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石油権益から見たイラン攻撃 中国包囲網完成? / 石油も大変だがLNGの方が本当は大変 中国も韓国もインドもすっごく大変
https://www.youtube.com/watch?v=evufk0CcdBU
[要約]
中東情勢の激変とエネルギー地政学の再編:イランの孤立と「ドルの覇権」回帰
現在のイランを巡る情勢は、これまでの国際秩序を根底から覆す極めて深刻な局面に達しています。イランが周辺のアラブ諸国、さらにはトルコといった大国までも攻撃対象としたことで、同国は中東地域で完全に孤立する結果となりました。この混乱は単なる軍事衝突に留まらず、世界のエネルギー供給網(サプライチェーン)および通貨覇権の行方に決定的な変化をもたらしています。
1. イランの全方位攻撃と制御不能な指揮系統
イランは、イスラエルとの対立のみならず、エネルギー生産施設を中心にアラブ諸国へのミサイル攻撃を開始しました 。特筆すべきは、ハマス問題において中立的、あるいは融和的であったカタールまでもが攻撃対象となった点です 。カタールは湾岸諸国の中でも唯一イランに理解を示し、ハマスとの仲介役を担っていた重要なパイプ役でしたが、イランはこの「絶対に敵に回してはいけない相手」を攻撃しました 。
背景には、イラン国内の指揮系統の崩壊が指摘されています 。正規軍、イスラム革命防衛隊、ゴッズ部隊といった複数の軍事・民兵組織が混在し、特に近海警備を担う革命防衛隊は政府の完全な監督下にない「複雑な構造」を抱えています 。この指示系統の乱れが、周辺国すべてを敵に回すという「やけっぱち」とも取れる暴走を招いたと考えられます 。
2. 世界を揺るがすエネルギー危機の深刻化
イランによる攻撃の影響は、世界のエネルギー市場を直撃しています。
カタールのガス施設破壊: 世界シェアの約20%を誇るカタールの巨大ガス施設が破壊されました 。これを受け、カタール側は「不可抗力」として全契約の無効化(フォース・マジュール)を発表しており、カタールと契約していた全諸国が供給源を失う事態に陥っています 。
備蓄の脆弱性: 液化天然ガス(LNG)は揮発性が高く長期保存が困難なため、各国の備蓄量は極めて限定的です 。例えば韓国の中東依存分はわずか9日間の備蓄しかなく、生活への甚大な影響が懸念されます 。
物流の遮断と保険の問題: ホルムズ海峡の緊張により、ロイズなど国際的な保険組合が引き受けを拒否する事態となっています 。現在、海峡を通過できるのは、無保険でも運行を続けるインドや中国の「シャドフリート(影の船団)」に限られており、先進諸国のタンカーは事実上の通行不能状態にあります 。
3. 欧州・アジア諸国への波及
この危機は世界各地に連鎖しています。欧州ではガス価格が50%以上急騰し、インドでも深刻な備蓄不足が表面化しています 。インドはこれまで、ロシアから影の船団を通じて安価な原油を輸入し、それを精製して欧州へ輸出することで利益を得ていましたが、このサイクルも崩壊しつつあります 。また、歴史的に中東に強い利権を持っていたイギリス(UK)が、国力の低下や現政権の指導力不足により、今回の危機において全く存在感を示せていないことも「時代の大きな変化」として特筆されます 。
4. 中国の「目論見」の崩壊とアメリカへの主導権回帰
最も大きな地政学的変化は、中国が進めていた「脱ドル化」と「資源支配」の戦略が瓦解したことです。
中国はこれまで、ベネズエラやイランへの投資を通じて、世界の石油埋蔵量の約30%を事実上の管理下に置いていました 。さらにサウジアラビアやUAEをBRICS側に引き込み、人民元決済システムによる「BRICS通貨」を普及させることで、ドルの覇権を揺るがそうとしていました 。
しかし、イランの暴走によってアラブ諸国は「中国(イランの後ろ盾)に頼っていては国が守れない」と判断し、再びアメリカへの依存を強めています 。ベネズエラもアメリカ側に傾き、中国による資源支配の目論見は完全に潰えました 。結果として、世界中の石油支配権の約70%が再びアメリカ側の手に戻るという、劇的な「オセロの逆転劇」が起きているのです 。
5. 総括:伝えられない「構造的変化」
今回の事態は、単なる紛争ではなく、エネルギー権益、通貨覇権、さらにはAIの主導権争いなどが複雑に絡み合った歴史的転換点です 。しかし、既存の「オールドメディア」ではこうした構造的な変化や、トランプ氏による(西側諸国にとっての)戦略的功績といった側面が十分に報じられていないとの指摘もあります 。
イランの内部崩壊から始まったこの連鎖反応は、結果として世界を再び「アメリカ1強」のエネルギー・通貨体制へと引き戻しつつあります。(Gemini)
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