ戦略
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/376094
2025/08/13 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し
千葉と愛知で新人がトップ当選(C)日刊ゲンダイ
7月14日午後7時15分、千葉選挙区(改選数3)のJR新浦安駅前広場。国民民主党候補の小林さやかの演説会場は、月曜の夜にもかかわらず、多くの聴衆が集まっていた。代表の玉木雄一郎もこの日、沖縄、神奈川、東京の応援後、千葉入りで熱弁をふるった。
何度も国民民主の候補者の街頭演説を見て驚いたのが、乳飲み子を抱えた母親や夫婦が多いことだった。この日も記者の隣には、まだ1歳ほどの女児を抱っこした若い母親が熱心に小林の声に耳を傾けていた。他にも何組もの親子が足を止めていた。その母子に気づいた小林は、自身の子育て体験を語り、母子に手を振って「国民民主党は年少扶養控除の復活をやります」と、力強く語った。
「手取りを増やす夏。」を掲げた国民民主だが、ガソリン代や電気代の値下げ、就職氷河期世代への伴走支援、現役世代の社会保険料軽減など、そのメニューは盛りだくさんだ。所得税・住民税減税の中に、「年少扶養控除復活」も盛り込まれている。
他党も同じようにさまざまな公約を掲げ戦った。しかし、国民民主が他党と明らかに違うのは、現場の声をくみ取る力であり、臨機応変さだ。玉木はこう振り返る。
「今回の参院選では、とにかく乳飲み子を抱えた若いご夫婦やお母さんの姿が多かった。演説を終えて駆け寄ってくる若いご夫婦は、『年少扶養控除をぜひ実現してほしい』と語りかけてきた。全国どこでもそんなシーンが数多くあった」
その結果、街頭演説で年少扶養控除の話が出る頻度が高くなった。昨秋の衆院選では「103万円の壁」がブレークした。参院選期間中、“ポスト103万円の壁”は何か。新たに国民の声をくみ上げて勝負に出るのではないか。そんなことを考えて、選挙戦を見ていた。衆院選ほど注目はされなかったが、明らかに「年少扶養控除復活」は国民民主躍進のカギを握る“公約の目玉”になっていったのだ。
従来の選挙演説は、与党は実績の自慢話、野党は与党の攻撃。その上で、自分たちの公約を話して応援してほしいと訴えていた。いわば一方通行だった。民の声を聞く政治の実践が、国民民主の躍進を支えたのである。
(敬称略=つづく)
山田厚俊 ジャーナリスト
1961年、栃木県出身。建設業界紙記者、タウン誌記者を経て、95年に黒田清氏が主宰する黒田ジャーナルに入社。阪神・淡路大震災取材に従事する。その後、同社に籍を置きながら、テレビ番組制作に関わる。黒田氏死去後は大谷昭宏事務所に転籍。2009年よりフリー。週刊誌、ビジネス誌、月刊誌などに多数執筆。
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