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https://www.asahi.com/articles/ASTDT21Y6TDTUTFK007M.html?iref=pc_politics_top
皇位継承は、「象徴天皇さん」の「お子さん」でいいではないか。
(象徴天皇制といえども日本国憲法の理念に矛盾するが、今日は、そのことは脇に置いておこう)
国会では、ごく一部の長老然とした議員が、あまりにも安易で稚拙な議論をしている。
何をやっているのかと、呆れるばかりだ。
今俎上に上っている案は、なんの思想もない、破れた靴下に接ぎを当てるがごときの弥縫策でしかない。
その案も、憲法に違反し、特権階級を増やすだけのものとなっている。
憲法に違反し、そんなことをしてまで維持すべき「皇族という貴族制度」だろうか。
はっきり言えることは、「皇族という貴族制度」は憲法の要請するところに非ず、ということだ。
この機会をとらえて、憲法と矛盾しない「象徴天皇制」を構築することを目指し、さしあたって「皇室典範」から憲法違反を排除すべきだと思うのだが・・・。
今やろうとしていることは「憲法違反の是認そして推奨」であり、さらに、また一つ憲法違反を犯すことになる。
そのことは、国の最高法規であり、日本という国の有りようの依りどころでもある憲法を根底から棄損する。
そんなことは、あってはならない。
許すまじ、国会議員の憲法軽視。
以下に記事の全文を転載する。
安定的な皇位継承に関する与野党協議をめぐり、立憲民主党の野田佳彦代表は25日、女性皇族の配偶者や子に皇族の身分を与えることに否定的な自民党について「あまりにもかたくなな姿勢が強すぎる」と苦言を呈した。訪問先の青森県むつ市で記者団に語った。
立憲は、女性皇族の配偶者となる民間人の男性や子に皇族の身分を与えることに前向き。自民と立憲の溝は埋まらず、今秋の臨時国会では与野党協議が一度も開かれなかった。
野田氏は「熟議を通して、お互いにどうやって折り合うかが大事だ」と強調。「女性皇族の人生設計に関わる話なので、早く結論を出さなければいけない」とし、来年の通常国会で合意を目指す考えを示した。
記事の転載はここまで。
そもそも、憲法に「皇族の規定」はない。
規定されているのは、「象徴天皇」という皇位、と「皇位は世襲」ということのみだ。
「皇位の世襲」とは、皇位を「子孫が代々承継」することだ。
言うまでもなく、子孫に男女の区別はない。
当然、「皇族という貴族」でなければならないということもない。
であるとすれば、皇族という貴族階級の必要性は無いことになる。
そして、憲法の規定のどこを探しても、象徴天皇制においての「皇族」の必然性も必要性も読み取ることはできない。
つまり象徴天皇制という「新しい憲法上の制度」においては、「皇族」の存在は「必然ではない」ということになる。
分かり易く言えば、「象徴天皇さん」の「お子さん」でいいということだ。
むしろ、「皇族という貴族制度」は憲法に違反しており、そのような制度を設けてはいけないというのが日本国憲法の三大原則のひとつなのだ。
そもそも象徴天皇制という制度は、戦後の新しい日本国憲法の制定に伴って生まれた「新しい制度」であるという認識に立たなければならない。
即ち、「新しい国」の、「新しい憲法」の下の、「新しい制度」なのだ。
旧体制と決別すべき新憲法に、旧体制の制度を取り込み、そのことで新憲法の理念と相反する矛盾を抱えてはならない。
邪まな考えで万世一系だとか、男系男子でなければ天皇になれないとか、天皇にしてやらないとか。
そんなことを一体誰が考えたのか。
憲法はそのことを禁じていることを忘れるべきではない。
憲法に従えば、一法令に過ぎない「皇室典範」には憲法違反が随所に見られる。
そのことを既成事実とし、明らかな憲法違反を見過ごしていいものだろうか。
見過ごすこと自体が憲法の「平等の原則」に反することになる。
護るべきは憲法か、はたまた皇族か。
答えは明らかだ。
憲法の規定を遵守するならば、
「象徴天皇さん」の「お子さん」でいいではないか。
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