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米軍海上封鎖で再び暗雲広がる
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2026年4月19日 植草一秀の『知られざる真実』
イランのアラグチ外相が4月17日にイスラエルとレバノンの10日間の停戦合意を受けて商業船舶に対しホルムズ海峡を開放するとXに投稿し、ホルムズ海峡開放の期待が高まったが、再び先行きが不透明になった。
イランの中央司令部は4月18日に声明を発表し、アメリカが封鎖という名目で海賊行為を続けていると批判した上で、ホルムズ海峡を以前の状態に戻し厳格な管理統制下に置いたと主張した。
この主張を裏付けるかのように、イギリスの海事当局は4月18日にオマーン沖でタンカーが革命防衛隊の艦艇2隻から銃撃を受けたと報告があったと明らかにした。
米国とイランが大筋で合意に達したかのように思われたが交渉は一筋縄では進展していない。
ペルシャ湾に取り残されている多数のタンカー等の商船に大きな動きが生じたが、商船はUターンして元の位置に回帰してしまった。
週末の金融市場で原油価格が急落して株価が急騰したが、週明けは再び波乱含みの展開になる可能性が高まった。
トランプ大統領は2018年5月にイラン核合意(JCPOA)からの離脱を表明し、イランへの経済制裁を再開した。
トランプ大統領はオバマ政権下で締結された合意が不十分であると批判。
イランの核開発活動を「最大級の圧力」で停止させるとした。
このことがベースにある。
トランプ大統領としてはオバマ大統領の「核合意」よりも高い水準でイランとの合意を締結することが必要不可欠。
このためにイランに対して強い要求を示している。
トランプは周囲の者からの偏った進言を受け入れて2月28日の軍事侵攻に突き進んだ。
AIを駆使した軍事作戦を構築するシステムが構築されトランプ大統領に提案があった。
トランプ大統領は提案を信じ込んで軍事攻撃に踏み込んだが、結果は目論見と外れるものになった。
米国の軍事侵攻を米国民でさえ高く評価していない。
イランの抵抗は頑強で米国の思い通りの結果にはつながらない。
中間選挙を控えてトランプ大統領はTACO=Trump Always Chickens Out.に逃げ込むしかなくなった。
しかし、撤退には大義名分が必要。
トランプ大統領は「大勝利」を喧伝しなければならない。
そこで、イランに対して厳しい条件をつける。
これにイランの強硬派が反発している。
交渉に当たっているのはイラン政権幹部だが最終的な意思決定権を革命防衛隊が握っている。
革命防衛隊は安易な妥協を許さない。
ホルムズ海峡開放はあくまでもイランの管理下において実施される必要があることを強調している。
他方、米国はオバマ大統領の核合意との兼ね合いでイラン核問題について妥協できない。
イラン核濃縮を禁ずる期間の設定が最低限重要なポイントになる。
オバマ核合意では禁止期間が15年だった。
トランプ大統領としてはこれよりも短い期間での合意はできないとする立場。
また、イランは60%濃縮ウランをすでに440キログラム保有している。
これを米国が除去するのかどうかもポイントになる。
他方、イランの側は核問題について根本的な不満を有している。
米国がイスラエルの核保有を放置していること。
これが中東情勢の根本問題である。
両者が歩み寄らなければ合意は成立しない。
トランプ大統領の勝利を宣言しないではいられない性格が交渉を困難にしているとの評価も成り立つ。
しかし、イランとの停戦を実現しなければならない立場に追い込まれているのはトランプ大統領の側だ。
この現実を見据えてトランプが譲歩しなければ交渉がまとまらないリスクがある。
「ゲーム論」の考察が必要だが、まずはトランプ大統領が不毛な戦争を終結する大きな判断を下す必要がある。
ボールはトランプの手のなかにあると言ってよい。
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