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イランの攻撃でヨルダンにいた米軍のF-35戦闘機12機が破壊された模様
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202606120000/
2026.06.12 櫻井ジャーナル
ドナルド・ドランプ米大統領はオマーン沖で哨戒飛行だったアメリカ軍のAH-64アパッチ攻撃ヘリコプターをイラン軍が6月9日に撃墜したと主張してイランを攻撃、シリクにある2つの貯水槽などを破壊したようだが、先日も書いたように、イランがヘリコプターを撃墜したという主張には疑問がある。
イラン側の説明によると、今回の攻撃でアメリカ軍は2機のP-8哨戒機を離陸させている。1機はインド洋中央部のディエゴガルシア空軍基地から、もう1機は西ヨーロッパのアメリカ軍基地から飛び立ったようだが、イラン軍はその飛行経路と位置を追跡していた。両機はバーレーンのシェイク・イサ空軍基地とクウェートのアリ・アル・サレム空軍基地にいたようだ。
イランの革命防衛隊(IRGC)は6月10日、バーレーンにあるアメリカ海軍第5艦隊の基地やヨルダンにあるアル・アズラク空軍基地などに対する報復攻撃を実施して管制センターを破壊。同空軍基地に配備されていたF-35戦闘機12機を収容していた格納庫を破壊したことをロシア軍のウラジミル・ポポフ少将が確認している。
アメリカとイスラエルは2月28日にイランを奇襲攻撃、イランの最高指導者だったアヤトラ・アリ・ハメネイ師のほか、アブドルラヒム・ムサビ参謀総長、アジズ・ナシルザデ国防相、イラン革命防衛隊(IRGC)のモハメド・パクプール司令官、そして最高安全保障委員会(SNSC)事務局長でハメネイ師の顧問を務めていたアリ・シャムハニを含むイランの要人を殺害した。その「斬首攻撃」でイランは屈服するとトランプ大統領は信じていたのだろうが、その思惑は外れた。
しかも戦闘でアメリカとイスラエルはミサイルやドローンが枯渇、事実上、イランに敗北した。その事実をトランプ大統領は隠そうとしているのか、本当に認識できていないのか不明だが、ともかく勝利のイメージを広めようとしている。日本のように「エリート」がアングロ・サクソンに従属することで権力と富を握っている国では、アメリカが負けるということは、彼らが権力と富を失うことを意味する。アメリカは無敵の絶対的な存在でなければならないのだが、そのイメージを維持することが難しくなっている。日本を含む西側諸国で言論統制が強化されているのは必然だ。
ウクライナにしろ、西アジアにしろ、東アジアにしろ、戦乱の根源にはアングロ・サクソンが存在している。ロシアや中国に対する侵略戦争をイギリスが始めたのは19世紀。「グレート・ゲーム」や「アヘン戦争」だが、その流れを作り出したのはパーマストン子爵(ヘンリー・ジョン・テンプル)。彼は1855年2月から58年2月、59年6月から65年10月、総理大臣を2度経験している。このパーマストンはウクライナ人について「われわれが反ロシア蜂起のストーブに投げ込む薪だ」と語り、ビクトリア女王にアヘン戦争を指示したことでも知られている。このロシアと中国を海軍力で囲い、締め上げて征服するという長期戦略をイギリスやアメリカの私的権力はおそらく今でも維持している。「昔の話」ではない。
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