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https://www.fnn.jp/articles/-/969415
完全にタガが外れてしまっている。
ここでも「原発マネー」が一人の人間の心を蝕んでいた。
この記事一つで、県民の民意が完全に無視され、蔑ろにされて、「再稼働ありき」で進められてきた実態が分かる。
花角知事自らの認識が、
「県民の中で賛否は分かれているものと思われる」
ということが分かった。
しかし、冷静に読めば、この言い方は極めて不自然でおかしい。
原発再稼働に賛成な人と反対の人がいることは最初から分かっている。
それを未だに「・・・思われる」と言う。
知事が必ず県民に伝えなくてはいけない情報の一つは、そして県民が必要としている情報は、原発再稼働に賛成の人は何割で、反対の人が何割なのかということだ。
それを問われ、明らかにすると「再稼働を容認する」大義を失うのだろう。
従って、過半数が賛成なのか、反対なのか、そのことについては触れることが出来ない。
結果、「過半数が賛成なのか、反対なのか」誰も分からないまま、再稼働へと引かれたレールの上をただ盲目的に転げ落ちていく。
以下に記事の全文を転載する。
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を容認する考えを示した新潟県の花角知事がその判断について信を問う場とした12月県議会が開会した。県は再稼働を前提とした原発に関する広報費を盛り込んだ補正予算案を提出。どのような形で信任・不信任は示されるのか。
■花角知事 議会で“信任・不信任”仰ぐ考えを改めて表明
県議会の1階には特設の傍聴受付が設けられるなど大きな注目の中、開会の日を迎えた12月県議会。焦点となるのは柏崎刈羽原発の再稼働をめぐる花角知事の判断についてだ。
所信表明で花角知事は「柏崎刈羽原発の再稼働については、県民の中で賛否は分かれているものと思われるが、県民に対して原子力発電に関する正確な情報の提供と防災対策の周知を継続して行うことで再稼働に対する理解は広がっていくものと判断した」と再稼働を容認する判断を説明。
その上で、「知事の職務を続けることについて県議会の信任が得られたならば、立地地域、さらには県全体の経済社会の活性化とともに、県民の安全・安心の向上に最大限努力してまいります」と判断について議会で信任・不信任を仰ぐ考えを改めて表明した。
■傍聴席から批判の声も…知事への“賛否”分かれる
これまで「県民に信を問う」と繰り返してきた花角知事に対して傍聴席からは「公約違反だよ。公約違反」「県民は不安に思っているぞ」と批判の声も上がる中、知事は原発の安全対策に関する広報費などを盛り込んだ補正予算案を提出。
これは再稼働した場合に受けられる国の交付金を活用するもので、事実上知事の再稼働判断の是非を問う内容だ。
傍聴に訪れた人は「議会で諮って予算をつけて決めてしまおうという態度は違うのでは」「知事が決めたことに従っていくというのも私たちの務めでは」と賛否が分かれる。
■最大会派・自民 いまだ具体的な方法明らかにせず
こうした中、ボールを渡された県議会。
最大会派の自民党は知事を信任する方針を決め、予算案に信任の付帯決議を提出する案も浮上しているが、いまだ具体的な方法は明らかにしていない。
自民党県連の岩村良一幹事長は「他会派の動向もあるので、しばらくは委員会等の質疑を見ていく中で決まっていくものと思っている」と話した。
■野党系会派 反発も不信任決議案の提出には至らず
一方の野党系・非自民系会派の未来にいがた・大渕健代表は「信任・不信任を制度上できるのは県議会だという趣旨の話を知事はしているが、知事の職を信任しているのは選挙なんですよね、直接」と選挙や県民投票で信を問うべきだとして知事の姿勢に反発するが、結果の見えている不信任決議案の提出に踏み出すには至っていない。
また、再稼働に反対の姿勢を示しているリベラル新潟の小泉勝幹事長は「単独で不信任決議案を出して、反対が大多数でつぶされるというのも形がよろしくないなと思うので、本当に難しいというか悩ましい」と話す。
信任・不信任をめぐり会期終盤まで駆け引きが続きそうだ。
記事の転載はここまで。
「・・・と思われる」というのは逃げ道を作っていることをはからずも露呈している。
原発再稼働の賛否の比率は分からない・・・としたいのだろう。
これまで時間をかけて県民の意見の収集を行ってきたのだろうが、再稼働反対の声の方が多過ぎて、「再稼働の容認」ありきでここまで来た知事の意向に沿わない結果だったと推察される。
もし再稼働に賛成の声が多ければ、姑息な策を弄せずとも、「そのこと」を縷々説明し、「そのこと」を錦の御旗にして再稼働の容認を表明するはずだ。
それが出来ない花角知事。
「・・・県民に対して原子力発電に関する正確な情報の提供と防災対策の周知を継続して行うことで再稼働に対する理解は広がっていくものと判断した」
現在は理解が広がっていないと、思わず本音が・・・。
根拠もなく「理解は広がっていくもの」と身勝手な判断でしか、再稼働の容認を正当化することが出来ない。
言葉数が多いのは、「嘘」と「欺瞞」を取り繕う際の人間の常。
この状況においては、問うべきは県民の「知事に対する信」ではない。
あくまでも「原発再稼働に対する県民の賛否」を問わねばならない。
それが県知事の責任であり、責任の果たし方だ。
しかも、再稼働容認を公約に掲げて知事選をするならまだしも、申し訳程度に「広報費」を盛り込んだ「補正予算」が承認されたことをもってして、県民の信を得たと嘯こうとする厚顔さ。
補正予算には他にも県民の福利に直接かかわる「予算」が盛り込まれるはずだということを考えれば、花角知事の言動は、補正予算を人質にとった県民に対する「脅し」、「強要」の類だ。
最早、姑息というよりは愚劣だ。
再稼働を容認する、しないの判断をする前に、「県民の信を問う」という公約はどこに捨て去ってしまったのか。
こと原発再稼働に関しては、県民は花角知事に白紙委任はしていない。
素直に、県民投票を実施し、
「原発の再稼働の賛否」を直接県民に問えばいいだけの話だ。
目を覚ませ、新潟県民。
怒れ、新潟県民。
今の日本、電力不足で節電しているところはない。
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