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(2)防衛産業を守るためのムダな戦闘機開発 高市政権「カネを出すだけ」の防衛政策
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/380782
2025/11/26 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し

日英伊共同開発の新戦闘機「GCAP」は、鳴り物入りでスタートしたが…(C)ロイター
防衛費はついに10兆円の大台を超える。高市首相は防衛費増額の予定を早め、本年度中に対GDP比率で2%、11.5兆円を実現すると明言した。従来の防衛費5兆円からすれば2倍以上である。
はたして、この防衛費は有効に活用されるのだろうか。
鳴り物入りでスタートした新戦闘機GCAPの開発は、無駄遣いに終わるだろう。日英伊の共同開発計画だが成功する見通しはない。仮に完成しても残念な戦闘機となるに違いない。なにしろ導入中のF35戦闘機よりも低性能であり、高価格であり、しかも10年の納品遅延は必至である。
なぜ、うまくいかないと断じられるのか。
まず、動機が不純である。GCAPは国を守る戦闘機ではない。各国で造るものがない航空機製造業に仕事を与えるための開発事業である。つまりは防衛産業を守るための戦闘機である。
不純な計画なので開発実務層には熱意もない。自らの力量は承知している。F35に並ぶ戦闘機は造れないと考えている。内々では「F35を買い増したほうがよい」と言い合っているのだろう。
仕事もバカバカしい限りだろう。「スター・ウォーズEP4」を見た後で、会社命令で大コケ必至の「惑星大戦争」を撮るようなものだ。
また、円滑な事業運営も期待できない。なんでも3カ国で相談するので決まらない。実際に、開発合意からすでに3年を経たが「どのような戦闘機を造るのか」すら決まっていない。
合弁会社GIGOの統治も怪しげとなる。合弁会社の職員は得てして自己利益の最大化を図る。出向元の利益のためには、合併会社に損をさせても平気である。給与の最大化からすれば円滑な開発進行も喜ばない。GCAPは高価なほどよいし、開発期間も長いほどよい。
だが、政府、防衛省は失敗必至の泥沼事業に現段階でも1兆円は注ぐ予定である。最終的には2兆円から3兆円ともなるだろう。
これは政治力の影響である。防衛産業、中でも航空機製造業には政府をも動かす力がある。
防衛費の増額もその結果である。中国対策として海空自衛隊を増強したい。そのためには、本当は不要な新戦闘機開発は中止しなければならない。だが、それは防衛産業の権益と衝突する。それを避けるため、岸田政権は防衛費ごと増やす禁じ手を使ったのだ。
不思議なことは、この事情を航空専門誌が一切書かないことだ。開発失敗は不可避である。動機も不純である。防衛費の無駄遣いである。ライターも編集もそれを知りながら何も書かない。
広告出稿と取材便宜で馴致された結果だろう。「欠陥は指摘せず、政策は批判せず」である。
実際に、欠陥機・国産哨戒機P1の問題は今でも一切触れていない。今年ついに会計検査院に指摘されたが、そのあとでもヨイショ記事しか載せていないのである。 (つづく)

文谷数重 元3等海佐・軍事研究家
1973年、埼玉県生まれ。早大大学院修了。元3等海佐・軍事研究家
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