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※2025年12月26日 日刊ゲンダイ5面 紙面クリック拡大
【特別編】恒例「2025年のバカ」第1位は「総理をやりィ」の高市早苗 適菜収「それでもバカとは戦え」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/382241
2025/12/26 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し

さや参院議員(C)日刊ゲンダイ
皆さま、お久しぶりです。今回は特別編として年末恒例企画「今年のバカ」をお届けします。
◇ ◇ ◇
【第10位】さや
参政党から参院選に立候補した謎の女「さや」。選挙戦では「私をみなさんのお母さんにしてください」と絶叫した。怖すぎる。一方、「真のお母様」こと旧統一教会の韓鶴子は政治資金法違反、請託禁止法違反などの容疑で逮捕・起訴された。
【第9位】西田昌司
沖縄戦で犠牲になった学徒隊の生徒らを慰霊する「ひめゆりの塔」について、「日本軍が入ってきて、ひめゆりの隊が死ぬことになった。アメリカが入ってきて沖縄が解放された。そういう文脈で(展示の説明を)書いている」とデマを流した。これが問題になると、塔を訪れたのは20年以上前であり「展示の文章は覚えていない」としどろもどろに。その後、「事実関係は私が申し上げた通り」と完全に開き直った。西田の問題は今にはじまったわけではない。森友問題や安保法制問題のときも、一貫してとんちんかんなことを言ってはぐらかしてきた。他責思考の典型。裏金問題は「秘書の独自の判断」。あだ名は銀狼だが、安倍晋三というウンコにタカってきた銀蝿。
【第8位】藤田文武
共同代表を務める日本維新の会の政党支部が、藤田の公設秘書が代表の会社に2000万円以上の支出を行っていた件。しんぶん赤旗日曜版がこれを暴くと、藤田は取材記者の名刺をSNSに投稿。要するに、報道への圧力、陰湿な嫌がらせ。これが維新スピリッツ。
【第7位】北村晴男
石破茂に対し、「醜く奇妙な生き物」「間違いなく工作員」とSNSに投稿。「北村は鏡を持っていない説」が浮上した。
なぜこれまで逮捕されなかったのか

「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志被告(C)日刊ゲンダイ
【第6位】百田尚樹
「大阪は10人中9人ブス」(7月12日)、「女性の方はね、セクハラされても目つぶっとけばええけど、男はそういうわけにはいきませんからね」(9月30日)。昨年も「(女性は)30(歳)超えたら、子宮を摘出する、とか」と発言して問題になった。一番悪質なのはこんな外道を国会に送り込んだ愚民。
【第5位】吉村洋文
5月9日、ネット記事を引用し「もうそろそろ万博のデマやめません?」とSNSに投稿。経費、工期、安全性……。「万博のデマ」を大量に流してきたのはどこのどいつなのか? 万博で展示された「人間洗濯機」で汚い心を洗濯してもらったほうがいい。
【第4位】麻生太郎
自民党を正常化する可能性があった石破茂をおろし、ネトウヨ脳の高市早苗を総理に据えた究極の無能。
【第3位】立花孝志
「なぜ逮捕されたか」ではなく「なぜこれまで逮捕されなかったのか」に注目が集まった稀有な例。ちなみに立花はテロを起こすと公言している人物である。
飲みィのやりィの総理をやりィの高市早苗

高市首相(C)日刊ゲンダイ
【第2位】神谷宗幣
陰謀論者が参政党に集結。終末期医療が「国全体の医療費を押し上げている」など数えきれないほど多くのデマを垂れ流してきた。5月に公表した新日本憲法(構想案)は、憲法ですらなかった。2012年の自民党憲法改正草案は便所の落書きレベルだったが、これはそれ未満。カルトの妄言。世も末。
【第1位】高市早苗
要するに安倍の女版。その場をやり過ごすために嘘をつき、整合性がとれなくなり、嘘に嘘を重ねるのもそっくり。都合が悪くなると逆ギレするか、他人のせいにする。「飲みィのやりィの総理をやりィの」くらいの感覚で暴走を続けた結果、日本は下品のどん底に落ちた。政治家失格というより人間失格。

適菜収 作家
近著に「安倍晋三の正体」「ニッポンを蝕む全体主義」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も発行。本紙連載を書籍化した「それでもバカとは戦え」も好評発売中。6月28日には第2弾「続 それでもバカとは戦え」が発売予定。
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